英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

シリアから手を引け

今日も晴れ。連日好天が続く。 トランプ政権はシリア復興のための資金提供ファンドを凍結することを決めた。シリアから手を引くメッセージである。 総額2億㌦以上の資金を凍結する。ホワイトハウスが国務省に対し、支出止めるよう命令した。木曜日にトランプ…

サウジ王子の圧力

晴れ。 サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン王子がイランへの圧力を高めるよう求めている。核開発協議に反対し、代替策として軍事紛争を挙げている。物騒な話である。 サウジの王子が国際社会に対し、イランを経済的にも政治的にもこらしめてやれ、…

フィリップスカーブ批判

フィリップスカーブ批判。筆者の批判に対する反論の一つは、筆者は金融政策が景気循環に応じた役割を果たしていることを無視している、というものだ。 https://everydayecon.wordpress.com/2018/03/28/the-phillips-curve-and-identification-problems/ アト…

AIに監視される職場

職場の未来と題して。AIに監視される職場になるのだろうか。AIによってより公平なものになるが、重苦しい職場になると予測している。 エコノミストより。 AIによって顧客の需要を予測することができ、労働者をAIを使って雇うようになる。マッキンゼーの推測…

金・習会談

北朝鮮の金正恩氏が中国を訪問し、習主席と会談した。極秘会談について、中国新華社が報道した。そして、米国と韓国の首脳とキム主席が会談し、核開発プログラムを放棄することを検討していると伝えられた。 https://www.ft.com/content/d1aba9ce-321b-11e8-…

NY連銀総裁に異議

晴れ。 ニューヨーク連銀の次期総裁候補に挙がっている、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁について、起用に反対の声が上がっている。首脳陣の出自を分散させようという意見があり、ウィリアムズ起用説に批判の声が上がった格好だ。ウィリアムズ氏は白…

カンタスの超長距離路線

このコラムは面白い。エコノミストのデイリーチャート。カンタス航空がオーストラリアと欧州を結ぶ、最初の商業路線を開設する。原油価格が安く、燃費効率の良い飛行機が登場したことで、こうした超長距離路線の運航が可能になっている。 https://www.econom…

テック株下落

今日も晴れ。桜がすっかり咲いた。 テクノロジー系企業の株価が停滞し、相場全体を押し下げた。規制へのリスクが浮上しているからだ。米国債の利回りも低下した。四半期末が近づき、投資家が株式を売って、債券を買い、リスクを減らそうとしているからだ。 …

トランプ景気の落とし穴

トランプ政権による経済刺激策によって、次の景気後退を見誤る危険性がある。 景気後退が起きようとしているときに、エコノミストはそれらを予想することに往々にして失敗する。減税や財政刺激策、低金利によって、経済が永遠に拡張すると人々を思い込ませて…

ロシア人追放

晴れ。すっかり春めいてきた。 米国と同盟国は多数のロシア人をスパイ毒殺容疑に関連して追放処分にした。モスクワと西側諸国との対立は冷戦以降でもっとも高い水準に達している。モスクワ政府は報復を行うと警告を発した。 西側諸国はウクライナへの軍事介…

米中和解への模索

晴れ。 貿易戦争をめぐって、いったんはこぶしを振り上げた米中両国だが、静かに和解への道を模索している。米国が中国市場へアクセスしやすくするような方策を模索すべく議論を始めた。金融サービスから製造業まで幅広い分野が検討されている。 米国は中国…

米国株の下げ

米国株は先週、2年ぶりの悪いパフォーマンスの週となった。経済の拡大が不透明になり、ホワイトハウスに起因する政治的な混乱が拍車をかけている。 金曜日のS&P指数は2・1%下落した。貿易戦争への懸念と金融引き締め、フェイスブックのデータ関連のスキ…

銃規制を

快晴。 銃規制を求める市民の声がうねるように全米中に沸き起こっている。 数十万人もの若者とその支持者らが土曜日、カリフォルニアからコネティカットまで集まった。より厳しい銃規制を求める行動だ。フロリダの高校で17人が殺される事件が2月に起きたのを…

対中関税

曇り。暖かくなってきた。 今度はマクマスター国家安全保障アドバイザーが辞任する。ぼろぼろとホワイトハウスから人が去っていく。後任はジョン・ボルトン国連大使が就任する予定である。 https://www.wsj.com/articles/trump-names-john-bolton-as-new-nat…

早まる利上げペース

曇り。今日も朝はまだ寒い。 大方の事前予想通りにFedは利上げに踏み切った。注目点だった今後の利上げペースについては、より早めるメッセージを送った。 12月の予測と比較すると、経済が期待通りに推移するのであれば、今年は4回の利上げが必要だと考える…

