英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

近づく政府閉鎖

晴れ。9月も今日で終わりだ。 本当かな、と思っていた米国の政府閉鎖が現実味を帯び始めている。オバマ大統領の健康法をめぐって議会の民主党、共和党が妥協する気配は見えず、部分的な政府閉鎖の可能性が近づいている。 http://online.wsj.com/article/SB1…

米伊の政局混乱

今日も秋晴れ。 米議会の財政の崖をめぐる攻防の続報。議会共和党の首脳たちは土曜日、政府予算案に同意する条件として、新しい連邦健康法をもう一年遅らせることを求めた。共和党の案によると、新しい財政年度が始まってからの10週間、つまり12月15日…

政府閉鎖の危機

晴れ。秋晴れの良い天気である。 米国の財政問題に関するニュースの続報。議会の共和党議員らは、来週月曜日までに、新たな連邦ヘルスケア法を通すかどうか、議論を重ねた。民主党が多数派を占める上院は法案を通貨させたが、問題は共和党の主導する下院だ。…

TPP、米国内の異論

晴れ。 財政問題への懸念が高まっているのにもかかわらず、木曜日の米国株価は上昇した。労働市場に関する経済指標が後押しした格好だ。海外の株式市場については、イタリアと日本に言及されている。 ただ、投資家の主な関心事項は、米国政府のいわゆる「ガ…

10月17日

雨。台風が接近していて風も強い。 英字紙のニュースフローをみると、ある特定のビッグニュースが起きているというより、いくつかの小ニュースが散発的に取り上げられている印象だ。 その一つが、ダラダラと小康状態が続く欧州債務問題。IMFはレポートを公表…

ケニア続報

雨。 ケニアのテロ事件について、ケニアッタ大統領が制圧宣言を出した。5人のテロリストが殺害され、11人の容疑者が逮捕されたという。市民側の犠牲者は61人で、治安当局のメンバーも6人が死亡したという。 ケニアはいくつかのイスラム原理主義グルー…

メルケル大勝のわけ

曇り。朝日が美しい。随分肌寒くなった。 総選挙で勝利したドイツのメルケル首相についての評論記事である。現実主義者であり、試行錯誤を繰り返しながら事を進める科学者のような政治家であることは、よく指摘されている。しかし、この論評では、メルケル首…

イエレン副議長

イエレン副議長に関するWSJ、Hilsenrath記者の論評。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052702303983904579091521754109480.html?mod=WSJASIA_hps_LEFTTopWhatNews

メルケルの勝利

晴れ。 ドイツの総選挙が行われた。メルケル首相の率いる与党のキリスト教民主同盟が勝利した。ただ、歴史的な絶対多数を獲得することは、あと一歩でかなわなかった。連立パートナーの自由民主党が破れたことで、メルケル首相は野党の社会民主党や緑の党など…

ギリシャその後

晴れ。 久々にギリシャの話題を取り上げてみる。ネオナチ的な極右政党「ゴールデンドーン」に対し、政府が犯罪組織であると認定しようとしている。左翼勢力のラップアーチストを殺害した容疑がかかっている。 http://online.wsj.com/article/SB1000142412788…

Fed次期議長決定は間近

イエレン副議長が再来週予定されていた講演をキャンセルした。次期議長の決定が間近に迫っている。 http://blogs.wsj.com/economics/2013/09/20/yellen-speech-canceled-as-white-house-weighs-fed-pick/

インドのサプライズ利上げ

今月2回目の3連休初日。快晴である。 インド中央銀行総裁についたラジャン教授の初仕事である。市場の事前予想を覆し、利上げに踏み切った。インドに限らず、新興国市場は成長率の減速に苦しんでいる。しかし、そんな状況下でもインフレ抑制を優先させた。…

Tapering延期について

快晴。今日は気温が上昇しそう。 FOMCを終え、経済ニュースはミクロ物が中心になってきた印象がある。 世界の株価は5年ぶりの高値をつけた。新興国通過も力強く上昇している。アジアや欧州の投資家はFOMCに反応して動いた。しかし、米国の株式や債券市場は…

様子見FOMC

晴れ。 FOMCが終わった。100億ドル程度、買取の規模を縮小するとの観測が外れ、現状維持の決定となった。 以下が声明文である。経済活動は「a moderate pace」で拡大していると評価し、前回7月の声明文で「a modest pace」となっていた表現が変わった。…

消費増税

ハーバード大学のジェフリー・フランケル教授が日本の消費増税について言及している。1997年の前回増税時に、当時財務省次官だったサマーズ氏が、増税は適切なタイミングではない、と警告したことがあった。浜田宏一教授の提案も取り上げられている。 ht…

