英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

反プーチン派の暗殺

晴れ。2月の最終日。 ロシアらしい、というべきか。反プーチン派の政治家が射殺されているのが見つかった。モスクワの赤の広場に近い場所での出来事だ。 射殺されたのは、ボリス・ネムツォフ。日曜日に反政府行進の準備をしていた。過去10年間でもっとも…

労組の弱体化と不平等

晴れ。今日、明日で2月もはや終了。 労働組合が弱体化したことが、経済の格差拡大をもたらした、という指摘。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2015/02/the-decline-in-unionization-and-inequality.html

Fed監査の根拠

曇り。今日は雨予報。 イエレン議会証言の続報。議会共和党から、イエレン議長の講演が民主党寄りだったとの言いがかりをつけられている。Fedを監査せよ、との主張の根拠とされている。 http://www.wsj.com/articles/fed-chief-janet-yellen-defends-fed-ind…

イエレン議会証言

曇り。 注目のイエレン議長による議会証言が行われた。今年後半に行われる利上げの道筋を説明した。多くの次元でみて、米国の雇用情勢は改善しつつある、と証言。 ただ、イエレン議長は証言を通じて、Fedは短期金利を3月や4月のFOMCでは引き上げないだろう…

イエレン祭り

イエレン議長の議会証言を前に、プレビュー記事が散見される。 これは「イエレン祭り」を鑑賞するために役立つ5つのチャートと題するブログ記事だ。 帰属家賃を除いたインフレ率は、米国も欧州同様にデフレ状態であること。また、米国の失業率が低下してい…

ギリシャ改革案承認

ギリシャ改革案がブリュッセルで承認された。ただ、トロイカの一角、IMFはまだ最終承認にいたっていないようだ。 改革案が承認されるとの観測を受け、ギリシャの株価は上昇している。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0460fb7a-bc14-11e4-b6ec-00144feab7de.…

HSBCの苦境

曇り。 最近のHSBCの苦境。株価は銀行株の平均をアンダーパフォームしている。原因は業績の低迷だ。また、スイス拠点では顧客の税逃れを補助していたとの疑惑も浮上している。 投資家は他の金融大手と比べて新興国市場へのエクスポージャーの多い同社へ、よ…

ヘリコプターマネーはなぜ禁じられているか

Simon Wren-Lewis教授によるヘリコプターマネーの考察。なぜヘリコプターマネーが禁じられているかというと、それは経済が回復したときに、売る資産がないからだ。 ここで、ヘリコプターマネーとは、独立した中央銀行が引き受けることによる財政刺激策を指す…

イエレン議会証言

雨模様。 トルコはシリアに対し、オスマントルコ時代の墓とそれを守る軍人を守るために、軍隊を派遣した。過去4年間で最大規模の地上作戦になるという。イスラム国による攻撃が懸念されているためだ。 しかし、この地はクルド勢力とイスラム国勢力との間で…

Fedストレステスト

今日は雨と曇り。 大手銀行に対するFedのストレステスト。ドイツ銀行とサンタンデールの米国部門は不合格となることが予想されている。潜在的な損失とリスクの見積もりについて、不足があったという。 テストの不合格になると、親会社への配当支払いや株主へ…

ギリシャ、合意なる

快晴。 ギリシャ問題。ようやく合意がなった。救済は4ヶ月延長される。ギリシャは救済プログラムを放り投げるという計画を取り下げた。しかし、問題は先送りされたに過ぎない。低迷するギリシャ経済をどう立て直し、ギリシャ政府の資金繰りの道筋をつける仕…

ギリシャとドイツの応酬戦

晴れ。 ギリシャ問題は大詰めの局面を迎え、感情的応酬になっている。これはドイツがギリシャの延長案を軽蔑している、という記事。 今日金曜日の会合について、ギリシャ政府高官は、2つのオプションしかない、と述べている。ギリシャの要求を受け入れるか…

ギリシャ離脱は終わりでない

ギリシャがユーロから離脱しても、それはユーロの終わりを意味しない。 ギリシャ情勢をめぐる「通説」とは異なるロジックを展開している。 通説では、ギリシャが離脱すると、それはユーロ圏の終わりを意味するため、ユーロ圏諸国はギリシャに妥協するに違い…

利上げ論争

2日ぶりに晴れ間が広がる。 Hilsenrath記者。公開された議事要旨を引いて、Fed内で利上げをめぐる論争がヒートアップしていると紹介している。論点は、「いつ」と「どのように」。ただ、特定の考えで議論が収束しているわけではない。 前回会合では事務方か…

ドル高に耐えられるか

マーチン・ウルフの寄稿。 ドルの実効実質レートは過去4年間で25パーセントも増価した。このことは1980年代初期や2000年前後の記憶をよみがえらせる。当時は、ドル高の結果、米国の貿易赤字や経常赤字は大きく拡大した。今回、ドル高によって何が…

