英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ドイツ駐留のコスト

ドイツに駐留している米軍が撤退を検討しているという。ワシントンポストが報じている。米軍が駐留するコストを検証している。 ペンタゴンはドイツに駐留している米軍が引き上げたり、移転する場合のインパクトとコストを分析中である。トランプ大統領とメル…

夜明けのEU会議

EU首脳は難民問題をめぐって夜明けまで議論を続けたが、得るものは少なかった。メルケルを救うのに十分だったのか。 https://www.economist.com/europe/2018/06/29/the-eu-argues-till-dawn-on-migration-and-achieves-little

インフレが帰ってきた

晴れ。梅雨明けである。 米国のインフレ率が上昇している。5月は6年ぶりの高い数値となった。過去6年間、毎月、Fedが目標とする水準を下回っていたが、雇用市場の力強さにより賃金が上昇したことと、経済成長が経済のスラックを消滅させたからだ。 インフレ…

新聞社襲撃

晴れ。 メリーランドの新聞社が襲撃され、少なくとも5人が亡くなった。学校といい、新聞社といい、銃撃される社会とは何なのだろうか。 事件があったのは木曜日の午後。死亡者のほかに重体者も何人か出ているようだ。容疑者は身元が確認されていないが、白…

落日のGE

エコノミストより。 ジョン・フラナリー氏は、リストラに集中していく。ダウ指数は回復したが、GEはよりつまらないが、業績はより改善した企業になっている。 今週はGEの歴史上、もっとも暗い数週間だったに違いない。エジソンが創業した会社は、ダウ指数の…

メルケルの意外な救援者

曇り。今日も風が強い。 米国下院は共和党が提出した移民法案を否決した。共和党首脳は2つの問題を抱えている。割れた党内を統合し、トランプ氏を支持する無関心層とのみ協働していくことを求められる。秋の中間選挙を前に、大きな問題に直面している。 法…

揺らぐメルケルの基盤

メルケル首相の保守派内にあった強固な権力基盤が、移民問題で浸食されつつある。 https://www.wsj.com/articles/immigration-backlash-erodes-merkels-power-in-conservative-stronghold-1530029266?cx_testId=16&cx_testVariant=cx&cx_artPos=1&cx_tag=pop…

イラン制裁強化

曇り。風が強い。 米国がイラン制裁の姿勢を強めている。11月以降、イランを輸入する国は米国から制裁を受ける可能性がある。具体的には11月4日から発効する。米国務省高官の話として伝えられている。イランから原油を輸入する国々は、より長い移行期間を経…

苦境のメルケル

メルケル首相が難民問題で苦境に立たされている。EUの緊急首脳会談が開催されるが、ほとんど進展が見込めない。イタリアはシステムの根本的な変更を求めている。 https://www.economist.com/europe/2018/06/24/an-emergency-eu-summit-makes-little-progress…

中央銀行の新たなマンデート

中央銀行の新しいマンデート。サイモン・レンルイス教授。法人税減税やファンドを使って投資を促し、3%の生産性向上を目指しているのがイングランド銀行である。しかし、中央銀行は生産性に影響力を及ぼすことはできないので、こうした試みは失敗に終わる…

我慢強いECB

ECBの政策について、リトアニアの中央銀行総裁は、ドラギ総裁の最近の警告をまねて繰り返した。2019年10月までは利上げに関する議論はないとメッセージを送った。 ユーロ圏の19か国からなる経済は減速しており、原油価格の高騰や貿易戦争につながりかねない…

米貿易政策の混乱

米国株が大きく下落した。貿易戦争への恐れからなのだという。トランプ氏の側近は、投資制限に対する計画はまったくない、と発言するなど、一貫性のない発言に混乱が広がっている。中国政府とホワイトハウスの間ではジャブの欧州が続いている。そのことが完…

エルドガン勝利

晴れ。 トルコの選挙が行われ、エルドガン大統領が勝利した。もう一期、大統領任期を務める。憲法も快晴され、大統領に対し、立法や司法の権限を付与することが可能になった。 エルドガン大統領はすでに15年間もその職にあり、有権者はその拡大を認めた。そ…

サウジの女性解放

雨。梅雨の空模様である。 サウジアラビアで女性が運転免許をとることが許可された。この動きは、長く社会を支配していたイスラムの保守主義と部族の伝統が変化していることを示すもっとも目に見えるサインである。 日曜日の夜中に一気に、サウジアラビアの…

