英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ケース・シラー

快晴。コートの襟を立てて、道行く人が増えてきた。 EUの長期予算計画について、500億ユーロ以上をカットしようという提案が出ている。メンバー国の間で意見が大きく分かれている。 ドイツをはじめとするメンバー国は、メンバー国のGDP総計の1%、…

アルゼンチン債

曇り。 アルゼンチン債が風雲急を告げている。アルゼンチン地方政府債が府ドルでの元利償還ではなく、アルゼンチン通貨のペソでの償還に切り替わるというのだ。さらに、JPモルガンやバンカメなどの金融機関が、アルゼンチン債の推奨を取りやめた。 http://…

今週の予定

晴れ。 今週は日銀の政策決定会合が開かれる。週末には米国の雇用統計も発表され、イベント盛りだくさんの週になる。その日銀の見通しについて。事前予想では金融緩和の一層の強化がほぼコンセンサスで予想されている。追加緩和の規模は10兆円を予測する声…

大接戦

米国の大統領選は投票日までのカウントダウンが始まった。史上初の同数という予測も出ているが、経済モデルが予測するのはロムニー候補の辛勝だという。 このモデルで選挙結果の決定変数となるのは、①選挙前の3四半期分の一人当たりGDP成長率②インフレ率…

雇用統計予想

曇り。天気は下り坂。 イタリアとドイツからのニュースをそれぞれ。 脱税容疑で実刑判決を受けたベルルスコーニ前首相が、このままではイタリアは深刻なリセッションに陥るとして現政権批判を強めている。ベルルスコーニ氏の本音は裁判官改革にあるようだ。 …

無限の成長は終わったのか?

快晴。気持ちの良い週末。 ちょっと古いが気になるコラムを一つ。ノースウェスタン大学のロバート・ゴードン教授の論文に刺激を受けたマーチン・ウルフ氏の成長論。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/78e883fa-0bef-11e2-8032-00144feabdc0.html#axzz2AMAs4LgR

米国四半期成長率

米国の第3四半期成長率が発表された。年率換算で2%の成長。第2四半期の1・3%から加速したが、雇用を創出するほどの力強さはない。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/1a83b7e4-1f63-11e2-b273-00144feabdc0.html#axzz2AMAs4LgR

フィンランドとユーロ

快晴。肌寒くなった。 S&Pがフランスの大手銀行の格下げに動いた。BNPパリバの格付けはワンノッチ引き下げられ、Aプラスに。ソシエテ・ジェネラルなど、それ以外の10銀行の見通しもネガティブとした。 理由は、ユーロ圏のより一層長引きそうなリセ…

今回は違うのか?

「This time is different」の著者ラインハート&ロゴフ教授が、共和党系学者がいう米国経済の回復経路についての主張に異論を唱えている。一人当たりGDPが低迷し、失業率が8%付近でうろうろしている、という事実は、過去に米国が経験した金融危機から…

FOMC(2012年10月)

曇り。 昨日まで2日間にわたりFOMCは、金融政策変更はなかった。経済見通しに関する見方は、家計消費は少し早く回復しており、インフレはエネルギー価格の上昇を反映して、このところいくらか上昇している、と修正した。”Inflation recently picked up …

アフラックと日本国債

風は強いが、昨日から一転快晴。 アップルがiPadミニを発表した。価格は329ドル。キンドルなどと比べて強気の価格設定だ。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052970204425904578074681343454060.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories イングラン…

FOMCプレビュー

曇り。今日は荒れ模様になりそう。 いわゆる財政の崖に対応するため、来年に満期を迎える50億ドルの社債のリファイナンスを行う、としている。マーケットの混乱に早めに対応した動きだ。10月に70億ドルの社債を発行した。 http://www.ft.com/intl/cms/…

キャタピラー予測

この記事が面白い。米国が世界経済の中で、珍しい明るい国になっているという。 日本の貿易統計が22日に発表された。欧州向けやアジア向け輸出が減少したが、米国向けは0・9%増加した。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/10/the-us-bright-spot.…

引き裂かれるギリシャ

今日も快晴。 ギリシャについての続報。観光客も大勢訪れ、カフェもいっぱい。見かけは平穏だが、ギリシャは破綻しているという報告だ。ネオナチの黄金の夜明け党員が左派や移民たちとたびたび衝突し、法の支配を揺るがしている。ギリシャは社会不安と分裂の…

英国のデモ

快晴。今日も青空が美しい。 米国の経済統計は、改善を示す結果の公表が相次いでいる。小売り統計や住宅関連指標、製造業のレポートも強弱はあるが、それぞれ改善基調にある。弱含んでいるのは、失業関連の統計だ。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/…

原油価格は横ばい?

