英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

Fedは正しいのか

Fedと市場、どちらが正しいのだろうか。 中央銀行は世界経済に対して楽観的だが、これは投資家の見通しとは対照的である。金融市場に嵐が吹き荒れており、そのメッセージは明確である。世界経済の拡張はトラブルを抱えている。しかし、Fedの見通しは楽…

アクティブ化するファンドマネジャー

晴れ。今年もあっという間に最後である。 ミューチュアルファンドの運用マネージャーは、よりアクティビスト的な役割を果たす存在へと変化している。投資先の企業経営者に対し、変化の要望を伝えている。 ミューチュアルファンドの全盛期には、プロキシーフ…

貿易交渉の肉付け

晴れ。 米国と中国は貿易戦争を和らげるための、貿易交渉の肉付けを急いでいる。米国としては、自国製品の輸出増と中国側の規制緩和を求めている。 https://www.wsj.com/articles/u-s-and-china-fleshing-out-trade-deal-11546126975?mod=hp_lead_pos1

サウジの内閣改造

サウジアラビアが政権幹部を一新した。 サルマン国王は、内閣の人事を一新したと木曜日に発表した。カショギ氏の殺害以降で初めて、王国の権力構造を一新する動きだ。 サルマン皇太子は依然として広範囲にわたる権限を保持している。国際社会に向けたメッセ…

ダウ指数、乱高下

晴れ。 ダウ株価指数は嵐のような乱高下に見舞われている。大きく下げた後、記録的なリバウンドが起きた。 ダウ指数は木曜日の最後の90分間で大きく回復した。850ポイントが上下に振れ、2008年の金融危機以来の売りに押された投資家は一時の小休止をとること…

ダウ反発

晴れ。今年も残すところあとわずかである。 ダウは1000ポイント以上上昇し、株価が回復した。ボラタイルな展開である。 アマゾンやネットフリックス、フェイスブックなどは8パーセント以上の上昇。原油価格も9%近く上昇し、エネルギー企業株を後押しした…

TPP発効の余波

米国の農家は、日本向け輸出で競争力を失うのを懸念している、というお話。ライバルである豪州などが、TPPで関税面で有利となるからだ。来年以降の対日交渉の材料となる可能性がある。 中国向け輸出が停滞する中、米国の農家や牧場経営者は、アジアで2番目…

米国政治の混乱が拍車をかける

曇り。 マーケットがこれだけ混乱しているというのに、震源であるトランプ氏はFedや政府閉鎖に断固とした姿勢を続けている。大統領は利上げを批判し、国境の壁予算の手詰まりを批判した。 米国政治の混乱は、世界的な株安に拍車をかけている。 日本の日経株…

ムニューシン長官の過ち

晴れ。 ダウ指数は650ポイント近く下落した。ムニューシン財務長官の要請にも関わらずだ。 米国株の同様が月曜日も止まらない。2008年の金融危機以来の下落相場の中で、投資家は利上げや成長率の鈍化、政府閉鎖を悪材料視した。 月曜日の下落幅は2・9%…

政府閉鎖、越年へ

晴れ。 米国の政府閉鎖は年越しの可能性が高い。 次期ホワイトハウスの首席補佐官であるマルバニー氏は、米国政府の閉鎖は新年に持ち越すだろうと述べた。トランプ大統領は国境の壁予算について民主党を説得することに失敗した。 https://www.ft.com/content…

トルコのクルド攻撃

トルコのエルドアン大統領は数か月以内にシリア北部のクルド勢力への攻撃を開始すると述べた。米軍のシリア撤退を受けた影響が出始めている。 金曜日にエルドアン大統領はテレビで演説し、トルコ軍は米軍に支援されたクルド軍など、テロリスト勢力を中立化す…

米政府閉鎖は続くよ

曇り。 米国政府の閉鎖は話し合いが不調に終わり、数日間続く見通しである。ホワイトハウスは安全保障の予算として50億ドルを必要とする要求に譲歩するつもりはない、としている。 米国政府の部分閉鎖が少なくとも木曜日まで続く見通しとなった。メキシコと…

NY連銀、ウィリアムズ総裁

ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁。2019年は目を大きく見開いて、見ていく必要がある、と約束している。経済が停滞すれば、Fedの見通しを再評価する用意があると述べた。 今週の利上げについて、来年も経済は堅調に推移する、とウィリアムズ総裁は擁護す…

米国、3度目の政府閉鎖へ

曇り。 米国政府は再び政府閉鎖へ向かっている。国境の壁建設のための予算案をめぐる対立が原因である。 議員らは話し合いを続けているが、一部の政府機能は夜中にも停止する。 米国政府は金曜日の夜に部分閉鎖になりそうだ。ホワイトハウス幹部と議会首脳ら…