ギリシャは勝利したのか

久しぶりにギリシャの話題。何年にもわたる財政緊縮の後、ギリシャに希望が見えてきた。債権者団と債務の返済条件を変更することで合意し、数十年かけて返済すればよいことになったからだ。ギリシャ救済から8年。ルクセンブルクで金曜日の午前2時、ギリシャ…

OPEC総会

曇り。 OPEC総会で各国が生産を増やすと決めたものの、原油価格は急上昇した。多くの投資家が恐れていたほど、生産量を増やさないことで主要産油国のいくつかが合意したからだ。OPEC加盟国は日量60万バレルを増産することで緩やかに合意した。多くの投資家は…

トランプの演出術

エコノミスト最新号のカバーストーリーは、金正恩。北朝鮮と交渉するにあたって、トランプ氏は演出術をまず第一に考えた。今回の米朝会談で勝利したのは実質よりも見栄えであった。そして、トランプ氏は何ら見返りなく、大きな妥協をしてしまった。 トランプ…

ドイツ自動車メーカーのハードル

曇り。 ドイツの自動車メーカー大手が、米国とUEとの間の輸入関税の撤廃を求めている。ドイツ駐在の米国大使はこの要望をトランプ氏に伝えた。 ドイツの主要な自動車メーカーは、自動車に課される輸入関税の撤廃を求めている。貿易戦争に至る前に、平和裏に…

欧州共通予算

今日は雨。 貿易戦争の話題がマーケットを揺さぶっている。世界の株価や商品市場、債券市場が火曜日は大きく荒れた。米国と中国の間の貿易に関する緊張が過激化し、貿易戦争につながるのではないか、という懸念が出ている。 https://www.wsj.com/articles/ma…

トランプのドイツ批判

晴れ。 移民の親と子供を分離させる現行の移民政策について、トランプ大統領が擁護する発言を行った。犯罪を未然に防止するための政策である、と。しかし、国土安全省のニールセン長官はホワイトハウスで、この分離政策は政権の政策ではない、と主張した。役…

企業収益のピーク

曇り。 強気の株式市場の次の試練は、企業収益である。収益見通しは減速が見込まれているのだ。世界経済の原則と金利上昇が企業収益のさらなる拡大に影を投げかけている。 ここ数四半期、企業収益は加速して伸びてきた。そして、主要な米国株式指数が上昇す…

民主主義は死んだ

曇り。 エコノミストより。弱い国々で強い権力者が登場している。その教訓とは。 https://www.economist.com/leaders/2018/06/16/lessons-from-the-rise-of-strongmen-in-weak-states

新興国の金融抑圧

新興国における金融抑圧について。 http://blogs.worldbank.org/allaboutfinance/financial-repression-and-bank-lending-evidence-natural-experiment-emerging-market

激化する米中貿易戦争

米中間の貿易戦争が激化している。 https://www.ft.com/content/e52c9bac-70b9-11e8-92d3-6c13e5c92914

アメリカ第一のコスト

エコノミストより。米国ファーストのコストが上昇しているという。トランプ氏はトランプ流の外交政策を追い求めているが、そのことによる代価を支払う意思はない。 シンガポール宣言の署名のインクが乾ききっていないのに、なぜこれまでの核合意よりも良い条…

抜け出す米経済

曇り。 米国の経済は欧州やアジアに先駆けで、ゆっくりとではあるが、先行して改善している。消費データが力強い。 https://www.wsj.com/articles/strong-spending-data-shows-u-s-economy-chugging-ahead-of-europe-and-asia-1528994914?mod=hp_lead_pos5

世界の解体男

先週のエコノミストのカバーストーリー。外交政策に関するトランプ氏の解体理論はおそらく機能しないだろう、と酷評している。 https://www.economist.com/leaders/2018/06/07/donald-trumps-demolition-theory-of-foreign-policy-wont-work

のろまな中央銀行

Gavyn Davies。インフレ上昇に対し、のろまな中央銀行たちがタカ派に転じるのだろうか。今週、主要3中央銀行の政策決定会合が開かれるにあたり、Davies氏が論じている。 https://www.ft.com/content/ee014518-68b0-11e8-8cf3-0c230fa67aec

米朝会談の真の勝者

米朝会談で予期せざる勝者がいる。それは中国である。 https://www.wsj.com/articles/fed-raises-rates-and-signals-faster-pace-in-coming-years-1528912910?mod=hp_lead_pos5

Fed利上げ

曇り。梅雨入りだというのに、雨が降る日が少ない。 Fedが利上げに踏み切った。今年はあと2回の利上げを予定している。多くの委員は、今年は4回の利上げが必要だと考えている。 今年2回目の利上げとなったが、FFレートは1・75から2%の間で誘導される…