英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

遠のく利上げ

晴れ。 FOMCの声明文が公表された。経済の逆風が潜んでおり、政策の道筋は不透明だが、Fed幹部は回復を期待している。 リバウンドを見込んでいるが、それが確かなものかどうかを確かめるのに時間がかかりそうだ。経済統計が弱含んでいるせいだ。年央…

TPP

TPPについて。 http://www.bruegel.org/nc/blog/detail/article/1617-the-trans-pacific-partnership/

求む、M&A案件

晴れ。今日は祝日だが、いろいろと雑務。 米国のボルチモアでは反警察の暴動が止まらない。安倍首相との会談後の記者会見で、ボルチモア暴動の件が質問に出た。 しかし、オバマ大統領は暴動者たちを犯罪者だと非難した。 http://www.wsj.com/articles/obama-…

非伝統的金融政策クラブ

中国が「非伝統的金融政策クラブ」に加盟するかもしれない。相変わらず興味深いタイトルである。 http://blogs.ft.com/gavyndavies/2015/04/26/china-may-join-the-unconventional-monetary-club/ 次の記事も興味深い。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/c827…

FOMCプレビュー

晴れ。好天続き。昨日は夏かと思うくらい暑かった。 WSJによるオバマ大統領のインタビュー。TPPが不成立であるなら、中国を利することになると警告している。反グローバリズムのセンチメントが右派から左派まで広がっている。 http://www.wsj.com/articles/o…

安倍訪米

晴れ。 ネパールの地震は死者の数が増えていく。土曜日時点で死者は2400人を超えるという。痛ましいことだ。 http://www.wsj.com/articles/nepal-earthquake-rescuers-hunt-for-survivors-as-death-toll-rises-1430032637 安倍首相の米国訪問の話題が取…

ギリシャ「プランB」

晴れ。 ネパールの地震。当初は震度の割に被害は大きくないように感じたが、死者が1400人を超える被害が出ているようだ。平凡だが、地震は怖い。エベレストにおける雪崩も引き起こしている。 ネパールの場合、多くの人が倒壊したビルの瓦礫に埋もれてい…

オバマとTPP

TPP協議をめぐり、オバマ大統領と民主党議員の中のリベラル派との間で反目が広がっている。大統領は、「リベラル派はTPPについて誤解している」と指摘している。 最大の争点はTPA法案についての姿勢。オバマ大統領は同法案を可決するよう議会に求め…

再編ドイツ銀行

今日も晴れ。世間はゴールデンウイーク。 ネパールでマグニチュード7・9の大地震があったようだ。震源はカトマンズの北50マイルの地点。 http://www.wsj.com/articles/strong-earthquake-strikes-central-nepal-1429944379 欧州を代表する金融機関、ドイ…

TPPと中間層

TPPは中間層にとって良いことではない、という論旨。オバマ大統領は最近、TPPについて言及し、これは米国の中間層にとって良いことであり、TPP反対派の主張は間違っていると述べている。 しかし、このケースにおいてはオバマ大統領が間違っていると…

ギリシャの二重通貨

今日も晴れ。週末も良い天気のようだ。 米国のナスダック株価指数は高値を更新した。株高が続いている。ITバブル期の水準を15年ぶりに更新した。 http://www.wsj.com/articles/u-s-stock-futures-fall-1429791213 問題はドル高の影響。米国のブルーチップ…

セキュラー・スタグネーション論争

米国の大統領選に、HPの元CEO、カーリー・フィオリーナ氏が出馬する。出馬表明は5月4日に予定されている。 http://www.wsj.com/articles/carly-fiorina-to-launch-presidential-campaign-on-may-4-1429732381 VoxEUではセキュラー・スタグネーションに関し…

ペトロブラス・スキャンダル

晴れ。 汚職スキャンダルにブラジルの石油企業ペトロブラスが揺れている。それに追い討ちをかけて、148億ドル相当の粉飾決算の疑いももたれている。資産を過大に評価した疑いだ。 http://www.wsj.com/articles/brazils-petrobras-reports-nearly-17-billi…

アウシュビッツ裁判

快晴。 今日もっとも気になったニュースはこれ。 アウシュビッツ収容所の警備員を裁く、おそらく最後の裁判が行われている。傍聴人には、世界中からやってきた高齢の生き残りのユダヤ人がいるという。 被告は93歳。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0f726b…

欧州移民問題

曇り。思ったほど朝の天気は荒れていない。 米国で、貧困層の学生に対する大学のカウンセリングの取り組み。 http://www.wsj.com/articles/first-generation-students-get-a-hand-1429567201?mod=WSJ_hppMIDDLENexttoWhatsNewsSecond 企業の決算シーズンが始…

