英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカファースト予算

晴れ。早いもので2月ももう終わり。ここ数日はそこはかとなく春を感じさせる。 トランプ氏が今度は軍事費を200億ドル増額すると提案した。軍事費以外の支出を削り、この財源を賄う。軍事費の増額は「歴史的な増額だ」と述べた。 予算面におけるトランプ…

貯蓄を愛する人々

曇。 世界でもっともラディカルな経験である日本の金融政策は機能していない、と指摘している。物価の下落に慣れた世代にとって、マイナス金利のインパクトはだんだん減少しており、賃金や物価の上昇を促す、そのほかの刺激策もうまく機能していない。人々は…

民主党新代表

晴れ。 米国の新しい民主党リーダーに、前労働長官のトム・ペレス氏が就任した。党内主流派の支持を受けて、対抗馬のキース・エリソンを退けた。 草の根の候補が登場している時期であったが、党内主流派が全国委員会の議長に就任した。 ペレス氏の勝利はドラ…

ニューヨーク・タイムズ対FBI

晴れ。穏やかな朝である。 ホワイトハウスとメディアの緊張関係が続いている。いくつかのメディアはブリーフから締め出されている。ニューヨーク・タイムズやCNNなど、トランプ氏に批判的なメディアも含まれている。こうした動きに合わせ、APとタイムズの記…

Fedのバランスシート縮小策

Fedのバランスシート縮小策はまだ準備が整っていない。当面、今の規模を維持する考えを示している。 地方連銀幹部たちは、今年中にバランスシートの縮小が始まると示唆しているが、Fedの幹部たちは、有価証券等から成る大規模なポートフォリオを縮小すること…

3%成長を目指す

曇。今日も風が強い。 トランプ政権のキーマン、ストラテジストとされるバノン氏。毎日が戦いだ、と述べている。戦いの相手はメディア。保守系のコンファレンスに登壇し、メディア批判を繰り広げた。移民制限を強化し、連邦政府の規制緩和を推し進めることを…

反ユダヤ主義批判

晴れ。 米ダウ指数はジリジリ上昇。S&P500は11セクターすべてが火曜日に上昇した。不動産や公益、消費財関係が高値をつけた。投資家は潜在的な減税や財政刺激策について賭けている。 https://www.wsj.com/articles/global-markets-japan-stocks-rise-as-yen-…

共和党減税プラン

トランプ政権で論争を呼んでいる税制改革案のゆくえはますます不確実なものになった。 共和党議員の多くが最優先リストに載せていた大規模減税に、不確実な雲が垂れこめている。 ライアン下院議長らによってつくられた共和党の減税プランがある。しかし、こ…

Fedの空席は誰に

晴れ。昨日の風は強烈だった。 トランプ氏は委員の空席を埋めることによって、Fed自身を再構成することができるだろう、という。候補者は学界からではなく、銀行界から呼ばれる可能性が高い。 7人のメンバーのうち、3人が現在空席となり、空席はさらに増え…

友人の告発

薄曇り。 毎日のように出てくるトランプ大統領絡みの話題。今度は友人であり、以前ビジネスパートナーだった人物の告白である。メキシコ国境の壁はモラルに反すると批判している。 この人物は不動産デベロッパーの大金持ちで、大統領の移民政策や対メキシコ…

スコットランド独立

久しぶりに欧州の話題。ブレグジットを決めた英国が、今度はスコットランド独立という選択に直面しつつある。エコノミストより。 英国のEU離脱投票から半年ほど経過し、英国において今度は別の国民投票の話題が浮上している。コントロール権を回復するチャン…

雀の涙の予算削減

晴れ。風が強い。 以下の2つの記事は、トランプ政権の特徴を象徴的に示している例である。 トランプ政権が予算に大鉈を振るい始めた。人気のある国内政策のいくつかが予算削減の憂き目に遭っている。NYTより。 ホワイトハウスの予算事務局は、トランプ氏が…

聖イエレン

セイント・イエレンという記事。イエレン議長は史上最良の議長であるのか。 冗談のようなタイトルだが、議長の評価は難しい。物事は連続的に起きないからだ。イエレン議長はバーナンキ前議長がはじめた量的緩和をしばらく続け、そして止めた。 インフレ率は…

バラ色の成長予測

トランプチームが経済成長の見通しを作成した。これはCBOや民間エコノミストたちの予測よりバラ色の予測になっている。独立機関と政府との間に見方の差は多かれ少なかれ存在するものだが、これほど大きい例はあまり存在しないと皮肉っている。 政権の経済見…

トランプ税制プランB

今日は曇り空。一転して気温も下がっている。 WSJより。金正男の謎、というタイトルの記事。 約15秒間でそれは終わった。2人の女が北朝鮮の独裁者の腹違いの兄弟である金正男に近づき、クアラルンプール国際空港で一人の女が濡れた布を彼の顔に当てた。空港…

