英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

赤い州と青い州

共和党の強い州と民主党の強い州、どちらの経済がうまく行っているのかを比較した論評。 米国が豊かになる道筋は何か。ほとんどの共和党員、トランプ候補も含めてだが、主な回答は削減と搾取だ。減税を実施し、ビジネスに関する規制を緩和する。そうすれば、…

クーデタ後の米トルコ関係

曇り。 クーデタ後のトルコ情勢について。エルドガン大統領と米国の中央指令軍トップとの神経質なやり取りが激しさを増している。エルドガン大統領は、米中央軍トップのボーテル将軍が彼自身の置かれた場所を知るべきであり、中東における米軍を監督する立場…

ストレステスト

晴れ。夏の天気である。 注目されていた欧州銀行のストレステストである。大半の欧州銀行がテストをパスした。厳しい経済シナリオをかけたときに、どれほどバランスシートに十分な資本が残っているかを調べた。 調査を受けた51銀行のうち、注目のイタリア…

金融取引税の可能性

エコノミスト誌より。 新しい政治的対立の時代に入った。左と右という分類はもう古い。開放か閉鎖か、という対立なのだと説く。 政治的劇場として考えると、米国の党大会は類似点はない。 https://www.theguardian.com/world/2016/jul/28/merkel-rejects-cal…

モサック・フォンテカ

梅雨明け。快晴である。 パナマペーパー関連の話題。米国検察当局はパナマペーパーに関わった法律事務所の従業員を調査し始めた。モサック・フォンテカの従業員が顧客が犯罪行動を行うのを知っていたのか、調べる。 モサック・フォンテカは4月初め以降、世…

9月利上げ再浮上

晴れ。今日は暑くなりそうだ。 FOMCである。10人中9人のメンバーが現状維持に賛成した。9月利上げにドアはオープンのまま開かれている。声明文によると、経済はより強固な足取りを続けており、先行きのリスクは減少しているという。 Fedの幹部はこの数ヶ…

FOMCプレビュー

何ともやりきれない事件が起きた。相模原の事件である。 曇り。 FOMCの注目点。雇用市場とインフレの取り上げ方が9月利上げの動きを占うことになりそうだ。 7月の会合では短期金利の変更はほぼなさそうだ。英国のEU離脱問題と、米国の労働市場からのメッセ…

ビットコインと中央銀行

曇り。 サンダース氏が民主党大会でヒラリー氏を支持するよう呼びかけると、激しくブーイングが起きた。 http://blogs.wsj.com/washwire/2016/07/25/bernie-sanders-says-elect-hillary-gets-heavily-booed/ パナマペーパーとキャメロン首相について。彼の資…

共和党の死

晴れ。 米国の民主党大会。自由民主主義派が大会において主要な役割を果たしていると指摘している。サンダース氏は党大会において、党の一致団結を呼びかける。党大会ではメキシコからの不法移民の子どもが、不法移民の市民権獲得の道筋を整備するよう呼びか…

欧州のポピュリズム

晴れ。昨日今日の天気をみると、梅雨明けしたようだ。 米大統領選の話題である。ヒラリー・クリントン氏はケイン氏を進歩的な人物だと紹介した。マイアミの党大会でケイン氏とともに初めてデビューした。しかし、ケイン氏の知名度は低く、デビュー戦では彼自…

ミュンヘン銃撃事件

晴れ。 今度はドイツのミュンヘンのショッピングモールで銃撃事件である。テロの連鎖が止まらないかと思いきや、地元警察によるとイスラム国とのつながりはないという。単独犯のようだ。銃の乱射により、9人の死亡が確認されている。 7時間に及ぶ容疑者捜…

エルドガンの報復

エコノミスト最新号はもちろん(というべきか)、トルコのクーデタ未遂事件である。タイトルは「エルドガンのリベンジ」。トルコの大統領はこれまでトルコ人が命をかけて守ろうとしてきた民主主義を破壊しようとしている、という警告である。 記事の写真もす…

巨人復活

ゴールドマンサックスがバイアウトファンドを拡大させるという。リーマンショック後、巨人の復活である。 この記事に出ている大規模なバイアウトファンドの過去の組成規模をみると、1位が2006年にクローズしたブラックストーンのファンド。204億ドル…

中国トップの不協和音

小雨。 中国のトップ2人に不協和音が漂っているのだという。習主席と李首相との間の対立が表面化している。対立点は経済に対する見方である。 今月はじめ、2人のトップが中国の国家保有セクターに対する改革案について、力強い指示を出した。しかし、その…

メイ首相のドイツ訪問

雨。 トランプ候補夫人のスピーチ盗用疑惑。トランプ氏の会社の従業員がコピーしたことを認め、謝罪した。 http://www.wsj.com/articles/writer-meredith-mciver-apologizes-for-copied-phrases-in-melania-trumps-speech-1469034584 イギリスの新首相、メイ…

