英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

コンバーティビリティ・リスク

晴れ。 ドラギ総裁の発言をめぐるコメント。convertibility risk(別名redenomination risk)への言及に焦点を当てている。 http://ftalphaville.ft.com/blog/2012/07/30/1101011/quantifying-convertibility-risk/ 今週はFOMCやドラギ総裁の会見待ち。 …

FOMCプレビュー

熱中症になる人が続出している。 ドイツの銀行が欧州周縁国向け貸し出しを絞っている。今年1月との比較において、5分の1の水準まで絞り込まれている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c41994b4-d7f0-11e1-9980-00144feabdc0.html#axzz223Sw7Phm 開催され…

ドラギ、次の一手

今日も暑い。 今週は重要なイベントをいくつも抱えている。8月3日の金曜日には米国の雇用統計。8月1日の水曜日には、二日間にわたるFOMCが終わる。2日にはECB理事会が開かれ、ドラギ総裁の記者会見が予定されている。 http://www.calculatedrisk…

スペイン最悪のシナリオ

スペインが最悪の事態になることを注意しておくべきだという。IMFのシナリオは、ベースラインシナリオよりダウンサイドシナリオの方が当たることが多い。 http://blogs.wsj.com/economics/2012/07/27/take-heed-of-imfs-worst-case-scenario-for-spain/ …

米国の住宅投資

昨日の米国実質GDPについてのコメント。個人消費支出は1・5%しか増えなかったが、住宅投資は年率9・7%増えた。設備投資も7・2%の増加。詳細は来週公表されるが、設備投資の増価の大半は、エネルギーや電力関連からきている。オフィスや商業施設…

ドラギ口先介入

今日も暑い。ロンドンオリンピックの開会式が行われた。 来週木曜日、8月2日のECB理事会を前に、ドラギ総裁がどのようなアクションをとるのか、注目が高まっている。 ECBのドラギ総裁の危機封じ込めに対する積極的な姿勢を政治家たちが支持している…

米国経済減速(第2四半期GDP)

米国の第2四半期実質GDPが発表された。年率換算の成長率は1・5%。消費が振るわなかったことと、政府支出が減少したことが響いた。 ただ、マーケットの事前予想とほぼ同じで、高い失業率を押し下げるだけの成長が得られないでいる。 http://www.ft.com…

ドラギ発言

今日も暑くなりそうだ。いよいよロンドンオリンピックが始まった。昨日の男子サッカーの試合は良かった。「奇跡ではなく、実力」というコメントも頼もしい。 野村のトップ交代が発表された。トップ交代の後、しばらくはグローバル投資銀行業務を抑制せざるを…

whatever it takes

ECBのドラギ総裁がユーロを守るために、「whatever it takes」やると述べたことで、マーケットは持ち直した。 安全資産は売られ、周縁国の債券金利は下がった。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/dcfda248-d487-11e1-9444-00144feabdc0.html#axzz21dfGxNmw…

ロン・ポール法案

米国下院で、ロン・ポール氏の提案したFed監査法案が可決された。ただ、上院でどのような扱いで審議されるのかはわかっていないようだ。民主党が多数を占める上院で可決される見込みは薄い。 http://blogs.wsj.com/economics/2012/07/25/house-passes-ron…

米国の自治体破産

今日も暑くなりそうだ。 昨日の英国経済不振の続報。トリプルAの格付けを維持するのが難しくなる、との観測。ムーディーズは今年2月にアウトルックをネガティブに変更している。第2四半期のGDP成長率が0・7%のマイナスになったことは、格下げを後押…

英国不振

英国経済は、二番底不況に陥って抜け出せなくなってしまった。オズボーン財務大臣の進める財政再建プログラムに批判的な論者は、財政再建の努力が不況を招いた、と批判している。 GDPが減少したのは、祝日の関係もある。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/…

Fed追加緩和?

Fedの追加緩和の動きは近い、と予測する記事。Fedとしては、現状の経済情勢は受け入れがたい、と認識している。9月の会合まで待たずに、8月1日のFOMCで追加緩和に踏み切るとの観測が強まっている。 そのFOMCのゆくえを占ううえで、今週金曜…

アップル決算

今日一日も暑い一日になりそうだ。 アップルの四半期決算。新製品待ち効果でアイフォーンの販売が芳しくなく、アナリスト予想を下回った。ただ、6月までの3か月間で2600万台を販売し、前年同期比28%の増加。これでも減速とは、いやはやすごい。 htt…

IMFの拒否姿勢

ドイツのシュピーゲル誌が、ギリシャに対する追加救済(3回目の救済)について、IMFもドイツも拒否していると報じている。メルケル首相にとっては、ギリシャ追加救済について、与党内をまとめることは非常に困難だとの判断がある模様だ。 http://www.spi…

