英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ボルカールール緩和

曇り。 欧州銀行危機の傷跡は十分解決されていない。今回のイタリアの混乱でどの銀行がもっとも脆弱なのか。焦点になっている。皮肉なことに、欧州でもっとも銀行部門に問題を抱えている国で、政治的な混乱が起きた。ユーロの脆弱性についての懸念が再燃して…

ユーロ危機再び

曇り。 イタリア発のユーロ危機再び、なのか。あれから6年が経過し、再びユーロ圏経済が危機の淵に立っている。火曜日は幅広く売りが出た。 米国株はダウ平均で400ポイント近く下落した。米国債金利も大きく下がった。イタリアで起きた政治的混乱によるリ…

イタリア新政権の衝撃

曇り。雨が降りそうで降らない。そういえば梅雨のシーズンである。 米朝サミットをなんとか開催しようと、各国が奔走している。米国は北朝鮮に対する新たな制裁を科さないようにすることを決めた。双方から米朝首脳会談を何とか復活させようという試みが週末…

米朝会談の可能性

曇り。 米朝首脳会談の線はまだ消えていないようだ。 https://www.wsj.com/articles/u-s-officials-visit-north-korea-to-prepare-for-a-trump-kim-summit-1527436029

トランプと米国経済界

エコノミスト最新号は、トランプ大統領と経済界の蜜月関係を揶揄している。 多くの米国のエリートたちは、トランプ大統領によって米国が気づつけられていると信じている。安全保障同盟が大きく気づつけられ、外交政策は危機に瀕している。財政の専門家は、借…

南北緊急会談

晴れ。 キム主席と韓国のムン大統領が緊急会談を行った。北朝鮮情勢はサプライズ続きで目が離せない。 過去4回目の南北会談は、トランプ大統領とキム主席との会談の可能性について話し合うことが目的である。会談は土曜日、国境の非軍事化ゾーンで行われた。…

首脳会談再開への期待

晴れ。 米朝首脳会談中止の続報。 https://www.wsj.com/articles/trump-shifting-tone-tweets-hopefully-about-north-korea-1527255556

米朝会談中止

曇り。今日は暑くなりそうだ。 米朝首脳会談が中止される。最近の北朝鮮の声明には、怒りと公の敵意がある、として中止に踏み切った。 トランプ大統領が会見して説明した。ピョンヤンに対し、新たな制裁を検討しているという。会談の中止は同盟国に知らせる…

フィリップスカーブのなぞ

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁。中央銀行を政治から隔離することが、インフレ率と失業率を低く抑えることにつながる、と説く。 エコノミストらはいま、一つのなぞに直面している。雇用市場が回復しているのに、なぜインフレ率が上向かないのか。フィリッ…

6月利上げへ

曇り。 Fedの議事要旨が公表した。6月会合での利上げ決定が濃厚になっている。そして、進化する政策をどのように特徴づけるのか、議論を行っている。 もし経済が予想通りに動くのなら、さらなる利上げを行うのが適切である、と議事要旨に記載されている。 ht…

変わる銀行規制

曇り。 米国の議会が珍しく超党派で合意し、銀行規制を緩和の方向で見直そうという機運が出ている。マイク・クラポ上院議員と前大統領補佐官のゲーリー・コーン氏が中心となって、ドット・フランク法を若干ながら変更しようとしている。 トランプ大統領が就…

イラン新材料

今日も快晴。暑くなりそうだ。 米国のポンペオ国務長官がイランとの新たな取引材料を持ち出した。ウランの濃縮をやめるとともに、中東地域における軍事グループへの援助をやめるよう求めている。 https://www.wsj.com/articles/mike-pompeo-lays-out-next-st…

異なる対中メッセージ

晴れ。 米国財務省とUSTRは中国製輸入品に対し、相異なるメッセージを発している。政権内部で意見が統一されていないようだ。 https://www.wsj.com/articles/mnuchin-says-tariffs-on-hold-while-u-s-negotiates-trade-deal-with-china-1526833109

トランプ経済政策の遅れ

トランプ政権下における経済成長は、前任者ほど高くない、という指摘。 トランプ氏はここ数か月、自身の政権下における経済成長率に何度か言及している。過去数十年と比べて経済成長が高くなっていると。 しかし、データが示すのは、前任者と比べ、トランプ…

アルゼンチン救済

アルゼンチン救済に向け、IMFが動き出した。米国も歓迎している。 金曜日、IMFは公式にアルゼンチン政府と、その救済交渉を開始した。トランプ政権からは何ら反対の動きはない。 トランプ政権はIMFのような、複数国にわたる国際機関へ批判を強めていたが、ア…

