英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

隆盛プライベートエクイティ

晴れ。 プライベートエクイティの取引が金融危機後としては最高を記録した。資金調達コストが低いことと、大量の資金が流入していることを受け、2019年は3年目となる成長を果たした。 ディールメイキングは今年、金融危機後の最高値を更新した。世界のバイア…

グリーンファイナンスがやってくる

2020年は銀行セクターにとってどんな年になるだろうか。 グリーンファイナンス、いわゆる自然環境に配慮した金融が一層求められることになりそうだ。 https://www.ft.com/content/65784240-1ff8-11ea-92da-f0c92e957a96

落ち込むIPO市場

曇り。 世界的なIPO市場の落ち込みによって、公的な市場が縮小するという懸念が沸き上がっている。貿易戦争や世界的な経済見通しの悪化が影響している。 今年2019年は、IPO市場が大きく落ち込んだ。世界の株式市場であまり多くの企業が資本を調達しなかった…

低賃金労働者の賃金上昇率

アトランタ連銀ブログより。 もっとも低い賃金で働く労働者の賃金上昇率が加速している。 11月25日、パウウェル議長は「長期の景気拡大から得るものを積み上げる」というタイトルのスピーチを行った。 このスピーチの中で議長は、ここ数年のデータが示すのは…

銀行からコングロマリット企業へ

快晴。 ニューヨーク連銀ブログより。 過去30年間、米国の銀行は2900以上の銀行が、単純な預金預け入れ機関から、幅広いビジネスを手掛けるコングロマリット企業に変化した。では、どのようなタイプのコングロマリットに「変身」したのだろうか。 1986年から…

オマーン湾のウォーゲーム

晴れ。 ロシアと中国、イランがオマーン湾で戦争ゲームを繰り広げようとしている。 米軍のライバルであるこれらの国々が中東への影響力を高めようと、海軍の軍事演習を合同で行った。合同軍事演習は、ワシントンが制裁を科しているイランと、2つのライバル国…

サウジアラビアの新戦略

米国の助けがもはや期待できない中、サウジアラビアは新たな戦略に打って出ようとしている。それは、「話し合い」である。 米国の貿易にもはや依存できないのではないか、という不安とともに、サウジは敵である国と話し合いを始めようとしている。狙いは中東…

躓くユーロ圏改革

晴れ。 マーケットはもう休暇モード。ウォールストリートは高値を更新して取引を終えた。 S&P500やダウ指数は高値更新だった。テクノロジー株が多いナスダック指数は2009年7月以降でもっともよい数字だった。金は1500ドルを超えた。ブレント原油は9月のドロ…

「マイナス金利」というモンスター

曇り。 2019年のマーケットイベントの振り返り。 年初の円高に始まり、今年もいろんなことがあった。 2019年は後世、中央銀行が報いを受けた年であると記憶されることになるだろう。政策当局者によって供給されたチープマネーの奔流は、債券市場をより高い水…

サンタラリー

曇り。 サンタラリーに浮かれ、米国株は上昇している。今年はどの資産も過去6年間でもっともよい年となった。 今年のクリスマスシーズンは昨年とは大違いだ。株価は2013年以降ではもっともパフォーマンスが良い。 テクノロジーにフォーカスしたナスダック市…

マッキンゼー出身者の評判

マッキンゼー出身の銀行家がなぜうまくいかないのか。 4年前、アメリカの製薬会社が倒産したとき、こんなこぼれ話が聞こえてきた。津さんしたValeantは、ある普通でないリーダーシップによって崩壊に至ったというのだ。同社は倒産の数年前、マイク・ピアソン…

曲がり角の一帯一路政策

晴れ。 中国の一帯一路政策が転換期を迎えている。1.3兆ドルを支出しようという計画が崩壊しようとしている。 米国の開発ファイバンスの高官が次のような警告を発している。インフラに支出する1.3兆ドルの中国の政策が崩壊しようとしているのだという。その…

2010年代とはどんな時代だったのか

写真で振り返るこの10年間。こうしてみると、毎年のように戦争で人が死に、権威主義的な政治が一層はびこっていることを痛感する。 2010年は自然災害が起き、米国軍はアフガニスタンで困難なミッションに見舞われた。 タリバンの夫に耳と鼻をそがれた女性の…

アメリカの競争力

薄曇り。 アメリカの競争力問題について。競争力が低下しているのは、産業界と政治との間で機能不全が起きているからだ、と見立てている。 先週、ヒューレットパッカードのCEOで元共和党の大統領候補であったカーリー・フィオリーナ氏がニュースになった。彼…

反モディ機運の高まり

曇り。 インドで反モディ政権の機運が高まっている。抗議活動が激化し、死者の数も増えている。 インドのウッター・プラデッシュ州における抗議活動が激化し、少なくとも15人の死者が出たと伝えられている。ニューデリーからハイダラバードまで、インド全土…

