英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

プロッサー講演

今週は米国の雇用統計が10月5日に発表される。バーナンキ議長の講演も月曜日と木曜日に予定されているようだ。4日にはECB理事会が開催され、ドラギ総裁の記者会見もある。今週も大きなイベントが目白押しだ。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/09…

コチャラコタ総裁の心変わり

曇り。南から台風がやってくる。夕方、とうとう雨が降り出した。 FTトップはXstrataの話題、WSJは中国の薄スキャンダル続報だ。 「スペインのショッピングリスト」と題するアルファビル投稿。野村証券によるスペイン経済の分析だ。経済回復や不動産価格が安…

財政再建という狂気

曇り。雨が降りそうだ。来週からもう10月になる。 FTトップはLiborの話題、WSJは中国の薄スキャンダル、NYTは米国のエジプト支援についてを取り上げている。 スペインの14の大手銀行にストレステストを実施したところ、600億ユーロの資本を必要として…

スペイン新予算案

曇り。風が強い。 FTはスペインの財政再建案、WSJも同じで、NYTはイスラエルのネタニヤフ首相の国連演説を取り上げている。ネタニヤフ首相は、イランの核兵器製造能力は来年春か夏にもとに戻らないレベルに達する、と警告している。 スペインの財政再建案だ…

総裁講演

昨日はフィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が講演を行い、QEへの反対を改めて表明した。プロッサー総裁は金融緩和後、経済が回復過程に入るときのインフレを懸念しているが、Tim Duy氏はそれは悪いことではない、としている。 http://www.ft.com/intl/cms/…

通貨戦争

曇り。すっかり秋の空気。 FTトップはスペインの抗議活動について、WSJ米国版はロムニー候補の減税案について、NYTは高速証券取引を取り上げている。 スペインのラホイ首相が、就任以来最大の危機に直面している。今日木曜日には、来年の予算案を公表し、金…

住宅市場は底入れしたか

米国の住宅市場が回復しつつある、というニュースを目にすることが増えている。ただ、価格の上昇は一部の高額住宅にとどまっている。 7月のケースシラー住宅価格指数は年率換算で1・2%上昇した。米国の住宅市場が底入れしたとの考えが支持された格好だ。…

カタルーニャの反乱

晴れ。今日は自民党総裁選。 FTは北極における原油掘削のリスクについての警告、WSJは中国における外資系銀行の利益が急増しているとの話題、NYTはオバマ政権の対イラン政策について取り上げている。 スペインでは議会に対する抗議活動が起きて、警官との衝…

中国、富の減少

曇り。肌寒い朝だ。 FTトップはシンガポールの政府系投資会社、テマセクがスタンダード・チャータード銀行への出資を再考している、という話題。WSJは中国の富裕層が富の成長減速を感じ始めているとのニュース。NYTはシリア情勢が手詰まりに陥っているとの報…

What are the thresholds?

ゴールドマンサックスのエコノミストが、QE3の規模が1・2兆ドルから2兆ドルになる、と予測している。この数字をはじき出す鍵となるのは、シカゴ連銀のエヴァンズ総裁の”threshold rule”発言だ。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/09/goldman-estim…

Ayrault発言

雨があがり、気持ちの良い青空が広がる。 FTトップはフェイスブック。WSJは日中領土問題について、NYTは胸部がんについての遺伝子研究について。 フランスの首相がギリシャ支援の条件について、もう少し緩めてもよいのではないか、との提案を行った。ギリシ…

ハト派とタカ派の違い

FedウォッチャーのTim Duy氏の評論。セントルイス連銀のブラード総裁より「タカ派」と目されているミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁。21日のスピーチを聞くと、ハト派に転じたかのようなサプライズ発言があった。 インフレ率が2・25%の閾値を超えな…

日本、運命の日

あいにくの雨。 FTトップはEADS関連の記事。WSJはウォルマートのインド進出、NYTはエジプト・モルシ大統領の訪米の話題を取り上げている。 先週の経済統計は、住宅関連は良いニュースが多かったが、製造業関連は失望させる内容だった。 http://www.calculate…

米住宅市場

QE3が富の不平等をより拡大するかもしれない、という指摘。MBSの購入は、投資家をより豊かにし、わずかな貯蓄しかない人にペナルティを与えるような効果をもたらしうるからだ。将来インフレが起きれば、低所得者には購買力の低下という形で悪影響が及…

ギリシャ、極右の影

今日は秋分の日。今のところ曇り空だが、雨が降りそうだ。 FTトップは、キャメロン首相がBAEとEADSの統合を支持するとの話題。WAJはロムニー候補の納税の詳細について取り上げている。NYTはリビアの武装集団の非武装化を求める動きについて。…