対中貿易赤字

今日も晴れ。朝は肌寒い。 中国政府は、米中間に存在する貿易赤字について、米国が縮小しようという目標を拒否した。北京政府は米国製製品の購入を増やすことを提案したが、対米貿易黒字を2000億ドル減らす特定の目標を掲げることは拒否した。トランプ政…

テキサス銃撃事件

米国でまた学校銃撃事件が起きた。今度はテキサス州のサンタフェ。10人が死亡したと報じられている。容疑者は17歳で、拘束中だ。 https://www.wsj.com/articles/police-respond-to-shooting-at-galveston-area-high-school-1526654916

イスラエルの責任

エコノミスト誌より。イスラエルはガザ地区における死者に答える義務がある、としている。ガザ地区の死者については、イスラエルやエジプトだけでなく、パレスチナ地区の自治政府でさえも責任をとろうとしない。世界はこのことを書き留めておくべきだ。 そん…

原油70ドル超え

曇り。 原油価格が70ドルを超えた。しかし、シェールオイルがガスの産出業者は利益を得るのに苦労している。 米国のシェール採掘業者は依然として生み出すお金よりも支出のほうが上回っている。原油価格が上昇しているのにも関わずだ。今年第1四半期をみると…

アルゼンチン債を買え

ディストレス投資で知られる投資家がアルゼンチン債購入に動いている。フランクリン・テンプルトンのことで、22・5億ドルのアルゼンチン債を購入するという。ユーロ圏危機の際はアイルランド債を購入したことで名をはせた。 テンプルトンのグローバル債券…

日本経済の息切れ

今年1〜3月の日本のGDP成長率は0・6パーセントのマイナス成長となった。個人消費と設備投資が弱かった。過去28年でもっとも長い成長が息切れしてきた。 世界第三位の経済大国の成長率は実質で0・6パーセントのマイナス。マイナス成長は2015年の第4四半…

サルマン王子の蓄財

薄曇り。 米国の株価は小売業主導で上昇している。米国債の利回りもより高くなっている。小売業の株価が上昇したのは、メーシーズの好決算がけん引した側面が大きい。懸念材料は金融引き締めと地政学的な緊張の高まりだ。 投資家は最近のインフレ上昇と金利…

トルコ・リラ売られる

問題の新興国通貨。今度はトルコリラに焦点が当たっている。 火曜日のマーケットはトルコリラが主導して幅広く新興国市場の通貨が売られた。エルドガン大統領が来月の選挙で勝利すれば、金融政策を支配する権限を強めると約束したからだ。 米国経済が力強さ…

上昇するインフレ期待

米国経済の状況について。まず、Fedのレポートがインフレ期待が上昇しつつあることを示している。 月曜日にニューヨーク連銀が出したレポートは月次の消費者期待調査で、来年、もしくは今後3年かけてインフレ圧力が強まっていくとみていると示した。4月調…

米韓軍事演習への警告

晴れ。 北朝鮮は、米韓軍事演習を行えば、首脳会談開催が危うくなると警告した。韓国との高官同士の協議をキャンセルした。北朝鮮の中央報道局は、韓国と米国の空軍が参加した演習を引いて、侵攻のリハーサルに関心を寄せていると述べた。 しかし、米国務省…

エルサレム衝突

エルサレムへの米国大使館移転により、ガザ地区での衝突が激しくなっている。ハマスが主導し、ガザ地区で抗議活動が続いている。数十人の死者が出ている模様だ。 https://www.wsj.com/articles/at-least-16-palestinian-protesters-killed-as-u-s-opens-emba…

ドル上昇

晴れ。 ドル高が対ラテンアメリカ通貨に対して上昇している。投資家らは今週後半に予定されているアルゼンチンの借り換えに注目している。 月曜日、アルゼンチンのペソが再び最安値を更新した。現地通貨建てで300憶ドルの債務が償還期を迎える。一方、米ドル…

下位5%社員を解雇せよ

ドイツ銀行は成績の悪い行員に活を入れる努力を加速させるという。同業のゴールドマンサックスを見習い、下位5%のスタッフを毎年定期的に解雇していくという。 ドイツ銀行の新しいCEOについたSewing氏は、国際部門の活性化を狙っている。米国では大規模な…

欧州企業に制裁を

薄曇り。 ボルトン氏に関する記事。イランで活動する欧州の企業に制裁を科す準備が整ったとボルトン氏が述べた。トランプ政権は、イランとはより厳しい制限を伴った取引を模索している。 国家安全保障補佐官のジョン・ボルトン氏は日曜日、次のように警告し…

ジョン・ボルトンの夢

曇り。 長文の記事。FTより。トランプ大統領が開く世界の新秩序。 米国は同盟国なしに世界を運営できるのか。本質的には、それはトランプ大統領がイランの核についての野望を制限するために結んだ国際合意を、苦痛を与えながら撤退すると決めたことで浮上し…