英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

新財政協定

欧州の新しい財政協定に関する合意がなった。欧州連合加盟の27カ国のうち、25カ国が合意。一方、経済指標は悪い数字が出ている。ユーロ17カ国の失業率(12月)は10・4%に上昇した。これは1999年のユーロ導入以降、最悪の数字となった。 失業…

ドイツの勝利

日本海側は記録的な大雪が続いている。 ロムニー候補の反撃が対立候補の憤激を呼んでいる。世論調査ではギングリッチ候補に差をつけて、ロムニー候補がリードしている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/437cd250-4b4e-11e1-88a3-00144feabdc0.html#axzz1kzJ…

銀行規制

快晴。風も穏やか。 ドイツの財務相が、ギリシャの追加救済の可能性を否定した。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052970203920204577191002602753994.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories ECBによる3年のローン供給により、流動性不足が解消され…

英の財政再建は失政か

英国の連立政権が進める財政再建策は政策の失敗ではないか、という指摘。財政再建の本質を考えるうえで、興味深い。 一国の経済運営はすべての人に開かれているが、企業の経営は、少数の才能を持った経営者に委ねられる。後者は、莫大な報酬がそれを担保して…

米の税率論争

先週の動きのまとめ。最大のニュースはFOMCで、内容も盛りだくさんだった。2013年半ばまでとしていたゼロ金利政策を2014年終わりまで継続するとし、FF金利の見通しも示した。また、これまでもそうだと理解されていた2パーセントのインフレーション…

Fedタカ派の影響力

今日も快晴。本日は都心へ出かける予定。 緩和的な金融政策がインフレを引き起こすかもしれないと懸念するFed内のタカ派が、連銀内より連銀外へ影響力を強めているという指摘。誰が市場を動かしているか、調査したところ、2年国債の金利はタカ派の3人が講…

米国成長率

米国の2011年第4四半期の成長率(年率換算、速報値)は2.8%となった。中身は、在庫の積み増しが主因で、公的支出の削減が重くのしかかっている。特に防衛分野の歳出減が響いている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/04a9ce80-48e6-11e1-954a-00144…

ギリシャの財政主権

快晴。気持ちの良い週末。ニュースも盛りだくさんだ。 今朝の日経の私の履歴書。ブレア元首相の明かす、小泉元首相像が興味深い。回顧録もユーモア交じりでニヤリとさせられる。 もともと残っていたのか疑わしいのだが、ギリシャの財政主権が失われようとし…

Fedウォッチの終焉

快晴。消費増税をめぐる政界の反応がきな臭くなってきた。 率直な物言いで知られるJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOが、欧州周縁国からの拠点撤退を示唆した。ダボス国際会議での発言。 同社のスペイン、イタリア、アイルランド、ポルトガル、ギリシャの…

FOMC(2012年1月)

昨夜は錦織‐マレー戦を録画放送していた。42本のラリーは壮絶。 FOMCが昨日示した金利見通し。委員の間の見解は大きく分かれた。17人のうち、11人の委員が少なくとも2014年末まで低金利が続くと見通した。一方、3人の委員は今年、さらに3人が来年利上げ…

オバマ一般教書

オバマ大統領の一般教書演説。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052970203806504577180892781608360.html?mod=WSJ_Home_largeHeadline マンキュー教授が一般教書演説(the SOTU)にコメントを寄せている。オバマ大統領がアウトソーシングや国際貿易…

ECBへの圧力

降った雪が溶けず、路面が凍結。でも、空気がヒンヤリ澄んで、清冽な気持ちがする。 ギリシャ債務交渉は継続。IMFはユーロ圏諸国に対し、ギリシャ財政の赤字を負担するよう圧力を強めている。具体的にはECBによる400億ユーロの国債引き受けだ。ECBはギリ…

ギリシャ

昨夜の都心は牡丹雪。今朝は富士山が随分ときれいに見える。 民間債権者との間のギリシャ債務削減交渉。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052970203718504577178383820815306.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories 次のターゲットは、来週月曜日、…

FOMCプレビュー

今週のFOMCのプレビュー。政策金利や資産買い入れプログラム、MBS再投資プログラムの変更は予想されていない。金融緩和の拡大、いわゆるQE3もないだろう。 注目はFOMC参加者によるFF金利の見通しの公表。それにバーナンキ議長の記者会見だ。 http://www.cal…

ロムニー批判

曇り。東京電力の電気料金値上げや火力部門の分離が話題になっている。 ギリシャの債務調整問題は継続。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/3060a200-4522-11e1-a719-00144feabdc0.html#axzz1k3XMSzBV 銀行に対する資本規制が強化され、EU諸国で住宅差し押さえ…

