英字紙ウォッチング

経済、政治記事中心に英語メディアを定点観測

中国を妥協させる最良の方法

 晴れ。

 米中貿易協議。米国としては、中国の関税を取っ払うべく、貿易交渉を急ぐ考えた。それがマーケットの混乱を鎮静化することにつながる。

 米国政府高官は、中国の輸入関税を取っ払う議論を始めていると明かした。すべての、あるいは一部の関税をなくすアイデアは、ムニューシン財務長官から飛び出した。ムニューシン長官としては、中国に長期の改革を促すことが目的だ。

 しかし、ライトハイザーUSTR長官はこのアイデアに反対している。どんな妥協も相手に弱みをみせるサインとなる、という理由からだ。

 この論争は中国から妥協を引き出すための、最良の方法を模索する中で飛び出した。

 https://www.wsj.com/articles/u-s-weighs-lifting-china-tariffs-to-hasten-trade-deal-calm-markets-11547754006?mod=hp_lead_pos1

米銀は復活したのか

 米国の銀行の見通しは暗鬱なものだが、ゴールドマン・サックスが回復を象徴している。

 わずか数か月前まで、米国の2大銀行の第4四半期の業績が株式市場の回復を主導するとは、だれが想像しただろうか。しかし、水曜日にそうした動きが起きた。ゴールドマンとバンク・オブ・アメリカが投資家の株式評価が低すぎることを示してみせた。そして、米銀の力強さを改めて示した。

 両行の株価は投資家の予想を上回って上昇した。バンカメには短期的には信用コストの問題は生じそうもない。ゴールドマンについては、買収にともなうアドバイス手数料収入の増加が見込める。

 https://www.ft.com/content/657c5c1a-19b7-11e9-9e64-d150b3105d21

学生ローンが米経済をむしばむ

 晴れ。

 ペロシ議長がトランプ氏に対し、年頭教書演説を延期するよう求めている。政府閉鎖に伴う警備の問題を示唆している。書面で公開することも検討に値するのだという。

 https://www.wsj.com/articles/pelosi-asks-trump-to-delay-state-of-the-union-11547650192?mod=hp_lead_pos3

 Fedによると、学生ローンの債務が積み上がり、住宅市場に影響を与えているという。40万人の米国の若い人々が、住宅を購入するのが困難になっている。さらに、地方から大学の卒業生が逃げ出している実態も指摘している。

 学生ローンの影響は近年、論争の的になってきた。総額で1・5兆ドルに達しており、米国全体のクレジットカードやカーローンの総額を上回っている。

 2005年から2014年までの期間をみると、24歳から32歳までの人々の住宅保有率は9%ポイント下落した。それ以外の多くの要素が影響した可能性があるが、このうち2%ポイントについては、学生ローンの影響だとFedはみている。

 また、別のペーパーでは、学生ローンを背負った学生は地方から都市部へ移動する傾向があると指摘されている。

 https://www.wsj.com/articles/fed-says-student-debt-is-u-s-hurting-housing-market-11547657473?mod=hp_lead_pos4

 これがFedのリサーチペーパー。

 https://www.federalreserve.gov/publications/files/consumer-community-context-201901.pdf?mod=article_inline

EU離脱案否決

 晴れ。

 メイ首相が提案したEU離脱案について、英国議会は230票の差で否決した。労働党のコービン党首は不信任案を呼び掛けた。

 ブリュッセル本部との2年に及ぶ苦痛に満ちた交渉の産物である、メイ首相のブレグジット案が火曜日夜、議会下院で432対202で否決された。

 メイ首相は230票も失った計算で、過去の政府案の採決で最大票差の否決だった。3月29日に予定されているEU離脱を前に、メイ首相に残された時間や余力は少ない。

 317人いる与党保守党の議員のうち、118票が反対票に回った。労働党のコービン党首は内閣不信任案を提出。彼はこの案は絶対的に決定的だ、と述べた。

 水曜日晩に行われる投票で、保守党や北部アイルランドDUPの支持を得ているため、メイ首相は信任を勝ち取る見通しだ。

 一方、保守党の欧州懐疑派の中からは、クリーンブレークといって、EUとの合意なき離脱の可能性が高まったとみる向きがある。しかし、それは災厄を招きかねない。英国経済界からは、政府に対し、新たな案を即座に公表すべきだと求める声があがっている。

 https://www.ft.com/content/9f45ab16-18fb-11e9-9e64-d150b3105d21

瀬戸際のメイ首相

 晴れ。

 英国のテリーザ・メイ首相がブレグジットをめぐる重要な投票において、屈辱的な敗北を期する可能性が高まっている。ユーロ懐疑派である保守党の議員らが、首相を辱めると脅し、英国の欧州との将来の関係は疑わしいものになっている。

 メイ首相は彼女の交渉についてもう一度よく見るよう議員らに求めた。そして、保守党のブレグジット派に対し、この交渉を拒否すれば、ブレグジットそのものも失われると警告した。11時間に及ぶEU首脳との外交交渉とともに、メイ首相はこうアピールしたが、雰囲気を変えるには至らなかった。メイ首相への支持は650議席のうち、100票程度にとどまる見通しである。

 ダウニング街では、今にも災厄が起こりそうだとの雰囲気が高まっている。

 投票後、メイ首相は声明文を即座に発表すると見られている。そして、アイルランドのバックストップが一時的なものであることを確認する、法的に拘束力のある妥協をするためにブリュッセルには再度戻らないことを約束する。

 ある政府高官は、メイ首相は英国が3月29日に合意なきブレグジットを行わないことを宣言せよとの圧力にさらされているという。これは世論や経済界からそういう警告が盛り上がっているからだ。EU離脱自体を遅らせよ、との圧力も高まっている。

 一方、労働党のコービン党首は総選挙に打って出るよう、信任投票を求める考えである。メイ首相率いる保守党はDUPと協働し、信任投票には勝利できる見通しだが、メイ首相のブレグジット計画が挫折することで、政治的な混乱が生じる可能性が高い。

 しかし、Eう側は英国のブレグジット計画の条件について、大きな修正をする考えはない。

 https://www.ft.com/content/dcb12ac2-182c-11e9-9e64-d150b3105d21

注目の企業決算

 晴れ。

 企業の決算シーズンがやってきた。経済指標が弱い数字が出た後のことで、企業業績の見通しがどうなるかに注目が集まっている。

 https://www.wsj.com/articles/all-eyes-on-corporate-guidance-after-weak-economic-data-11547470800?mod=hp_lead_pos3