英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ECB利下げ観測

今日は真夏のような一日。5月もはや最終日。 来週木曜日に開かれるECBの理事会。利下げ観測が浮上している。日本型のデフレに陥るのを防ぐことが目的だと分析されている。具体的には過去、どんな中央銀行も試みたことのない、マイナス金利が検討されている…

米国経済

晴れ。連日、5月と思えないような暑さが続く。 米国の四半期GDPが見直された。 http://online.wsj.com/articles/u-s-gdp-contracted-at-1-pace-in-first-quarter-1401366873?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection

イングランド銀行の出口戦略

晴れ。日中は5月とは思えない暑さだ。 英国イングランド銀行の政策委員の一人が、政策金利の早期引き下げを訴えている。遅かれ早かれ金利を引き下げなければいけない以上、徐々に金利を引き下げていく必要がある、と訴えている。具体的には四半期に25ベー…

メルケル発言

曇り。 ドイツのメルケル首相の発言がEUをゆさぶっている。欧州委員会のトップには現在、ルクセンブルク出身のユンケル氏が最有力視されている。しかし、メルケル首相はユンケル氏以外を検討すべきだ、と述べた。欧州議会選挙の結果が背景にあるとみられる。…

Euroskeptic

曇り。連日すっきりしない天気である。 反EU、ユーロへの懐疑主義の機運が高まっているという。政治家たちにとって、今回の欧州議会選挙は相当な打撃になったようだ。既存政党は軒並み得票を減らした。ただ、欧州議会の7割は既存の主流政党が占めた。 http:…

Kopino

曇り。雨模様。 ウクライナで大統領選があった。親EU派のポロシェンコ氏が勝利を宣言した。得票は過半数を獲得したようだが、分離主義者たちは東部のいくつかの地域で投票自体を妨害した。 http://online.wsj.com/news/articles/SB1000142405270230481190457…

欧州の選挙

今日も晴れ。午前中はテニス。 欧州議会の投票が始まった。有権者数は28のEU加盟国の3億5000万人。有権者数でいうと、インドに続く規模だ。事前予想だと、これまでの主流政党は着実に議席を積み重ねそうだ。中道右派のキリスト教民主党が最大多数を占…

Piketty教授のミス?

快晴。運動会日和。近くの小学校から歓声が聞こえる。 Pikkety教授の本に、FTがミスがあったと噛み付いている。1970年代以降、一部の富裕層に富が集中しているというデータは観察されないという。 なんだかラインハート、ロゴフの本に似た展開になってき…

タイクーデタ

晴れ。このところ、急な雨が多い。ようやく晴れた。 政情不安が続くタイで、とうとうクーデタが起きた。 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303749904579576941085019938?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories&mg=reno64-wsj TimDuy教授。ダドリー…

ダドリー講演パート2

ニューヨーク連銀のダドリー総裁の講演より。経済回復の過程で確かに雇用は増えている。しかし、どんな種類の職が増えているのだろうか。そんな問いかけだ。 今回の経済危機において、ミドルクラスのスキルドワーカーが一番打撃を受けた。具体的には建設労働…

キーストーンパイプラインとヒラリー

晴れ。鳥がチュンチュン鳴いて、気持ちの良い朝。 次期米大統領選における民主党の有力候補に挙がっているヒラリー・クリントン。2016年の指名レースを控え、リベラル派がヒラリー氏に対し、主要な政策テーマについて、その政策スタンスを明らかにするよ…

ダドリー講演

昨夜から雨。 タイ情勢は戒厳令が敷かれた。次の焦点は軍の出方だという。 http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304422704579573110353438546?mod=WSJ_hp_LEFTTopStories&mg=reno64-wsj NY連銀のダドリー総裁が講演した。出口戦略への転換…

過剰貯蓄

晴れ。天気は下り坂の予報。明日は激しい雨の模様だ。 こういうケースが増えている気がする。クレディスイスが租税回避行為に関わったとして、25億ドルの罰金を払うことを認めた。米国人がその資産をオフショアに隠すのを手助けしたとして、同行のプライベ…

スイスの最低賃金

晴れ。 スイスで提案された世界最高水準となる最低賃金案が否決された。労働組合と社会民主党、緑の党による提案だったが、76%のスイス有権者は否定した。提案は、1時間あたり賃金を1時間あたり22スイスフラン、毎月約4500㌦に引き上げる提案だ。…

インド総選挙

快晴。 インドの総選挙。ナレンドラ・モディ率いる親ビジネス的なヒンデゥー主義政党、BJPが歴史的な勝利を収めた。現職の国民議会党と減速する経済に対し、有権者はノーを突きつけた。下院の全545議席のうち、282議席を獲得する勢いだ。 もしこの議席…