今週の予定

今週の予定。注目は火曜日と水曜日。火曜日には、オバマ大統領が住宅政策について、何らかの言及をするかもしれない。水曜日はFOMC後のバーナンキ議長記者会見。FOMC参加者による、適切な目標FF金利見通しが公表される。 http://www.calculatedris…

ギリシャ交渉継続

今日も雨。全豪オープンで錦織選手が初のベスト16に入る。快挙だ。 共和党の大統領候補選びで、サウスカロライナ州ではギングリッチ候補がロムニー氏を逆転、勝利した。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052970204616504577175513802679068.html?…

2人のテクノクラート

寒い寒い。みぞれ交じりの中、朝のテニス。 それにしても、震災とオリンパスを除き、英字ニュースに日本が話題になることはほとんどない気がする。英字紙のレーダーから日本が消え去ってしまったようだ。 イタリアのモンティ首相とギリシャのパパデモス首相…

物価連動債

昨日の夜から雨が降り始め、今日の都心は雪に。終日みぞれ混じりの天気。 米国と欧州の株価は、5か月ぶりの高値をつけている。背景には、欧米の経済指標や企業の決算が良好であること、がある。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/adae5956-3ff4-11e1-ad6a-00…

ゴールドマン決算

晴天続き。都心は記録的な乾燥状態で、健康にも影響が出始めているという。 ゴールドマン・サックスの4半期決算が発表された。劇的なコストカットにも関わらず、四半期純益は58%の下落。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/b2f83d4e-41d1-11e1-a586-00144f…

中国減速

晴天が続く。 FTトップにブレーキングニュースとして、米ヤフーのジェリー・ヤン氏が辞任するとの報が流れている。 ウェルズファーゴとシティグループの4半期決算。ライバルであるシティグループに利益で上回った。シティ決算は投資銀行部門の赤字転落が響…

モンティ首相インタビュー

曇り。今日も寒い。 今日の日経一面トップの航空機リースの話。RBSが三井住友FGなどに航空機リース部門を73億ドルで売却する。RBSにとって2008年に国有化されて以来、最大の資産処分となる。同資産の売却をめぐっては、中国の大手銀行やウェルズファーゴな…

ギリシャへの疑念

ギリシャは債務を返済する意思も能力ももはや持たない、と手厳しい。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/01/growing-doubts-about-greece.html

新リスク浮上

イランと西欧諸国との緊張感が高まり、世界経済にとって原油高、という新たなリスクファクターが浮上してきた。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/01/oil-prices-and-economic-growth.html

大停滞時代

くもり空。乾燥した、寒い日々が続く。 相変わらず欧州危機をめぐって、ギリギリの調整が続いている。ギリシャの債権者が独仏首脳に対し、暗礁に乗り上げている債務の損失負担交渉を打開するよう求めている。いわゆるprivate sector involvement(PSI)につい…

JPM決算

曇り空。 格下げを受けて、メルケル首相の発言。厳しい新財政ルールをもっと早く実行するよう呼びかけた。格付けが財政同盟への動きを強めることになる。2012年半ばの設立に前倒しされたESMも重要な役割を果たす。 ただ、再選を目指すサルコジ大統領にと…

フランス格下げ

朝の冷え込みが厳しい。 トップニュースはS&Pによるフランスとオーストリアの格下げ。ワンノッチ引き下げ、ダブルAプラスとした。欧州域内に6つあるトリプルA格の国々のうち、2つを格下げした。同様にイタリアとスペイン、ポルトガルは2ノッチ格下げ。ア…

ボルカールール批判

快晴。寒い。北海道陸別町ではマイナス29度を記録したという。 昨日はECB理事会。スペインやイタリアの国債入札が成功裏に終わり、一時的な安定化のサインが出ている、とドラギ総裁は慎重ながら楽観的なコメント。先月の4890億ユーロの3年ローン供給が…

イラン情勢

快晴。 イランをめぐり、原油・石油精製市場に動きが出ている。欧州の精製業者はイランからの原油スポット購入を断ち切った。今月後半にEU会議がイランに禁輸措置を科するのを前にした動きだ。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/1cda2496-3c7a-11e1-9bcc-0014…

バタール辞任

今日は寒い一日になりそう。 トップクラスの投資銀行の仲間入りをしようという、野村の目標を欧州危機が直撃している。ホールセール部門のトップ、ジェシー・バタール副社長が辞任する。部門の大赤字と戦略の不一致が原因だ。 バタール副社長は55歳で、同…