英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

イエレンの懸念

Gavyn Daviesのコラムより。タイトルは「米国経済の減速はどれほど深刻か?」。 Fedが今後の利上げの可否は経済統計にしたがって決める、と述べたため、市場は米国の経済指標を以前より注意深く観察している。 彼が注目しているのは、先週金曜日のイエレ…

次のアリババを求めて

晴れ。昨日はポカポカ陽気に誘われた花見客が皇居周辺で多くみられた。春である。 ジャーマンウイング機の墜落事故。ルビッツ副操縦士には自殺願望があったという。 http://www.wsj.com/articles/germanwings-co-pilot-andreas-lubitz-had-been-in-treatment…

ユニバーサルバンクの終焉

晴れ。もうすぐ4月。新入生、新人社員の季節である。 最近のドル高の背景には、中央銀行によるドル保有意欲の高さがあるという。IMFのデータによると、2014年第4四半期に中央銀行はドル資産を積み上げた一方、ユーロ建て資産を減らした。中央銀行総…

デフレは望ましい

晴れ。良い天気である。 イランの核開発協議が合意に近づいている。スイスのローザンヌで交渉が続いている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/7f74525e-d47d-11e4-9bfe-00144feab7de.html#axzz3VjT3dFIC FTのジリアン・テットがデフレに関して分析している。…

利上げのロードマップ

曇り。 Fedの利上げの時期とペースについて。WSJのHilsenrath記者による報告。イエレン議長がサンフランシスコで講演を行い、利上げのロードマップを提示した。今年後半からスタートし、そのペースでも非常にゆっくりしたものになると予想している。 イエレ…

白川・前総裁へのインタビュー

これは白川・前日銀総裁へのインタビュー。珍しい。 http://www.moneyandbanking.com/commentary/2015/3/25/interview-with-masaaki-shirakawa

ジャーマンウイング事故

晴れ。 ジャーマンウイング社の航空機墜落事故。事故原因はなんと副操縦士が故意に墜落させた疑いが強まっている。なんともはや…。フランスの検察によると、パイロットがコクピットのドアをロックし、A320型機を意図的にアルプス山脈に墜落させた。 ブラ…

ケインズ主義者への宣戦布告

ケインジアンと反ケインジアンの論争が続いている。ここへきて新たな燃料投下となったのは、「ケインジアンの幻想」という指摘が出てきたからだ。 論点は、経済の停滞とそれに対する政府の対応能力についてだ。政府は金融政策もしくは財政政策を使って、経済…

急増する社債発行

晴れ。昨夜は飲みすぎて頭が痛い。週真ん中の、ハードな飲み会はつらいよ。 米国で社債発行が急増している。投資家はその社債をすくい上げるように購入している。使途はヘルスケア関係の大型企業買収だ。 投機級、ジャンクボンド合計した新発社債の発行額は…

英米のインフレ率

晴れ。やや寒いが、連日気持ちの良い晴れ間が広がる。 消費者物価や新規住宅販売が上向いている。米国経済のお話。Fedが今年利上げに踏み切る材料としては追い風になる。 とくに新築住宅の売上は2月に8パーセント近く伸びた。2008年前半以来の高い伸び…

ブラード総裁インタビュー

ブラード総裁のインタビュー記事。このまま金利をゼロに据え置くと、米国は資産価格バブルのリスクにさらされてしまう、と警告した。Fedはできるだけ早く金利の正常化に踏み切るべきだ、と述べている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/62c65f4c-d15f-11e4-8…

メルケルとチプラス

晴れ。 中国主導の新銀行AIIBをめぐる裏話。中国は欧州諸国の参加を募るため、拒否権を放棄することを持ちかけた。 http://www.wsj.com/articles/china-forgoes-veto-power-at-new-bank-to-win-key-european-nations-support-1427131055?mod=WSJ_hp_LEFTTopS…

ドル高と設備投資

ドル高の影響について続報。ドル高が米国の投資センチメントに影響を与えているとの指摘である。冒頭紹介されるのは、スコットランドのベンチャー企業が米国で設備投資しようか、迷っているという事例である。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/7f35b06e-ce9a…

リー・クワン・ユー死去

晴れ。 シンガポールのリー・クワン・ユー元首相が死去した。91歳だった。同国の「founding father」といえる存在である。 彼は半世紀にわたってシンガポールの政治を支配し(首相就任は1959年)、英国の一出先都市をグローバルな貿易と金融の一大都市…

賃金の粘着性

晴れ。穏やかで良い天気。 イエメンではモスクを自爆テロ犯が襲撃し、126人が死亡した。血が川のように流れるほど、悲惨なテロ事件だったようだ。 事件は2人の自爆テロ犯の犯行とみられている。ISISが犯行声明を出している。 http://www.ft.com/intl/cms…

