英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

カタルーニャ12月選挙

カタルーニャ情勢についての続報。独立派は12月の選挙について合意した。平和のうちに獲得した反乱が、選挙によって徐々に失われる可能性がある。 スペインのラホイ首相が放つ例外的手段の数々によって、独立を掲げる2つの主要政党は地方選挙を12月21日に行…

パウウェル新議長へ

曇。強い風はようやく収まった。 次期FRB議長はパウウェル氏が有力との報道が流れている。WSJより。 大統領は正式な決定をしておらず、まだ決心を変える可能性があるが、パウウェル氏を今週、選出するという。 パウウェル氏も参加するFOMCが今週開催される。…

トランプ支持率

晴れ。まだ風が強い。 トランプ大統領の支持率が就任後、最低水準にまで落ち込んだ。支持する人の割合は38%にまで落ち込んでいる。不支持率は58%にのぼる。 共和党支持者の8割はトランプ氏を支持しているが、トランプ氏のコア有権者である独立系有権…

アップル銀行

アップルの金融部門はゴールドマンの資産サイズの半分に達する。多くのテクノロジー企業は金融部門の拡大に意欲を見せるが、アップルはそうではないようだ。 エコノミストより。 スティーブ・ジョブズの死後、時価総額で世界最大のアップルは数億台の携帯電…

低インフレと次の大不況

今日も雨。台風が接近中である。 示唆に富む分析である。 時折、インフレは上昇しない。長年、インフレ率をコントロール下におくことは難しかったが、過去10年間は低位で安定していた。 最新の世界経済に関するジュネーブレポートによると、なぜインフレ率が…

自治は認めない

スペイン政府は独立投票後のカタルーニャ地方を直接統治することにした。ラホイ首相は緊急手段をとり、12月21日に地方選挙を行うと述べた。 ラホイ首相は、カタルーニャのプチデモン大統領を更迭した。プチデモン氏と12人の大臣たちは、もはや給料を受け取る…

ロシア疑惑に進展

雨。今週も週末は雨である。 米国経済の成長率は今年第3四半期に年率3%を記録した。2つのハリケーンにも関わらず、過去3年でもっとも高い6ヶ月の成長率である。長く続く低成長のトレンドから脱する兆候かもしれない。 株高が続き、消費者や企業の心理…

ツァーの誕生

エコノミスト最新号は、プーチン大統領への皮肉である。今年はロシア革命100周年であるが、ロシアは再びツァーの支配のもとにある、と指摘している。 https://www.economist.com/news/leaders/21730645-world-marks-centenary-october-revolution-russia-…

FRBに続け

第3四半期の決算が出始めた。米国株価は上昇。ECBは債券買取プログラムの縮小を計画している。 https://www.wsj.com/articles/stock-pullback-extends-to-asia-1508984822 注目のドラギ会見。プログラムを縮小するが、延長すると述べた。債券買取を来年も続…

投資銀行の苦しみ

晴れ。珍しく晴れ間が続く。 投資銀行というビジネスが苦境に陥っている。ドイツ銀行とバークレイズの第3四半期決算が出たが、トレーディング収益が30%落ち込んだ。 2年前に鋭い戦略と明確な改革の道筋を掲げてトップが交代した両行では、依然として投資…

チャイナセブン

晴れ模様。 中国のチャイナセブンが決まった。習主席の後継者なしに、習氏は権力を掌握することに成功した。14億人の未来は一人の男の手に委ねられた。 公開されたトップ7人衆は、習氏の後継者は存在しなかった。毛沢東以来、40年ぶりに独裁制へ近づいてい…

トランプへの不満

共和党上院議員からトランプ大統領に対する不満が爆発した。大統領は米国の価値を毀損していると非難している。 意見を表明したのは、フレイク議員とコーカー議員。アリゾナ選出のフレイク議員は、特別なスピーチの中で、2018年の中間選挙に出馬しないと述べ…

ウォルシュ有力?

再び雨。今年の秋はどうもすっきりしない。 ケビン・ウォルシュ氏が先週、ペンス副大統領と会い、次期議長職について話をした模様だ。彼が有力になったということか。 2012年には、21人の共和党議員がパウウェル氏の任命に反対した。このことは、パウウェル…

FedのBSコントロール力

Fedはバランスシートの右側、負債サイドをコントロールする力は限定されている、という指摘。現金需要や銀行規制、米国財務省の現金需要などが、Fedのバランスシートの右側を規定しているという。 http://macromarketmusings.blogspot.jp/2017/10/the-other-…

フィリップスカーブは死んだ

Duy教授。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の発言を引いて、「フィリップスカーブは死んだ」としている。 http://economistsview.typepad.com/timduy/2017/10/in-defense-of-the-conventional-wisdom.html 都市の規模と経済成長の関係を探った、ユニ…