物価をアンカーするもの

セントルイス連銀の副総裁ブログより。 中央銀行は長期のインフレ率を、目標とする水準にアンカーすることができる、というのが標準的な金融政策の理解である。これは、物価の安定というマンデートを政府が中央銀行に課していることからも明らかである。 で…

懇願する欧州

EUの貿易担当幹部がワシントンを訪問し、米国が検討している関税の除外対象とするよう陳情する。しかし、トランプ氏を説得するという厄介な交渉となりそうだ。 2日間にわたる会合で、EUの貿易担当者、マルストロム氏はカウンターパートであるウィルバー・ロ…

トランプ・新スキャンダル

雨。 今度はトランプ氏の下半身スキャンダルが浮上した。7年間にわたって、トランプ氏とポルノ女優との間に争いが生じている。現職の大統領と元ポルノ女優との間の、前例のない争いである。 膠着状態は急速に加速しており、ステファニー・クリフォード氏は、…

FOMC始まる

FOMCが始まった。将来の利上げの見通しについて、Fedがどのように考えるのかが注目点である。財政刺激策や堅調な経済成長、そして非常に低い失業率が、現在のFedのやり方に疑問符を突き付けている。 今週のFOMCの焦点は、今後数年かけて、これ以上積極的に利…

プーチンと北朝鮮の相似形

雨。風も強い。 ダウ指数は下落した。フェイスブック株など、テクノロジー株に売りが出た。 フェイスブックの株価は4年ぶりの下げ幅だった。少数のテクノロジー企業に投資している投資家たちに衝撃を与えている。9年間続いている米国の株式市場の強気相場に…

金融政策の新分類

金融政策の枠組みを新しく分類しなおしたもの。 https://voxeu.org/article/new-classification-monetary-policy-frameworks ドルの停滞、と題するアイケングリーン教授の論考。 経済コメンテーターは将来、相場がどうなるか、というよりも、過去の為替相場…

プーチン大勝

晴れ。穏やかな朝。 新築住宅が足りない。それが次の住宅危機を招くという。 https://www.wsj.com/articles/american-housing-shortage-slams-the-door-on-buyers-1521395460 皮肉なことに、対ロシア制裁がプーチン氏の圧倒的な勝利を呼び込んだ。プーチン氏…

ロシアの報復

晴れ。 ロシアと英国との報復合戦になっている。今度はロシアが英国の外交官23人を国外追放した。 https://www.wsj.com/articles/russia-to-expel-23-u-k-diplomats-in-retaliation-1521278620

ティラーソン後の米外交

ティラーソン国務長官の退任は「Rexit」と呼ばれているらしい。ティラーソン時代の米外交は貧相なものだったが、氏が去った後の外交はもっとひどいことになる、とこき下ろしている。エコノミスト誌の最新号より。 ホワイトハウスがテレビ放送の基準にのっと…

プーチンの後継者たち

ロシアと西側諸国の対立が深まっている。西側諸国は結束してプーチンに対抗しようとしている。米国は新たな制裁措置を打ち出した。そして、フランスとドイツは英国の非難に賛同した。ロシアのスパイに対し、英国領内で毒をもって殺害した疑いがもたれている…

ロシア疑惑

久しぶりの雨。 ロシア疑惑について、進展があった。モラー特別捜査官はトランプ財団に召喚状を発した。財団はすでに自発的にモラー氏らに証拠書類を提出していた。トランプ側近らがロシアの妨害工作について、結託していたかどうかを捜査している。 トラン…

ロシアのスパイ

英国に対し、スパイ行為を働いたとして米国はロシアを追及している。英国政府は23人のロシア外交官を追放した。 https://www.ft.com/content/74d20e9e-2778-11e8-b27e-cc62a39d57a0

新しい経済アドバイザー

晴れ。快晴の日が続く。気温も日中は上昇して暖かい。 かねてから疑惑が取りざたされていた医療系ベンチャー、セラノスのエリザベス・ホームズ氏が詐欺容疑でSECに訴追される。ホームズ氏はシリコンバレーで初めて、億万長者となった女性スタートアップ経営…

落ち着く物価

米国のインフレが上昇基調を弱め、マーケットのボラティリティ懸念を緩和させている。労働市場が引き締まっているのにもかかわらず、経済が過熱しているという兆候はほとんど見られない。 https://www.wsj.com/articles/subdued-inflation-data-ease-market-…

ティラーソン解任

快晴。日本も人のことを言っていられないが、米国の政権の混乱ぶりも相当なもののようだ。 ティラーソン国務長官が解任された。ポンペオCIA長官がその後継となる。北朝鮮と直接対話を計画しようしていた、その矢先のことだ。イランとの核開発協議も残ってい…