金融政策の未来

風が強い一日だった。 バーナンキ前議長のブログより。「未来の金融政策」と題した論考。金融政策の「進化」について、FOMCの政策フレームワークや自らの体験を交えつつ、説明している。 http://www.brookings.edu/blogs/ben-bernanke/posts/2015/04/15-mone…

新興国債とドル高

曇り。今日は大荒れの予想。 新興国債券への投資家の懸念が高まっている。新興国経済の減速とドル高により、デフォルトの危険性があるためだ。ブラジルや中国、ウクライナなどが警戒されている。 http://www.wsj.com/articles/investors-grow-wary-of-emergi…

Fedはシャドーバンク

Fedは実はシャドーバンクであるという指摘。0・25パーセントのオーバーナイト金利で資金を調達し、MBSや国債に投資するビークル。ここだけみると、Fedのビジネスモデルはシャドーバンクと言わざるを得ない。満期変換の構造がそうなっているからだ。 それ…

「世界の地銀」からの脱皮

曇り。明日からまた雨模様。 ギリシャ情勢について。ECBのドラギ総裁はギリシャのユーロ離脱についての話し合いはできない、と拒否した。欧州の単一通貨は取り消しできないプロジェクトであると述べた。 交渉が停滞している一因はギリシャ側にもある。このと…

ギリシャ離脱危機

晴れ。久しぶりに気持ちの良い週末。 米国の消費者物価指数が上向いているというニュース。 http://www.wsj.com/articles/u-s-consumer-prices-up-0-2-in-march-1429273931?mod=WSJ_hp_LEFTWhatsNewsCollection グローバルな株式市場は一進一退か。市場が懸…

未来のマクロ経済政策

IMFのブランシャール局長のブログより。マクロ経済政策を再考する試みの一環である。金融規制に始まり、マクロプルーデンス政策、はては金融政策や財政政策のあり方まで思考は及ぶ。 たとえば、金融規制。システミックリスクの次元を容易に計測できるのだろ…

英国債券市場の疑問

英国の総選挙が近づいている。選挙が英国の債券市場を不安定にさせている、という記事。投資家が英国が債務負担にどのように取り組むのか疑問符を突きつけている、というのだ。 英国の総選挙は今のところ、過半数をとる有力政党はいない見込み。イングランド…

遠のく6月利上げ

今日も晴れ。 大きなニュースが2つ。 米国経済は思ったほど強くないようだ。 WSJより。Hilsenrath記者が6月利上げにFedが尻込みしている、と報告している。経済指標が弱く(いわゆるソフトパッチ)、何人かの委員は利上げのタイミングを再考しているという…

taper tantrum

今日も晴れ。続いてくれるとうれしい。 昨日のECBの記者会見。こんな一幕もあったようだ。ECBの独裁を終わらせろ、と叫んだ。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b3e05190-e379-11e4-aa97-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3XQOUPtwC 米国で最初の利上…

ウォールストリートの復活

久しぶりに晴れ間が広がる。やはり晴れると気持ちが良い。だが、不安定な天候のようだ。 米銀の第1四半期決算が出始めた。特徴は投資銀行ビジネスやトレーディングビジネスが輝きを帯び始めたこと。決算を見る限り、ウォールストリートの復活と言えそうだ。…

米国経済に悲観的な理由

雨は上がっているが、今日も雨模様。 欧州におけるマイナス金利についての話題。いくつかの銀行においてマイナス金利が想像もつかない問題を引き起こしているという。銀行から借り入れを起こした顧客に対し、まもなく金利を支払わなければならなくなる。 具…

均衡実質金利のなぞ

FTのGavyn Daviesの記事より。均衡実質金利について、誰の言っていることが正しいのだろうか、と問いかけている。バーナンキ前議長のブログに触発された論考である。 いろんな関係者の発言、講演などが簡潔にまとまっていて役立つ。 http://blogs.ft.com/gav…

ドイツ国債、マイナス金利へ

曇り。今日、明日と雨模様。4月は雨が多い印象。 決算シーズンが始まった。大手銀行より小規模な銀行のほうが良い決算数値となりそうだ。 記事冒頭の一文は、「銀行でさえも、小さいことは美しいことであるかもしれない」と始まる。 過去10年間、小規模銀行…

デフレ、140年の歴史

BISのクラウディオ・ボリオ氏らによるデフレの歴史的な概観。デフレと成長率の関係を過去140年にわたって38カ国分のデータを歴史的に検証している。 結論は、デフレと成長率の関係は薄いという。成長率が低下するのは、大恐慌のせいだ。ただ、資産価格…

米銀のROE

久しぶりに晴れ間が広がる。休日というのに、あれやこれやと雑務が多い。 GEの再編について続報。金融部門から撤退し、コングロマリットは産業分野に集中する。123年間の会社史上、最大の戦略的転換の一つだという。この決断が報じられた金曜日、株価は…