英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

フィッシャー講演

 Duy教授。フィッシャー副議長の講演から。非常に良いスピーチであるとしている。現在の金融政策決定プロセスに光を当てたものである。
 Duy教授はとくに3つの点が素晴らしいとしている。
 一つは、SEPにおける金利見通しは、委員会の見通しを代表したものではない、という点である。それはそのような見通しは存在しないからだ。さらに、この見通すは将来の政策を約束するものでもない。
 2つめは、Fedは政策決定を中期的な見通しみ基づいて行っているという点だ。言い換えると、中期的な目標に合わせるように政策を決めている。これは短期的視点で政策を決めるべきだという考えから、批判されるかもしれない。
 3つめは、Fedはモデルに基づいて政策を決めているが、もちろんモデルだけに依拠していないということだ。
 http://economistsview.typepad.com/timduy/2017/02/takeaways-from-fischer-speech.html