英国のタックスヘイブン疑惑

英国の5大水道関連会社の一つが、オフショアの持ち株会社を不正に使っていたのではないかとの疑惑に揺れている。 疑惑の主はヨークシャーウォーター。ケイマンやジャージー島に登録した持ち株会社や子会社について、疑惑が取りざたされている。 水道関連会…

ECB理事会

曇。台風一過だが、空の色はすっきりしない。 ユーロ圏の消費者信頼感指数は16年ぶりに高い水準を記録した。月曜日に欧州委員会は10月の消費者信頼感指数が9月のマイナス1・2から改善し、マイナス1になったと公表した。2001年4月以来の高い水準である。 …

自民党勝利

台風一過。選挙は自民党圧勝である。 その総選挙を伝える記事。憲法を変える最初の首相になるかもしれない、と伝えている。 安倍首相の自民党と公明党は、3分の2を超える議席を獲得した。今年に入って、森友学園問題なので支持率が急落した安倍首相は、1…

シラー教授の警告

米国の株高にシラー教授が警告を発している。1987年のような株式市場のパニックが再来するという。 ちょうど30年前の10月19日は、株式市場の歴史上、最悪の数日間だった。しかし、それは非常に狭い意味で、だ。規制やテクノロジーの発達により、30年前の出…

シンガポール式算数教育

興味深い記事。シンガポール式の算数教育が英国に導入されようとしている。シンガポールの成功に学ぼうという姿勢である。 西ロンドンのある小学校では、大半がソマリア人とインド人の子供たちだが、シンガポール式の算数を英語で教わっている。分数を教える…

カタルニャ独立を阻止せよ

今日も雨。しかも台風接近である。 スペイン・カタルニャ地方情勢について。スペインのラホイ首相は国会議員に対し、カタルニャ地方の指導者らを交代され、一時的にマドリードがこの地域を支配する権限を与えるよう求めた。スペインからの独立の動きを抑える…

世界経済成長は加速する

久しぶりのGavyn Daviesブログより。IMFが考えるよりも世界経済は健康体になっていると指摘している。UBSのストラテジストがこのムードを非常に完結に言い当てている。 成長のセンチメントが主要な指標をみると加速している、という。 グローバルにみた力強…

次もQEで

今日も雨。週末は台風が接近。 Fed次期議長は3人に絞り込まれたようだ。テイラー、パウウェル氏に加え、イエレン議長の再任の可能性も残るという。 トランプ大統領は金曜日に、イエレン議長が再任される可能性もある、と述べた。フォックスビジネスのインタ…

北朝鮮戦争の可能性

今日も雨。 CIAの元トップが、5分の1の確率で北朝鮮との戦争の可能性があると述べた。ブレナン元長官である。イランとの核協議について、トランプ氏は情報を知らされていないか、公衆をミスリーディングしているかのどちらかである、とも述べた。 北朝鮮と…

ゴールドマンのアイデンティティ危機

ゴールドマンサックスがアイデンティティ危機に見舞われている。かつて多くのリテール銀行はゴールドマンの魅力を羨んだものだが、今や逆に彼らをゴールドマンが真似しなければならない。 ゴールドマンが金を稼げなくなったというのは、世界の問題にとって最…

膠着ブレグジット

ブレグジット交渉が膠着状態にある。英国と欧州双方が解決策を見出す必要がある。英国は興奮した雰囲気に押され、過度の瀬戸際作戦は避けるべきだとFTの論説は説く。 2016年6月の国民投票の前、EUのユンケル委員長は警告を発した。ブレグジットは英国だけで…

5人のファイナリスト

トランプ氏は次期FRB議長の候補者を5人に絞った。11月3日のアジア歴訪前に新議長を決めるという。 ローズガーデンで会見に応じたトランプ大統領は、正直に言って、全員を気に入っている、と述べた。 五人の最終候補者は、イエレン、パウウェル、コーン、ウォ…

株価のピークは近い

雨。台風まで接近中なのだという。 株高が続いている。ダウは高値を更新したが、警戒感も強まっている。マネーフローは米国株投信やETFから離れている。 ダウ平均株価指数は23000を超えた。しかし、投資家の資金は株型ファンドから逃げ出し始めている。…

景気後退への備え

次に景気後退がやってきたときに、FRBは十分準備ができているのだろうか。Duy教授。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2017/10/is-the-fed-setting-itself-up-to-fail-in-the-next-recession.html 15日に行われたイエレン議長の講演。 http…

ステルステーパリングがやってきた

日銀のステルステーパリング。FRBが利上げを推し進め、ECBは債権買い入れを縮小しようとしている。しかし、日銀は緩和の銃を永遠に手放そうとしていない。しかし、それは本当なのだろうか。 もちろん、間違っている。日銀も引き締めに転じているのだ。 9月の…