英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

より良い死のために

エコノミスト最新号のトップ記事は、死について。非常に重要なテーマである。 17世紀のロンドン市民にとって、死は突然やってくるもので、恐ろしいものだった。もちろん、それは現代でも同じだ。20世紀になるまで、人間の平均的な寿命はチンパンジーとほぼ同…

英国への不満

快晴。 EUは英国との貿易交渉について、まだ数ヵ月後に始まると述べた。ブリュッセルにおける会合で、EU首脳陣はブレグジットの条件が最優先事項だとしている。 EU首脳の幾人かは英国政府との交渉にフラストレーションを感じている。将来の関係について話し…

トランプ税制の評価

トランプ政権が今週公表した税制改革案について、さまざまな評価が飛び出している。ブラックロックのラリー・フィンク会長は、「もし赤字を拡大するような税制改革案であれば、米国経済に深刻な問題をもたらす」と述べた。 税制改革の際に、財政赤字が問題に…

冴えない米経済

晴れ。GWの初日は気持ち良い天気で幕を開ける。 北朝鮮が土曜日の早朝にミサイルを発射したが、失敗に終わった。米国や韓国との緊張が高まっている。 今年に入って6回目のテストとなる。専門家は発射の詳細について分析を続けていると、韓国のスポークスマン…

フリンの真実

晴れ。 辞任したマイケル・フリン氏に対するペンタゴンの調査が明らかになった。前国家安全保障補佐官は、許可なく外国政府から支払いを受けることを警告されていたが、それに従わなかった。 https://www.wsj.com/articles/pentagon-opens-probe-into-michae…

トランプ税制の真実

今日は雨。 トランプ税制案が明らかになった。事前に予想されていたとおり、法人税率を大きく引き下げる。また、個人の所得税制システムを大きく変革する。包括的な税制改革案によって、3%成長を持続的に実現させようとしている。 トランプ氏が選挙期間中…

バーナンキの心配

ニューヨーク・タイムズのアンドリュー・ロス・ソーキン。 バーナンキ氏が心配している。彼が議長を退任して3年が経つ。心配の種は経済の実態ではなく、民主党員と共和党員が経済の健康状態についてまったく異なった見方をしていることだ。 民主党にとって…

続トランプ税制

曇。今日は雨の模様。 トランプ氏は自営業オーナーへの税率を15%にする案を計画している。現在39・6%の税率をそこまで下げるのだから、相当な減税である。企業が海外で得ている利益に対する税率も引き下げる予定だ。ただ、ホワイトハウス内では、重要な論…

15%の法人税減税案

今週アウトラインを公表すると言っていたトランプ氏。法人税率を15%カットするという報道が流れている。財政赤字への懸念よりも、法人税減税を優先する考えだ。 https://www.wsj.com/articles/trump-wants-tax-plan-to-cut-corporate-rate-to-15-1493057898…

マクロンの資質

晴れ。 優勢が伝えられているマクロン氏はフランスをうまく統治できるのか。政治的には誕生して1年あまりの初心者が、議会の多数派を6月の議会選挙で得なければならない。 マクロン氏はまだ、政権に誰が参画するのか明らかにしていない。577議席ある議会選…

マクロン対ルペン

晴れ。 フランス大統領選は決戦投票にもつれ込み、ルペン氏とマクロン氏の争いとなった。EU推進派のマクロン氏とユーロ懐疑派のルペン氏が、欧州戦略やグローバリズムなどの争点について争う。 マクロン氏は中道派でもある。最初の投票で、この2人が決勝戦…

最適な税制改革案とは

トランプ政権の税制改革案について。マンキュー教授のコメントである。 税制改革の論点について、わかりやすくまとめている。 税制改革の詳細は、人々の心をときめかせないかもしれないが、長い目でみると、非常に重要なことである。その意味で今後12ヶ月間…

TPPイレブン

晴れ。少し肌寒いが、穏やかな日曜日。 日本のTPP戦略が取り上げられている。米国との二国間協定は失望させるものだと警告している。麻生太郎財務大臣の発言だ。米国による二国間の貿易協定という新提案を押し戻すような発言だ。 麻生大臣によると、米国は日…

トランプのあせり

曇。 トランプ政権の税制改正について。その計画の公表時期をいつにするかは、議論のさなかにある。大統領は来週、税制改革プランを公表することを示唆した。しかし、彼の予算ディレクターであるミック・マルバニー氏は、6月までは難しいと述べた。 トランプ…

世界でもっとも危険な体制と付き合う法

エコノミスト最新号は北朝鮮情勢について。 http://www.economist.com/news/leaders/21721146-donald-trump-grapples-his-trickiest-task-how-deal-worlds-most-dangerous-regime