財政出動の必要性

今こそ財政出動が必要である、と。DeLong教授。 http://www.bradford-delong.com/2016/07/the-need-for-expansionary-fiscal-policy.html

Fedの苦悩

曇り。昨夜は激しい雨。 米国では共和党大会が開催されており、トランプ氏が正式に大統領候補に指名された。一部の議員は最後の最後までトランプ氏の指名を遅らせようと試みたが、叶わなかった。これで共和党内の争いに決着がついた。 http://www.wsj.com/ar…

世界貿易への疑問

マーク・トーマ教授。今年、ホワイトハウスにとって国際貿易にスポットライトが当たりそうだ。トランプ氏は貿易協定について攻撃を加えており、ヒラリー・クリントン氏はオバマ大統領のTPP支持を翻そうとしている。これらの動きはいずれもグローバライゼーシ…

ライアン氏の苦悩

晴れ。九州地方などは梅雨明けしたようだ。今年は水不足が心配される。 共和党の重鎮、ポール・ライアン氏。トランプ氏は私の考える保守派ではないと述べたが、共和党は彼を支持せざるを得ない、という。共和党本流の苦悩を浮き彫りにしている。WSJのランチ…

要石トルコ

晴れ。梅雨明けのような天気である。 世の中全体がきな臭くなってきた。米国では今度は29歳の元海軍軍人が3人の警察官をバトンルージュで殺害した。10日間で2回目の襲撃事件である。反政府運動に関わっていたという。 http://www.wsj.com/articles/mor…

インフラ投資の効果

サマーズ氏。米国のCBOについて述べている。この機関は米国の宝であり、この機関がないのは、アンパイアのいない野球のようなものだ、と褒め称えている。しかし、最近CBOについて心配することがあるのだという。インフラに関するCBOの報告についてだ。 サマ…

分裂するアメリカ

今週のエコノミストはトランプ氏と分裂する米国というテーマである。 トランプ氏の指名は繁栄する国家米国を、非常に大きな自分自身で招く危険にさらすことになると警告している。 「morning in America」からイエス・ウイ・キャンまで、つまりレーガン大統…

トルコ続報

曇り。三連休の中日である。 新聞によると、最近クーデタは稀な出来事だが、最近ではタイとエジプトで起きて以来のことだ。 トルコのクーデタ関連のニュース続報である。トルコ政府当局は2800人以上の関与者を逮捕した。エルドガン大統領は全権掌握を改…

セキュラー・スタグネーション

もしサマーズ氏の主張が正しいのであれば、世界は刺激策を考えなければならない。 2年前、サマーズ氏は投資より貯蓄が上回る状態にとらわれ、世界が低成長に陥っている様をセキュラー・スタグネーションと名付けた。 その後、事態はサマーズ氏の予言した通…

トルコのクーデター

曇り。 今度はトルコでクーデターが起きた。軍部が政府を支配したと発表した。エルドガン大統領は路上に出て戦うよう呼びかけている。 ただ、土曜日朝の段階で、誰が権力を握っているのかよくわからない。 http://www.wsj.com/articles/turkish-prime-minist…

ランニングメイト

曇り。 フランスのニースで群衆の中にトラックが突っ込み、数十人が死亡したと伝えられている。運転手は警察官によって射殺された。テロ事件かどうかはまだわからない。オランド大統領はパリに戻り、危機会合を開いた。昨年11月にテロ事件が起きて以降、最高…

ドイツ国債マイナス化

曇り。時間がないので記事ピッキングのみ。 ドイツ10年もの国債の入札が欧州圏として初めてマイナスとなった。世界中で国債利回りの低下が起きている。 http://www.wsj.com/articles/germany-sells-10-year-debt-at-negative-yield-1468410101 これも低金利…

タルーロ発言

曇り。 ややリスクオンモードに戻ってきている。 米国の株価は上昇し、高値を更新している。ダウは更新。ナスダック指数は今年プラスに転じた。テクノロジー系の企業の割合の高いナスダックは今年の先行きを不安視するアナリストにとって勇気づける兆候とな…

メイ新首相

暑い。 この人の発言はコロコロ変転する証左である。 http://www.wsj.com/articles/donald-trump-said-hillary-clinton-would-make-a-good-president-in-2008-1468281714 英国ではメイ氏がキャメロン氏の後継となることが決まった。どんな人物なのだろうか。…

英国首相後継騒動

晴れ。今日も暑くなりそうだ。 日本の参院選は与党の勝利。改憲の足音が近づいている。 英国ではキャメロン首相の後継選びが本格化している。Leadsom氏とMay氏の、2人の女性による争いになっている。「子どもを持っていない女性は首相の資格がない」。選挙…