ECBの追加緩和策

快晴。 久しぶりにアトランタ連銀のAltig氏。ユーロ圏のディスインフレ基調が続き、ECBの追加金融緩和観測が高まっている。追加緩和の手法として有力視されているのは、中銀預け金へのマイナス金利化だ。ECBのエコノミストがドイツ紙のインタビューに答え、…

英国、平時への道のり

曇り。今日も雨か? イングランド銀行のカーニー総裁。四半期に一度のインフレーションレポートを公表するに際し、記者会見した。英国経済は過去もっとも早いペースで雇用が増えているのに、金利の即時引き上げへの期待を抑える発言を行った。英国はノーマル…

ユーロ危機再び?

曇り。冴えない天気だ。 FTのマーチン・ウルフのコラム。市場は無限の財政緊縮を期待している。しかし、それが終わった場合、ユーロ危機は再び戻ってくるという。 ECBのドラギ総裁が6月の追加緩和を示唆する発言を行った。2012年7月の欧州債務危機の最…

マクロプルーデンス政策

雨。どうやら風邪をひいたようだ。 ファイザーによるアストラゼネカ買収の詳細が判明した。英国議会の関連する委員会に送付された書類によって明らかになった。5年間英国にコミットし続けるというファイザーの約束は法的に拘束されたものであることを認めた…

英国とユーロ圏の関係

曇り。天気が崩れそうだ。 インフレ目標政策と、物価水準目標政策の違いについて。違いが出るのは、目標を達成できなかったときの結果の扱いが違うという。後者では修正の動きが導き出されるが、前者では過ぎ去った過去の出来事という扱いだという。 http://…

ユーロ圏の神話

快晴。 ユーロ圏諸国が財政的に浪費をしているという言説は神話に過ぎないという。ポール・クルーグマンは、2000年代において財政的に本当に無責任な国はギリシャのみだという。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2014/05/wrong-debate…

復活アイルランド?

晴れ。風が強い。 オムニコムとパブリシス。米国とフランスの巨大広告会社同士の対等合併は、破談に終わりそうだ。理由は税務問題の複雑さと規制の問題、そして、文化的なハードルだ。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c609d540-d78f-11e3-b381-00144feabdc0…

taxable event

晴れ。 ファイザーによるアストラゼネカ買収。ファイザーは数億ドルの課税を逃れることができるが、何千人といるファイザーの株主は税負担に直面することになる、と指摘している。あまり知られていない米国の課税規則のせいだ。米国にある会社が海外の会社を…

経済学者と不平等

晴れ。 中国のeコマース会社、アリババが米国で新規上場した。グループの時価総額は1500億ドルにのぼって過去最大規模だ。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/a8bde0a4-d559-11e3-9bca-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz30yg178UV JPモルガンが、海…

米国の労働市場

曇り。明け方雨が降ったようだ。 TimDuy教授。先週の雇用統計の結果を受けての論評。失業率が急速に改善し、Fedにとって政策の舵取りが難しくなってきた。労働市場にはスラックがある、と主張してきた委員にとっては、この失業率の急速な改善をどのようにう…

英国は財政再建のモデル?

明け方に強い揺れ。震度5弱だった。天気は曇り。 英国の緊縮財政について。ローレンス・サマーズが「世界のモデルにはならない」と酷評している。 http://www.ft.com/intl/cms/s/2/f59d7128-d121-11e3-9f90-00144feabdc0.html#axzz30nhc08RW

格差と政府債務

四連休の2日目。今日も晴れ。 雇用統計に関するゴールドマン・サックスのエコノミストの分析。 http://www.calculatedriskblog.com/2014/05/goldman-sachs-on-labor-force.html パレート、不平等と政府債務、と題する論考。 http://economistsview.typepad.…

雇用統計(4月)

さて、4月の雇用統計はサプライズをもたらした。新規雇用者数の増加幅は28・8万人。失業率は6・3%に低下した。業種別にみると、小売業から建設業まで幅広く雇用の増加が広がった。 全雇用者数は、リセッション前のピーク時に匹敵する水準に達した。 h…

ギンズバーグ判事

晴れ。連休後半はどこも大渋滞のようだ。 米国最高裁のリベラル派、ギンズバーグ判事。今年11月の中間選挙を前に、オバマ大統領が公認候補を指名することができるよう、判事に退任を迫る声があがっている。しかし、彼女はそうした雑音に意を介さないようだ…

英国の住宅バブル

英国で住宅バブルの兆候か。急速な住宅価格の上昇が、英国経済の回復に影を投げかけている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/58b7fc04-d142-11e3-bdbb-00144feabdc0.html?siteedition=intl#axzz30PcsfMtY