ギリシャ再提案

今日も雨模様。冷え込みの厳しい。 停戦合意はなったものの、その実効性が早くも危うくなっているウクライナ情勢。ウクライナのポロシェンコ大統領は親ロシア派の分離主義勢力が戦略的な運送拠点を攻撃したとして非難した。ポロシェンコ大統領の選択肢は限定…

6月利上げ

米国の金融規制に関する最新動向。米国の金融規制当局が、ウォールストリートの報酬制度について再び関心を寄せている。過剰なリスクテイクを防ぐためのルールづくりに乗り出そうとしている。 http://www.wsj.com/articles/u-s-regulators-revive-work-on-in…

決裂ギリシャ

曇り。今日は冷える。 ギリシャとユーロ諸国との交渉が決裂した。ユーロ圏側が提案した融資期限の延長案をギリシャが拒否したためだ。 http://www.wsj.com/articles/germanys-schauble-skeptical-on-reaching-deal-on-greek-bailout-1424087492?mod=WSJ_hp_L…

エクソンとBP

オイルメジャーの一角、BPが苦境に陥っている。エクソンモービルはそのBPを飲み込むだけの力を持っているが、エクソンがBPを合併することはありうるのだろうか。 業界関係者は、「イエス」と答える。5年前にメキシコ湾で起きたディープウォーターホライズン…

マイナス金利の副作用

晴れ。昨日の強風が一転、今日は穏やかな朝。 アジア諸国の企業や政府が欧州投資家に向けてユーロ建て債券の発行を増やしているという話題。欧州では金利が底値をつけており、ユーロ安も続いている。資金調達コストが安価で済むためだ。 日本を除いた今年の…

コペンハーゲン襲撃

晴れ。 フランスのシャルリ・エブド事件を彷彿とさせる事件が、今度はデンマークのコペンハーゲンで起きた。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/db85a9b4-b464-11e4-b477-00144feab7de.html?siteedition=intl#axzz3Rm0um8wS

アルゼンチン疑獄

晴れ。澄みわたる空が青く、美しい。 アルゼンチンの大統領が刑事訴追される。1994年に起きた爆発事件についての捜査を妨害した疑いだ。先月、この容疑に関する証拠をアルゼンチン議会に提出しようとした検察官が死んでいるのが見つかった。 アルゼンチ…

翻意するギリシャ

晴れの日が続く。 ギリシャが翻意しつつある。ユーロ圏の財務大臣らと6時間に及ぶ交渉を続けたが、共同声明の発表で合意できなかった。決着は来週月曜の会合に持ち越された。 http://www.wsj.com/articles/greece-was-open-to-extending-concluding-bailout…

英国はデフレか?

英国のインフレ率はゼロパーセントを下回る可能性が出てきた。イングランド銀行の予測だ。カーニー総裁は、デフレの危険性はないと述べた。 インフレ見通しを大きく変えたのは原油価格の下落だ。しかし、原油価格の下落は英国の実質所得を伸ばし、税引き後の…

ゴールドマンのこだわり

ライバルの投資銀行が次々と撤退する中、ゴールドマン・サックスだけは、最後の最後までトレーディング業務にこだわり続けている。 一人荒野を行くゴールドマン、という趣か。 金融危機後、JPモルガンチェースや ドイツ銀行、クレディスイスなどは相次いで…

チプラス首相の旅

晴れ。 ギリシャの債務問題をめぐる瀬戸際の交渉が続けられている。ギリシャのバロウファキス財務大臣はタフな交渉を続けている。チプラス首相とともに、新政権発足以降、欧州の首都をめぐり、ギリシャ政府のプランをいわば売り歩いている。 しかし、バロウ…

Fedと共和党

快晴。今日は祝日だ。 プライベートエクイチィのKKRの投資先であるファーストデータ社。長きにわたって利益が出なくて苦しんでいたが、ようやくIPOが視野に入るところまで業績が回復した。 KKRは同社を2007年に260億ドルで買収した。同社は…

マイナス金利の可能性

この記事は面白い。ECBと日銀はマイナス金利に関心を寄せてもおかしくないという。今のところ両方の中央銀行とも可能性はないとしている。しかし、スイスとデンマークという2つの小国で起きている実験は無視できない。 http://blogs.ft.com/gavyndavies/201…

緊縮財政という災厄

HSBCが米国と英国政府から税務関連訴訟を起こされそうだという。スイスのプライベートバンクが課税逃れの口座を保有することを認めたからだという。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/492a91c6-b084-11e4-92b6-00144feab7de.html#slide0 財政緊縮は災害である…

油価50ドル時代のサバイバルゲーム

快晴。寒いけど・・・。 OPECによる今年の原油需給予測。米国における生産を過小に、原油需要を過大に見積もっている。原油価格が下落し、コストにすると実に半分になったことによる効果だ。 http://www.wsj.com/articles/demand-for-opec-crude-will-rise-this…