米国学生ローン問題

米国の学生ローンは1兆ドルも残高があるのだという。 金額自体も驚きだが、さらなる驚きは、このポートフォリオの内容を政府は十分分析していないことだ。 米国において、消費者信用の中で住宅ローンについで2番目に大きいのが学生ローンだ。自動車ローン…

ドル高の制約

曇り。 今週、ドルは対ユーロで大きく下げた。3年ぶりの下げ幅だった。投資家がFRBの利上げペースについて疑念を抱いていることが背景にある。 水曜日に公表されたFOMCの声明文では、最近のドル高に対する不満が示されていた。とくにこの数ヶ月、ドルは新興…

サマーズインタビュー

曇り。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/40d46d28-ce23-11e4-9712-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3UsWIjYKK サマーズへのインタビュー記事。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2015/03/interview-of-summers-and-phelps.html

6月利上げ

雨模様。 イエレン議長がFOMC後の記者会見を行った。今年後半以降の利上げの準備はできているが、成長について注意深い姿勢は変えなかった。利上げの時期については、経済統計次第との姿勢も従前と変わらなかった。 来月4月の利上げの可能性は低くなったが…

利上げ後の世界

晴れ。 イエレン記者会見を前に。Hilsenrath記者の記事。明確な金利のガイダンスがなくなると、そうしたものさしに慣れた投資家を不安にさせるかもしれない、という指摘。 http://www.wsj.com/articles/feds-bid-for-flexibility-on-rates-sets-stage-for-ma…

イエレンへの質問

FedWatchより。今週のFOMC。patientの文言を声明文から落とすかどうかが焦点とされている。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2015/03/fed-watch-the-end-of-patient-and-questions-for-yellen.html

プーチン再来

晴れ。今日は暖かい。 イランの核開発協議によっては、国際原油市場にイラン産原油があふれ出ることになる。ただでさえ過剰気味の原油市場に価格の下押し圧力がかかることになる。 イランの原油輸出はここ数年、西側の制裁によって制限されていた。もし制裁…

FOMCプレビュー

3月のFOMCが今週、開催される。イエレン議長の記者会見も予定されている。そのプレビュー記事。 最初の注目点は、「patient」の文言が声明文の中でどうなるか。この文言が取り除かれる可能性が高いとみられている。 また、インフレについてどのような議論が…

ヘッジファンドの勝利

曇り。今日は雨の模様。 ユーロ安に賭けたヘッジファンドの勝利。中でも大きく儲けたのが、金融政策の変更の方向などに賭ける、いわゆるマクロファンドだ。 http://www.wsj.com/articles/hedge-funds-win-as-euro-falls-1426456857?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNews…

ジンバブエのデノミ

ドル高について。クルーグマンも参戦。どちらかというと、楽観論には立てないと、教授。 http://krugman.blogs.nytimes.com/2015/03/14/a-note-on-dollar-strength/ 「100兆ドル札」が誕生したジンバブエ紙幣の最終章。ジンバブエ中央銀行が最近発表した…

次はポーランド

次の記事もロシア関連。 ウクライナの次はポーランドを狙ってくるのではないか。ロシアに対し、ポーランドの疑心暗鬼が募っている。ロシアの地政学リスクについて、興味深い論点を提示している。 ポーランドでは準軍事組織が、来るべきロシア侵攻に備え、訓…

プーチン、かくも長き不在

今日は曇り。昨夜から喉の調子がおかしい。珍しく風邪気味か。 ブラックベリーが新しいタブレット端末を発売する。セキュリティに焦点を当てた新商品らしい。サムスンとIBMとの共同開発である。お値段はなんと2380ドル。結構するのね。 http://www.wsj.c…

ドル高のインパクト

FedWatchより。ドル高は米国経済の成長に影響を与えない、という主張。ドル高になる理由は4つに整理できる。大きくマネー要因と経済成長要因があり、それぞれ米国と海外とで方向感に違いがあるせいだ。このうち、特にドル高をもたらしているのは、海外の金…

ドラギ効果と欧州株

晴れのち曇り。テニスをしているとうっすら汗ばむようになった。春は近い。 原油安により米国の原油、シェール生産現場はどんな影響を受けているのだろうか。米国のエネルギー関連企業はさらなる原油安が続くことを想定し、準備している。 IEAの予測によると…

ロシアの財政赤字

晴れ。穏やかな朝。 ロシアの財政赤字が倍増している。原油価格の下落と西側諸国の制裁が効いている。経済はリセッションに向かっている。原油関連収入の下落に対し、歳出がわずかしか減少していないため。軍事関連の支出が装丁より早く伸びているという。 …