ムーディーズ余波

ムーディーズの格付け見直しを受けて、さまざまな波紋が広がっている。 EU委員会のバローゾ委員長は木曜日にアテネを訪問する。サマラス首相と会談し、ギリシャ政府の財政再建努力について話し合う。 ドイツの財務省は声明を発表した。火曜日にはショイブ…

トリプルA国の試練

曇り。暑い朝。 ムーディーズがユーロ圏のコア国と呼ばれるドイツやオランダ、ルクセンブルグの格付け見通しをネガティブ方向に見直した。いずれもトリプルA格付けの国々だ。 主な理由は2つ。一つは、ギリシャのユーロ離脱の可能性が高まっていること。そ…

ブルーチップ決算

米国企業の決算発表が本格化している。ブルーチップ企業、いわゆる優良大企業の業績は、予想売上高の成長が後退している。今年後半から米国経済がリセッションに入るかもしれないリスクを反映している。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/cb69473a-d270-11e1-…

イタリアのギリシャ

快晴。今日は暑くなりそうだ。 「イタリアのギリシャ」と呼ばれるシチリアの財政難がイタリアに波及しそうだ。欧州ではあちこちで火の手があがっている。モンチィ首相はシチリア地方政府長官に書簡を送り、真剣な関心を持っていると伝えた。 イタリアがデフ…

お金が一銭もない

高水準で、かつ増え続ける債務の重しが、成長にとって構造的な障害になっている。それゆえ、債務削減への取り組みが非常に重要である。グレン・ハバード氏が、このような小論を寄稿している。 しかし、債務の水準が成長にどのように深刻な影響を与えるのかは…

ケニアのeマネー

ケニアのeマネーの動きを分析した一文。銀行預金にアクセスできない人々が、通貨をeマネーと交換し、実質的に金利の恩恵を受けられるようになる。マネーサプライの世界で起きている革新の一断面。 http://ftalphaville.ft.com/blog/2012/07/20/1089571/mor…

Fedの目標

曇り。 米国では時折、このような乱射事件が起きる。12人が犠牲になったコロラド州の映画館における乱射事件では、24歳の容疑者に何が起きたのだろうか。 http://online.wsj.com/article/SB10000872396390444464304577538292604705890.html?mod=WSJAsia_…

スペイン再燃

雨。かなり気温が下がって肌寒いくらい。 昨日の日経平均株価は100円以上下げた。欧州債務問題への懸念が再燃したことが一因。 スペインの金利が再び歴史的高水準に達している。ユーロは安値で張り付いている。スペイン株式市場は過去2年で最低水準に沈…

決算発表シーズン

今朝は涼しい。 英字紙の取り上げるニュースも、欧州危機や米国経済の問題から少し離れ、企業業績や食糧危機、エネルギー問題、シリア情勢などテーマが拡散してきたような気がする。 英国では連立与党内で、再生可能エネルギーの位置づけをめぐって見解の対…

スペイン国債入札

モルガン・スタンレーの第2四半期決算が発表された。トレーディング部門が不振で、利益は前年比半減した。純益は5億6300万ドル。一株あたり28セントだった。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/9a44a64a-d11c-11e1-8a3c-00144feabdc0.html#axzz211Idoy…

modest to moderate pace

Fedのベージュブックが公表された。前回報告を下方修正し、経済活動は「a modest to moderate pace」で回復し続けている、とした。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/07/feds-beige-book-economic-activity.html

ドイツ2年債がマイナス金利に

暑い。 シリアに対する爆弾攻撃が行われ、アサド大統領の義理の兄弟でもある国防大臣が死亡した。アサド体制の終わりの始まりを指摘する意見もある。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/70128938-d0ad-11e1-8957-00144feabdc0.html#axzz211IdoyIA HSBCをめ…

米小売統計

米国経済の減速ぶりは想定以上ではないか。 小売統計の数字をみると、雇用の減速が季節調整的なものではなく、経済活動自体の全般的な弱体化を反映している可能性がある。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2012/07/fed-watch-a-slap-in-th…

ゴールドマン決算

ゴールドマン・サックスが第2四半期決算を発表した。純利益は前期比11%の減少。9億6200万ドルだった。上半期の営業収益は14%減少し、過去7年間で最低だった。 費用を削減し、新しい金融規制に対応するために、ビジネスを微修正しているが、アナ…

続バーナンキ証言

曇り。 昨日のバーナンキ議長の議会証言について。米国経済の先行きについて悲観的な見通しを示した。しかし、追加金融緩和策について、何らヒントを与えなかった。マーケットには失望感を与える内容だった。 最近の経済指標を考えると、第2四半期の成長率…