原油価格の見通しについて、ゴールドマンサックスのアナリストが予測している。今後数年間は横ばいで推移するという。そして、2016年までには一度ブレントで1バレル85ドルを試す局面もあるという。 一方、オイル・ガス産業にとっては減価償却や配当を…

10月FOMCの注目点

秋晴れの気持ちの良い一日。 オランド大統領とメルケル首相の絆に、亀裂が入り始めているようにみえる。オランド大統領はユーロ圏の足場を固める必要があると考えているのに対し、ドイツは銀行同盟の深化についてモタモタしている。 http://www.ft.com/intl/…

イタリアの起債

曇り。随分寒くなった。 イタリアが180億ユーロもの巨額の資金調達を行う。4年もののインフレ連動債。6割が機関投資家の需要で、9%が海外投資家からの注文があったという。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/cd32ae60-1903-11e2-af4e-00144feabdc0.htm…

ゲームチェンジャー

曇り、雨模様。 外国人投資家がロンドンの不動産を物色している。投資対象は主にオフィスやショッピングセンター、倉庫など。CBREによると、今年8月から10月までの3か月間に記録されたロンドンにおける不動産取引73億ポンドのうち、3分の1が大陸…

続ノーベル賞

今年のノーベル経済学賞についての続報。経済学以外の人たちにとって、2人の受賞がいかに意味あるかについて論じている。 たとえば、卒業生を採用するマッチングプログラムについて考えてみると、何の制約もない市場だと、最終的にはより早く卒業生を確保し…

パンディット辞任

曇り。今日は雨予報。 シティグループのパンディットCEOが辞任する。取締役会内部での意見対立があった模様だ。争点は連邦準備による今年初めのストレステストに失敗したことと、リテール部門のスミスバーニーをモルガン・スタンレーに売却した件などだ。…

ダドレースピーチ

快晴。気持ちのよい朝。 モーゲージ市場が少数の大手銀行の寡占状態になっていることが金融政策を無効にするのではないかと懸念されている。ニューヨーク連銀のビル・ダドレー総裁が警告を発した。 先週発表の決算で、ウェルズファーゴとJPモルガンチェー…

ノーベル経済学賞

ノーベル経済学賞が発表になった。安定配分理論というのだろうか。アルビン・ロス、ロイド・シャプリーの2人の米国人に贈られた。経済危機と財政再建で世界が苦境にある中、ノーベル委員会はこうした現実とは関係のない理論を選んだ。 http://www.ft.com/in…

バーナンキ、東京で反論に出る

昨日の気まぐれのような雨から一転、晴れ。 昨日のバーナンキ議長の講演。QE3はグローバルな通貨戦争を引き起こした、という批判に対して大反論を展開した。Fed批判の急先鋒がブラジルのマンテガ財務相。Fedの超金融緩和政策を自己中心的だ、と批判…

変心IMF

ソブリン危機に対して、強硬な財政再建計画を推奨することで知られるIMFが、あまりに激しい緊縮財政は経済を一層悪化させる、と述べている。従来からの微妙な路線変更なのだろうか。 先日のWEO発表の場で、IMFチーフエコノミストのブランシャール氏…

未踏の領域、日本の公的債務

曇り。 もし政策的な約束を果たせなければ、経済回復がとん挫しうる、とIMFが警告している。どういう政策を打つのか、という手段は公表されたが、問題は着実な実行ということになる。たとえば、ECBのOMTも、もし使われなければ、市場はOMTに信頼…

あと数十年〜ブランシャール氏

晴れ。 FTはガイトナー長官とブラックロックのラリー・フィンクCEOとの親密な関係を取り上げている。WSJは米大統領選の話題、NYTはトルコ・シリア問題について取り上げている。 ガイトナー長官が政策が市場に与える反応を知りたいとき、もっとも…

ギリシャ離脱は遅れる?

まだ外は薄暗いが、今日は快晴の見込み。それにしても、毎日毎日いろんな事件が起きる。 FTはスペインのサンタンデール銀行の316支店をRBSに売却する取引が中止になったことを報じている。WSJは東電が原発事故は避けられたと初めて認めたことを取…

GFSR

晴れ。随分気温が下がって肌寒くなった。 FTトップは景気に連動した金融規制が求められている話。WSJはメルケル首相のギリシャ訪問について、NYTはイスラエル総選挙に言及している。 英国の金融庁は、大手銀行に課している資本・流動性規制について…

IMF世界経済見通し

曇り。ノーベル医学・生理学賞を受賞した山中教授の話題で持ちきりだ。 FTトップはIMFの世界経済見通しの下方修正、WSJとNYTは米大統領選の話題。 東京で開かれるIMF・世銀総裁。IMFはWEO(世界経済見通し)の中で、来年の世界経済見通…