止まらぬ米株安

米国株は引き続き大きく下げている。 米国株は木曜日も軟調な展開となった。政府閉鎖の可能性が見えてきているのと、Fedの金利見通しにナスダック指数が反応した。 https://www.wsj.com/articles/japan-leads-markets-lower-after-fed-raises-rates-11545284…

マティス国防長官の退任

晴れ。 米国のマティス長官が2月末で退任する。軍事戦略を転換しているさなかの退任劇である。 トランプ大統領はツイッターで、マティス氏のもとで進展したペンタゴン改革を称賛した。時間をおかずに後任の長官を指名するとトランプ氏は述べた。 退任の発表…

ハト派化するFed

晴れ。 昨日のFOMCである。大方の事前予想通り、利上げに踏み切った。焦点である来年の金利見通しだが、2回の利上げへと回数を減らした。 トランプ大統領の圧力を退けつつ、Fedは今年4回目となる利上げに踏み切った。しかし、来年の利上げ回数はスローダウ…

ファウストとナショナリズム

ナショナリズム同士のファウストのような取引が行われている。FTのマーチン・ウルフ。 https://www.ft.com/content/c3b28316-01f9-11e9-99df-6183d3002ee1

止まらぬ油価下落

晴れ。 原油価格の下げが止まらない。経済の不確実性と供給過剰を反映した動きのようだ。 WTI原油価格は7・3%下落し、46ドル台をつけている。4年前の高値と比べて、およそ4割下落した格好だ。投資家は世界経済の成長が減速し、燃料需要の重しになること…

中国は米国債の保有を5か月連続で減らしている。貿易戦争に関連した動きだと考えられている。 中国政府は10月、5か月連続で米国債の保有を減らした。ドル高が米国債の保有需要を減少させている。 海外の投資家として米国債の最大の保有者である中国は、10月…

金融市場に吹く嵐

晴れ。 米国株がまた大きく下落した。ダウ指数の下落幅は508ポイント。経済指標の悪化と原油価格の下落が響いている。 投資家は今週のFOMC待ちの姿勢である。主要指標は月曜日に小幅に下げて始まった。原油価格は14か月ぶりに50ドルを割った。 水曜日のFO…

干上がる米クレジット市場

米国のクレジット市場が干上がりつつある。 12月のジャンクボンド市場は、リーマンショック以降で初めて、ジャンクボンドの売りのない月になりそうだ。ボラティリティの増大が投資家を驚かせ、マーケットの流動性が枯渇している。 https://www.ft.com/conten…

テキサスの共和党で起きたこと

テキサス州のある郡で、共和党幹部が攻撃される出来事があった。 リーダーの名前はShafi氏。パキスタン出身の外科医で、ムスリムであることを理由に、幹部にふさわしくないと、党内の保守派から攻撃される事態に陥っている。 これは党内の市民戦争だ、と表現…

金利上昇と小規模銀行

朝から冷たい雨。 金利の上昇が小規模銀行の経営を圧迫している。預金金利が上昇しているからだ。 金利上昇は銀行にとって追い風だと考えられてきた。しかし、その代わりに銀行経営を痛めつけている。FRBが利上げを開始してから3年が経ち、銀行の顧客は預金…

国境の壁

国境の壁をめぐり、政党間の対立が深刻になっている。 国境の壁に関する支出関連法が土曜日の朝に切れる。そうなると、建設作業が途中で止まってしまうことになる。部分的な政府閉鎖である。 この国境の壁問題は、民主、共和両党にとって大きな政治的対立の…

米国金融株の下落

米国の金融関連株が下落している。今年1月以降、20パーセント以上銀行株は下落している。弱気相場入りしている。 https://www.ft.com/content/e5850164-ffea-11e8-ac00-57a2a826423e

中国経済の悪化

晴れ。 ダウ指数は金曜日も大きく下落した。修正領域に入っている。ピーク比で1割安い。 ダウ下落は、中国とユーロ圏の経済指標が失望する内容だったことだ。投資家は週末に入るに際し、大きな賭けをすることをためらっている。 ブルーチップの指数は約500ポ…

ファミリーオフィスの正体

エコノミスト最新号より。世界のスーパー富裕層が使うファミリーオフィスの実情を報告している。 https://www.economist.com/leaders/2018/12/15/how-the-0001-invest

ECB、債券買取終了

晴れ。 ECBは債券買取を終了した。投資家の関心はいつ利上げを始めるかに移っている。 買取停止の決定は全会一致だった。4年間に及ぶ国債と社債の買取が終了した。ドラギ総裁は今回の経済回復の唯一のドライバーとなった、と述べた。 ECbは以前から、今月で…

メイ首相、土壇場で踏ん張る

曇り。 英国のメイ首相にとって正念場である。信任投票で、保守党は結局メイ首相を党首として選んだが、ブレグジットの道のりははっきりしない。 https://www.wsj.com/articles/theresa-may-ekes-out-a-win-in-no-confidence-vote-11544648517?mod=hp_lead_p…