英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ポルトガルにて

薄曇り。 米国債の利回りは上昇。焼け焦げたような指標が力強い経済を指し示しているからだ。Fedによるさらなる利上げを見込む見方が増えている。 米国の第1四半期のGDP指標は予想以上に強かった。年率換算の成長率は2%の成長である。事前予想は1.3%だった…

Fedの銀行破綻シナリオ

Fedの銀行破綻シナリオ。もし大手銀行が破綻すれば、5410億ドルが失われると試算している。 https://www.ft.com/content/6d1d2087-9188-4378-bd59-f87c5adc593f

ロシアの混乱にウクライナは付け込めるか

曇り。 ウクライナはロシアの混乱に付けこむことができるのか。今のところ、反攻はゆっくりと進んでいる。 ウクライナ人はロシアが内戦の一歩手前までいったことを喜びをもって見つめている。プリゴジン氏がモスクワまで進軍し、プーチン政権を不安定にさせ…

アフリカ「ワグネル帝国」の未来

曇り。 アフリカでワグネルが築き上げた「帝国」はどうなるのだろうか。アフリカ諸国はロシアの信頼性を再考する可能性がある。 先週の出来事が起きるまで、ワグネルグループの次の仕事はベラルーシというより、ブルキナファソであるはずだった。しかし、6月…

ルカシェンコ氏はロシアの英雄か

曇り。 プリゴジンの乱の勝者は、ベラルーシのルカシェンコ大統領であるという。しかし、モスクワ進軍を止めたという彼の役割はおそらく過大評価されている。 過去20年間で、ルカシェンコ氏がロシアにもっともよい印象を与えた瞬間であっただろう。週末にか…

誰がこんなロシアにした?

ワグネルの乱、その後。プーチン氏は生き延びたようだが、この状態はいつまで続くのか。 プーチン氏に対する軍事反乱の脅威は6月24日、突然、そして劇的に終わりを告げた。土曜日の朝、プリゴジン氏は突然、モスクワから1000キロのところまで進軍した。そし…

ロシアのフランケンシュタイン・ワグネルの帰結

晴れ。 FTより。反乱を終結させるの代わりに、軍事指導者であるプリゴジン氏はロシアを去った。過去30年間で初めてロシアでクーデターの試みが起きた。それを終結させるべく、ベラルーシが介在して軍事クーデターを終結に導いた。 プリゴジン氏はロシアを出…

ロシアとワグネルの衝突

曇り。 ロシアで新たな展開が起きている。ロシアのプーチン大統領は軍に対し、ワグネルと戦うよう命じ、ワグネルを反逆者と呼んでいる。 https://www.wsj.com/articles/ukraine-shoots-down-russian-cruise-missile-barrage-9d9da03a

さえない米国株

曇り。 米株は下落した。 https://www.wsj.com/articles/global-stocks-markets-dow-news-06-23-2023-3b8ea2aa

イングランド銀行の利上げ

曇り。 イングランド銀行は0.5%ポイントの利上げを決めた。スナク首相は中央銀行の決定を支持し、インフレ抑制のため、財政政策のグリップを厳しく引き締め続けることも約束した。財政政策と金融政策両面でインフレ抑制を目指す。 今回の利上げによって政策…

インフレの波紋

曇り。 インフレがもたらす実態経済への波紋。 https://www.economist.com/briefing/2023/06/21/inflation-is-as-corrosive-to-investing-as-it-is-to-the-real-economy FTCトップに史上最年少の若さで就いた34歳のリナ・カーン氏。彼女が良い警察官になるの…

ジャンクローン市場の減退と米国企業への影響

晴れ。 ジャンク級ローン市場が減速し、米国企業の借り入れ計画に影響を与えている。買い入れの上限が設定されたため、債券CLOへの需要は減退している。 米国のジャンクローン市場は1.4兆ドルもある。借り手はCLO市場の変調に影響されている。CLOの3分の2は…

沈む欧州株、浮かぶ米国株

米国株が上昇している。ECBが利上げに踏み切り、欧州株が沈んでいるのとは対照的である。 木曜日の米国株は上昇した。経済指標は労働市場が軟化する兆候を示しており、消費者支出も穏やかになっている。Fedによるさらなる利上げが不必要になりつつある。 こ…

サンフランシスコの商業用不動産危機

晴れ。 米国のサンフランシスコで商業用不動産の安定性が揺らいでいる。デフォルトが出ているせいだ。 市内で最大のショッピングモールやホテルがローンの支払いを止め、鍵を引き渡す事例が相次いでいるのだ。市内でもっとも価値のある不動産がこのような事…

ベラルーシの戦術核兵器

快晴。 ロシアのプーチン大統領はベラルーシに戦術核兵器を送ったと述べた。ソ連崩壊以降、ロシアは国境の外に核兵器を展開したことはなかった。 ウラジミール・プーチン大統領は金曜日、ロシアが戦術核兵器の弾頭部分を隣国であるべらるーすに配備したと述…