コチャラコタ・スピーチ

今週はFedの地区連銀総裁たちによるスピーチ週間と化している。先週のFOMCの決定に対して、賛否両論が渦巻く。 ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁がスピーチを行った。 http://www.minneapolisfed.org/news_events/pres/speech_display.cfm?id=4952…

スペイン救済計画

曇り。涼しい朝。 FT紙トップはニューズコーポレーション関連の話題。WSJはアップルの新しい地図アプリについて。NYTは米国大統領選について、オバマ大統領の対中国政策について採り上げている。 EU当局は新たなスペイン救済計画について検討を始…

PMI悪化

9月のPMIが公表された。8月の46・3から45・9へ低下。ユーロ圏の民間部門の活動が急激に低下している。ECBによる債券買い取りプログラムにも関わらず、ユーロ圏経済は失速し始めている。 ユーロ圏内で悪化度合いが激しいのがフランスだ。ただ、…

篭の中のタカ派

晴れ。 FTトップはEUと中国との間の貿易紛争について。WSTは米国のパネッタ国防長官が中国に対して地域紛争に冷静に対処するよう求めた。NYT紙は、イスラム教徒を侮蔑する漫画を掲載したことを警戒してフランスが海外の20大使館を閉鎖するという…

サプライズ緩和

日本銀行が追加の金融緩和に踏み切った。FedやECBの金融緩和を後追いする形となった。資産買い取り基金を10兆円増額し、80兆円とした。買い取り期限も後ずれし、2013年末まで続ける。 事前の予想では、展望レポートの出る10月まで緩和は見送…

預金流出

未明から激しい雨。 FTトップはサウジの原油輸出について。WSJは米軍のアフガン軍事協力見直し、NYTはロシアが米国の民主化支援活動をやめるよう求めている、と報じている。 欧州4カ国(スペイン、ポルトガル、アイルランド、ギリシャ)の銀行から…

QE3についての論評

QE3の「効果」についての論評が相次いでいる。 http://www.econbrowser.com/archives/2012/09/effects_of_qe3.html

もろ刃の剣

予報は雨だが、朝は青空が広がる。 FTトップは英国の年金改革、WSJは反イスラムビデオに対する抗議活動、NYTは米国の対中国WTO提訴について。 QE3を受け、米国においてインフレ懸念が台頭している。投資家の今後10年間の物価予想は2・73…

WTO提訴

米国が中国に対してWTO提訴した。自動車や自動車用部品に対する輸出補助金を問題視している。オバマ大統領は大統領選の関連でオハイオ州を訪れている。同州は自動車工場が集積しており、政治的な思惑も見え隠れする。 オバマ大統領とロムニー候補との間で…

クルーグマン教授の疑問〜QE3の効果について

晴れ間が広がるが、空模様は不安定。 FTトップはQE3の話題。WSJアジア版は大和証券のインサイダー取引、NYTはアフガニスタンにおけるNATO軍基地への攻撃の話題を取り上げている。 QE3発動にも関わらず、市中に資金が流れ込んでいかないと…

銀行同盟のゆくえ

昨日の土曜日、キプロスでEU財務相会合があった。EU銀行同盟について、首脳間の意見が大きく対立している。ドイツやスウェーデン、ポーランドなどは2013年まで交渉を延長するよう求めており、フランスやドイツなどが今年末までに合意に至ることがで…

ブッシュ減税の帰結

晴れ。9月も半ば過ぎというのに、30度を超える暑さ。三連休の2日目。 FT電子版トップはEU銀行同盟について。WSJアジア版は台風による停電。NYTはインドで起きたスキャンダルを取り上げている。 中国の反日デモについて。気に食わないことがあ…

財政の崖

米国の、いわゆる「財政の崖」問題が大きな焦点になりつつある。 ゴールドマンサックスは、議員たちは年末までの合意に向けて努力をしようとしているが、合意に至るのは大変困難だ、と予測している。現状では、短期間の延長も12月の後半に至るまで考えにく…

リーマン破綻から4年

昼過ぎに一時雨が降り出したが、おおむね晴れた空が広がる。 尖閣諸島をめぐって、中国で大規模なデモが起きている。 金曜日の世界の株式市場はコンフィデンスが回復し、大きく上昇した。欧州の株式市場も1年ぶりに大きく上昇した。 米国とドイツの国債は、…

QE3発動

晴れ。 QE3が発動された。声明文は以下の通り。 http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20120913a.htm MBSを毎月400億ドル買い入れる。額の上限はなく、労働市場が改善するまで継続する。現行のツイストオペプログラムと並行し…