EU離脱へのカウントダウン

曇り。 ジョンソン首相は、ブレグジット法案に関して歴史的な勝利を収めた。EU離脱に向けて手続きが始まる。 https://www.ft.com/content/8712520a-230a-11ea-b8a1-584213ee7b2b

トランプ弾劾

トランプ大統領の弾劾について、議会下院が弾劾することを裁判を可決した。問題は上院だが、どうなるのか予断を許さない。 トランプ大統領を弾劾する歴史的な投票を下院が行った翌日、民主党議員らはこの法案を共和党が主導する上院へいつ送るのか、ためらっ…

次期イングランド銀行総裁決まる

晴れ。 イングランド銀行の次期総裁に、アンドリュー・ベイリー氏が選ばれることになった。FCAのトップを務めるベイリー氏の選任は、金曜日にも公表される。 ベイリー氏はイングランド銀行の副総裁を務めたことがあり、長きにわたって国内における総裁候補と…

創造的破壊よ、さようなら

曇り。 創造的破壊は終わったのか。 https://www.ft.com/content/22b5f38a-20d9-11ea-92da-f0c92e957a96

後退するリセッション懸念

投資家の間で、リセッション懸念が後退しつつあるようだ。貿易戦争に絡むニュースが踊らなくなり、中央銀行がとりうる手段が限られていることへの懸念も後退しつつある。 https://www.ft.com/content/f11198e2-2016-11ea-b8a1-584213ee7b2b

ブラックストーン流金融グループ

晴れ。 ゴールドマンサックスは、ブラックストーンのような投資グループを目指す方針を明らかにした。1月の投資家デーにおいて、オルタナ投資のプラットフォームの詳細が明らかになる。 月曜日にスタッフ宛に届いたメモによると、デビッド・ソロモンCEOらは…

ダウ高値更新

曇り。 米国株は高値を更新した。米中貿易協議が進展し、両国の緊張が緩和されるとの期待を受けた動きだ。 米国株は4日連続での高値更新である。今週後半にはアメリカ、カナダ、メキシコ3か国の貿易協議が整う見通しであることも後押ししている。 S&P500指…

ジョンソン勝利は何を意味するか

イギリスの総選挙が行われ、ボリス・ジョンソン首相の率いる保守党が大勝した。そのことは、英国政治の再編を促すことになった。この状態は継続するのだろうか。 エコノミストより。 https://www.economist.com/leaders/2019/12/13/victory-for-boris-johnso…

イングランド銀行、カーニー総裁の後継者

晴れ。 イングランド銀行のカーニー現総裁の後継者が間もなく決定される。後任候補には3人の名前が挙がっている。 カーニー総裁は来年1月末に退任する予定だ。後継には、ロンドンスクールの経済学部長のShafik氏、金融行動庁のBailey氏、米Fed理事を務めてい…

スーチー氏、堕ちた偶像

ミャンマーのアウンサンスー・チー。ミャンマー政府によるジェノサイド批判について、ノーベル平和賞受賞者である彼女は、政府の立場を擁護する発言を続けている。 平和の象徴から、堕ちた偶像へ。 オスロで2012年に行われたノーベル平和賞受賞式で、アウン…

メキシコのシカーリオ

晴れ。 ニューヨークタイムズより。メキシコの麻薬カルテルの殺し屋、シカーリオについてのお話。迫力のある写真である。 ヒットマンと呼ばれた男は、カルテルが自分の中にあった人間らしさをすべて奪い、モンスターに育て上げたと述べた。 彼は10代のころか…

続くドイツ銀行の苦境

晴れ。 ドイツ銀行。ボーナスプールから20パーセントを差し引くという。苦境が続いている。経営再建の途上にあり、今年は13億ユーロのコスト削減を目指している。 ドイツ銀行は今年、ボーナスの原資について20%の削減を検討している。この幅は昨年よりも大…

ジョンソン保守党の勝利

英国の総選挙はボリス・ジョンソン首相の率いる保守党が勝利を収めたようだ。 https://www.ft.com/content/da03f5b8-1d1f-11ea-97df-cc63de1d73f4 エコノミスト最新号はトランプ氏の弾劾について。 https://www.economist.com/leaders/2019/12/12/trump-impe…

ラガルドのデビュー戦

曇り。 ECB総裁となったラガルド氏が、総裁として最初の記者会見に臨んだ。 前任のドラギ総裁が敷いた超低金利の金融政策を引き継ぎ、政策金利の変更はしないことを決定した。ただ、経済の現状認識については、より強気のトーンをにじませた。 政策金利は変…

FOMC、金利据え置き

晴れ。 FOMCが開かれた。金利は据え置き、2020年も金融政策の現状維持が続きそうだ。 政策金利は1.5~1.75%のレンジで据え置かれた。そして、委員の反対意見なく、2020年もこれ以上の政策金利変更の計画はないことを示唆した。 政策金利の今後のパスについて…