トランプの弁明

晴れ。今日は暖かくなるようだ。 ロシアとの関係について、トランプ氏が弁明している。 https://www.wsj.com/articles/donald-trump-defends-himself-lashes-out-at-opponents-media-1487271253

米経済の回復

米国経済は回復の機運が高まっている。 個人消費は力強く、工場生産も伸びている。インフレ率も上昇しており、Fedの利上げが再び始まりそうだ。 https://www.wsj.com/articles/latest-data-signal-solid-momentum-for-u-s-economy-1487185467

金正男殺害事件

快晴。あっという間の木曜日。 金正男氏の暗殺事件について。金正恩氏が殺害を指示したと韓国諜報部の幹部が述べた。2011年に権力を握って以降、少なくとも一度殺害を試みたことがあったという。 水曜日に秘密会の議員との会合が開かれた中で明らかにされた…

フリン辞任

晴れ。快晴の日々が続く。 マイケル・フリン氏が辞任した。ロシアとの親密ぶりが問題になったフリン氏の後任人事をどうするか。トランプ氏率いるホワイトハウスは早速岐路に立たされた。ロシアとの関係について疑問にさらされ続けるとともに、より温和な路線…

フィッシャー講演

Duy教授。フィッシャー副議長の講演から。非常に良いスピーチであるとしている。現在の金融政策決定プロセスに光を当てたものである。 Duy教授はとくに3つの点が素晴らしいとしている。 一つは、SEPにおける金利見通しは、委員会の見通しを代表したものでは…

利益相反政権

晴れ。富士山がきれいに見える。 WSJトップニュースはアップル関連の話題。10周年を迎える次世代iPhoneに対する期待から、株価が高値を更新した。今年後半に投入されると予想されている。 アップルの株価は133ドル。時価総額は7000億ドルで、No.2のGoogl…

ロシアコネクション

晴れ。 米国の民主党は国家安全保障アドバイザーのマイケル・フリン氏のロシア人との会話について、調査を求めている。 トランプ氏が大統領に就任する前に、米国の制裁についてロシア大使と私的な会話を交わしているが、その内容について独立に調査すべきだ…

Fedのバランスシート

Fedのバランスシート縮小策についての議論が始まった。 https://www.bloomberg.com/view/articles/2017-01-30/alarm-over-the-fed-s-4-45-trillion-balance-sheet-is-silly

タルーロ辞任

Fedで現在5人いる理事のうち、タルーロ理事が4月で辞任すると述べた。エコノミストより。 2009年に就任して以降、タルーロ理事は、金融規制の修復を担当してきた。2010年にドットフランク法律ができて以降、Fedは非常に大きな金融規制権限を所持していた。…

経済政策の司令塔は誰だ

イヴァンカ・トランプの夫、ジャレド・クシュナー氏に対する話題。NYTより。 クシュナー氏は10代のとき、ネタニヤフ元首相を自宅に泊め、自分の部屋で寝てもらったことがある。そのクシュナー氏は現在、トランプ政権の中で、対中東政策を握る立場に立ってい…

メキシコ人の戦い

今日も快晴。 メキシコ人たちのグループが米国の裁判所に押し寄せ、トランプ氏と戦うことを誓った。グループは同胞人を募り、引渡し条約について裁判所で戦うことを募っている。 米国在住のメキシコ人の中で影響力のある人物たちが、不法移民を送り返す事例…

ゴルフ外交

晴れ。快晴である。 安倍首相とトランプ大統領の会談が行われた。WSJは、トランプ氏との絆を強めるための「ゴルフ場外交」と呼んでいる。 トランプ氏は日本との貿易の現状を批判し、第二次大戦後の安全保障の傘を引き揚げることを示唆している。予想ができな…

トランプとプーチン

エコノミストより。 トランプ氏はプーチン大統領と大掛かりな取引をしようと考えている。それは非常に恐ろしいアイデアであると警告している。 ジョージ・ブッシュ大統領はプーチン氏の目を覗き込み、彼の考えていることがわかると考えた。しかし、それは間…

控訴裁判所の反撃

今日は晴れ。寒いことには変わりはない。 入国禁止令について、裁判所は一時的な停止状態が続くと述べた。 連邦控訴裁判所は木曜日、前回一致でトランプ大統領の移民と難民に関する大統領令を違法だと判断した。旅行禁止令は裁判所が良いと認めるまで効力を…

トランプバブル

クルーグマン教授。トランプバブルについて。 https://krugman.blogs.nytimes.com/2017/02/07/is-there-a-trump-bubble/?smid=tw-share 純輸出の低迷が依然としてGDPの伸びを妨げている。アトランタ連銀のマクロブログより。 http://macroblog.typepad.com/m…