英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ニューヨーク・タイムズ対FBI

 晴れ。穏やかな朝である。
 ホワイトハウスとメディアの緊張関係が続いている。いくつかのメディアはブリーフから締め出されている。ニューヨーク・タイムズやCNNなど、トランプ氏に批判的なメディアも含まれている。こうした動きに合わせ、APとタイムズの記者がブリーフをボイコットした。
 ホワイトハウスの長い歴史の中で、こんなことは初めてだという。
 https://www.wsj.com/articles/some-media-outlets-excluded-from-white-house-briefing-1487971648
 プリーバス氏は、ロシアとの関係についての報道が誤りであると証明するために、FBIの助力を得ようとしている。ニューヨーク・タイムズによると、トランプ氏の選挙チームとロシアの情報機関との間で契約が存在したという。FBIはNYTの報道は不正確だと主張している。
 記者へのブリーフの中で、ホワイトハウスのスパイサー報道官は先週、FBIのマッカビー副長官がニューヨーク・タイムズの記事を告げた後の会議で、ホワイトハウスのプリーバス氏に接触したと述べた。
 一方、ニューヨーク・タイムズ紙は声明を出し、この記事は多くの情報源で確認されたものだ、と述べた。記事を攻撃するということは、この記事が一層真実であるということを意味している、と付け加えている。
 おそらくそういう推測が成り立つと言えそうだ。
 ロシアとの関係は、トランプ政権が極めて敏感になるテーマである。辞任した国家安全保障担当主席補佐官のフリン氏はロシアとの関係が理由で職を追われた。トランプ氏は朝の連続ツイートで、FBIがメディアに情報をリークしたと強く非難している。
 https://www.wsj.com/articles/trump-hits-fbi-over-national-security-leaks-to-media-1487941799