市場のメッセージ

曇。PCの入力方法がおかしくなって手間取る。 マーケットは経済が変調しているメッセージを発信している。親ビジネス的な改革が行われるという期待が後退し、経済成長が芳しくないものになるかもしれないという失望が漂っている。地政学リスクやフランス選挙…

Fedのインフレ目標

アトランタ連銀のAltig局長。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2017/04/the-feds-inflation-goal-what-does-the-public-know.html

モルスタのいつかきた道

晴れ。日中は暖かい。 モルガンスタンレーの決算が出た。フィクストインカム部門は長いあいだトラブル続きの部署だったが、ゴールドマンを上回る業績をあげた。過去にゴールドマンサックスが歩んだ道を、モルスタも歩もうとしている。 https://www.wsj.com/a…

英国総選挙へ

晴れ。連日暑いくらいに気温が上昇している。 英国のメイ首相が6月8日に総選挙に打って出ると表明した。ブレグジット政策をめぐり、より政策を加速させる狙いがあるという。もし選挙で勝利すれば、メイ首相はEUとの交渉でより余裕をもって進められるとの目算…

Fedウォッチ

Duy教授のFedウォッチより。 第1四半期の成長はほぼフラットだった。これは多くの予想家やアトランタ連銀によるとそういうシグナルが出ている。 http://economistsview.typepad.com/timduy/2017/04/fed-looking-forward-to-the-second-quarter.html

トルコ国民投票への疑問

今日は雨と強風。 選挙監視団は、トルコで行われた国民投票の結果に疑問を抱いている。野党はエルドガン大統領の勝利について、挑戦する計画だ。 国際的な選挙監視団はトルコで行われた僅差の投票結果について、最後の数分間における投票用紙の計算方法を変…

北朝鮮への警告

曇。今日は夜に雨の予報。 トランプ政権のマクマスター国家安全保障補佐官は、「北朝鮮の行動は続かない」と述べた。北朝鮮の挑発的な行動は継続できないとし、米国は中国を含む同盟国と協力していく考えを示した。軍事行動を除いて平和的に解決する手段を模…

カルパースの変心

今日も晴れ。穏やかで暖かい。 北朝鮮情勢が再び緊迫してきた。北朝鮮がミサイルを発射したが、失敗に終わったと韓国政府が述べた。発射体がどのような種類のミサイルかは公表されていない。発射は前例のないほど長距離の弾道ミサイルを平壌のパレードで披露…

ペンス副大統領の歴訪

風が強かったが、今日は久しぶりに快晴の週末。 来週、ペンス副大統領が太平洋諸国を訪問する。同盟関係を再確認し、米国のプレゼンスが継続することを確認するのが目的である。 https://www.wsj.com/articles/in-mike-pences-pacific-swing-security-will-t…

ゼロ金利制約にどう対応すべきか

ひさしぶりのバーナンキ前議長。ゼロ金利制約についての考察である。 Fedのエコノミストらが書いたペーパーをもとに、ゼロ金利政策に直面したときの金融政策の問題について論じている。経済モデルを使って米国経済のパフォーマンスをシミュレーションしたと…

イスラム国爆撃

晴れ。ようやく春らしい天気になった。 米国は木曜日、アフガニスタンにあるイスラム国の地下トンネルを標的に、過去最大規模の非核爆撃を行った。ペンタゴンが発表した。 米軍の飛行機がGBUー43と呼ばれる大量破壊兵器を投下した。この爆弾はスマート爆弾…

リスクはイタリア

久しぶりの欧州関連の話題。フランスの大統領選挙が注目されているが、欧州でより大きなリスクはイタリアの銀行問題と増え続ける公的債務問題であると指摘している。 https://www.wsj.com/articles/forget-france-italy-could-be-markets-big-risk-1491982201

トランプインタビュー

晴れ。昨日は夜に雨が降ったりと安定しない。 WSJがトランプ大統領に70分間にわたってインタビューしている。 まず、中国に対し、北朝鮮を助ける代わりに、米国にとって有利なように貿易の条件を改善させるよう提案すると述べた。先週、習主席と会談した際…

サリンとモスクワ

晴れ。久しぶりのような気がする。 米国はロシアがシリアに対し、サリン攻撃のもみ消しに協力したと主張している。ロシアはサリン攻撃を知っていたと示唆している。 https://www.wsj.com/articles/tillerson-says-syrias-assad-regime-is-coming-to-an-end-1…

人民元とドル

人民元はドルにペッグされているのか。それともバスケットにペッグされているのか。 http://blogs.cfr.org/setser/2017/04/09/so-is-china-pegging-to-the-dollar-or-to-a-basket/