ECB、0.25%の利上げ

晴れ。 ECBが0.25%の利上げに動いた。政策金利は3.5%となった。7月に再度の利上げも予想されている。インフレ率上昇が解消する気配が一向に見えないためだ。 木曜日のECBの決定は、22年ぶりに高い政策金利を決めたことを意味する。同時にインフレ率の見通…

Fedは利上げ見送り

曇り。 Fedは利上げを見送った。しかし、今後2回の利上げがありうるとの見通しを出した。インフレ率の高さが続くことに直面し、引き締めキャンペーンを一時休止することを擁護した。 Fedとしては、今年、あと2回の利上げ方針を支持する、とした。そのうちの1…

シタデルが発する中国楽観論

曇り。 トランプ大統領は機密ア書類持ち出し容疑について、無罪を訴えた。 https://www.ft.com/content/10e8387d-ace2-4282-963f-091199c9b0d1 シタデルのケン・グリフィン氏のインタビュー。中国の先行きについて楽観的な見通しを示している。もし中国経済…

難路に差し掛かるFedのかじ取り

今週は中央銀行ウィークである。Fedは「待ちのゲーム」を続けている。 インフレが鈍化するペースや経済がどこまで崖に近づいているかについて、市場のコンセンサスは割れつつある。Fedのかじ取りや、いかに? https://www.ft.com/content/7273f110-4c36-475a…

投資銀行に芽生え始めた「復活の芽」

曇り。 ゴールドマンサックスとモルガン・スタンレー。従業員削減などの「休眠期間」を経て、活動は回復していくとの見通しを両社のトップが口をそろえている。投資銀行ビジネスに新しい若い芽が発芽しつつあるという。 投資銀行部門においては、金利上昇に…

UBS、クレディスイスへの警戒感

雨。 クレディスイス買収にあたり、UBSはクレディスイスの悪しき文化との混在がないよう、注意を払っている。リスクの高い国の顧客や複雑な金融商品を禁じる新たな社内規制を課すことにしている。 具体的にはリビアやロシア、スーダン、ベネズエラといった国…

米国金利見通しはより長く、より高く

来週のFOMCを控え、米国株は薄商いの中、上昇した。テスラ株が上昇した。 投資家のベンチマーク指数であるS&P500指数は、金曜日に上昇した。来週のFOMCを前に様子見の姿勢が続いた。S&P500指数は0.1%の上昇。10か月ぶりの高値となった。とくにブルーチップ…

トランプ起訴状が明らかに

曇り。 トランプ氏が37の罪状で起訴された。機密書類を持ち出した容疑である。 連邦政府の検察官はトランプ氏に関する37の容疑を記載した起訴状を金曜日に公開した。起訴状は、米国の前大統領が何度も嘘をつき、政府にとってもっともセンシティブな安全保障…

オデイ・アセット疑惑

雨。 イギリスの運用会社であるオデイ・アセットマネジメントが、セクハラ調査を受けている。その結果、モルガン・スタンレーが同社との取引を打ち切った。13人の女性が創業者であるクリスピン・オデイ氏からセクハラを受けていた。 https://www.ft.com/cont…

米中対立のはざまで揺れるベンチャー・キャピタル

曇り。 米中対立がセコイア・キャピタルに影響を与えている。 https://www.ft.com/content/fc861ceb-91f5-4372-8877-d24f444c2719

アップル「ビジョンプロ」をお披露目

曇り。 アップルの新商品説明会。ミックス現実を体験させるヘッドセットをお披露目した。この商品は3499ドルで発売し、来年初めには利用可能になるという。 新商品の名前は「ビジョンプロ」。長らく望まれていたミックスド・リアリティに関するヘッドセット…

食品価格統制の愚かさ

イギリス政府による、食品価格統制の愚かさを指摘している。スーパーマーケットに対し、食品価格の上限を設定する。 英国政府には大人がいるのだろうか。債券市場をみると、そうは思えない。英国国債の利回りは、2022年の秋にトラス政権時に急騰したときの水…

サウジアラビア、強い意志を持った原油減産

晴れ。 サウジは原油価格押し上げのため、日量100万バレルの減産を模索している。OPECプラスの会合が開かれ、新たな生産枠で合意した。比較的弱いアフリカ諸国に配慮した格好である。 日曜日にウィーンで会合が開かれた。OPECの事実上のリーダーであるサウジ…

5月の雇用統計

WSJより。先週金曜に発表されたアメリカの雇用統計。Fedの政策金利論争を解決するような内容ではなかった。 5月の新規雇用者数は33.9万人増加した。 https://www.wsj.com/articles/jobs-report-is-unlikely-to-resolve-fed-rate-debate-1690ff2e?mod=markets…

JPモルガンと中国大陸

JPモルガンのダイモンCEOの中国訪問。中国における「冷たさ」を実感するものであった。コロナ後の中国経済再開にも関わらず、コロナ禍で冷え込んだコミュニケーションはそのままである。 JPモルガンは数年ぶりに、中国本土でサミットイベントを開いた。上海…