ゼロ金利制約下の財政政策

今日も快晴。気温はぐっと下がり、秋の予感。 FOMC発表を前に、市場は平穏である。金融緩和が縮小されるとの期待が広まっているにも関わらず、ファンドマネージャーは買いムードだ。ダウ株価は14営業日連続で上昇した。マーケットの予想では、金融緩和の縮…

サマーズ辞退の余波

台風一過。快晴である。富士山がよく見える。 サマーズ辞退に関するニュースの続報。イエレン副議長が現在、バーナンキ後任の最有力候補だと報じられている。今年6月の時点で、オバマ大統領は3人の候補に絞り込んだ。一人はサマーズ氏。そして、イエレン副…

Modest Tapering

明日17日から始まるFOMCについて、より詳細なプレビュー。いくらか温和な形での緩和縮小がありうると予想されている。具体的には現在のところ、毎月850億ドル購入している債券買い取りの規模を750億ドルに縮小する案が予想されている。内訳は、MBSの…

サマーズの辞退宣言

記録的な規模の台風が日本列島を直撃している。テレビで流れている京都の桂川の映像が衝撃的だ。 今日の大ニュースは何と言っても、サマーズ氏が次期Fed議長に指名されても、辞退すると申し出たことだろう。偶然にも、リーマンブラザースが破たんして5年目…

FOMCプレビュー

台風が接近。早朝から激しい雨が降り続いたが、昼ごろにはすっかり晴れ間に。台風が近づいているというのに、東京はヘンテコな天気だ。 さあ、今週は注目のFOMCだ。18日の水曜日に記者会見が開催される。この場でバーナンキ議長がどのような発言を行うのか…

サマーズの険しい道のり

三連休の初日。後半は台風襲来で荒れ模様。 日経新聞が次期Fed議長にサマーズ氏が有力、との記事を載せている。しかし、米紙の見立ては異なるようだ。外国メディアが当該国のメディアより早く、政権中枢の人事をスクープするのは極めて珍しいことだろう。さ…

シリアの注文

晴れ。今日は30度近くに気温が上昇するようだ。 シリアのアサド大統領は、ジュネーブに集まった使節に対し、いくつかの条件をつけた。米国は「脅し政策」をやめるべきだ、と。そして、化学兵器廃棄の前提として、反政府勢力に対する武器輸出を中止せよと要…

シリア・ジレンマ

快晴。きれいな青空が広がり、空気も冷たく気持ちが良い。秋がやってきた。 シリア攻撃に前のめりだった米国を、ロシアが見事に抑え込んだ構図だ。シリア政府の管理下にある化学兵器のストックを除去する提案について、米国とロシアの間で話し合いが続いてい…

シリアをめぐる外交戦争

昨夜から雨が降り続く。 シリア攻撃をめぐる情勢は複雑化してきた。シリアは化学兵器の使用を認めた。化学兵器の製造を中止し、保存している場所を公開する。一方、フランスは、国連安全保障理事会を通じて、保有する化学兵器を引き渡すようシリアに求めてい…

シリア攻撃中止?

晴れ。空が青く、涼しい。良い気候になってきた。 ドイツ銀行が年金運用幹部向けに過剰接待を行った疑いがあるとして、証券取引監視委員会が調査を始めた。 http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324549004579064853855272622.html?mod=WSJASIA_hp…

シリア

曇り。随分涼しくなった。もう秋である。 シリア攻撃に関する続報。今週は米国の議会における投票がメインテーマになりそうだ。 ケリー国務長官は引き続き、議会の支持を得るべく調整を続けている。一方、アサド大統領は月曜日に放映予定のCBSニュースのイン…

Taperingのタイミング論

Taperingのタイミングについての論考である。 http://www.calculatedriskblog.com/2013/09/update-four-charts-to-track-timing-for.html

東京五輪考

曇り。2020年の東京五輪開催が決まった。当面この話題で持ちきりだろう。懸念された福島第一の汚染水は、2020年ごろにはもしかしたら収束の道筋がついているかもしれない。それよりも、日本経済がそのころに五輪開催に十分耐えられるほどしっかりし…

混とんFOMC

今日は雨の予報だが、一向に降る気配がない。珍しく天気予報が外れた。 8月の雇用統計が発表された。良くもなく、悪くもない結果に、今月のFOMCの行方が混とんとしてきた。シリア情勢問題もある。このデータだけでは、経済が快方に向かっていることがクリア…

雇用統計プレビュー

曇り。随分と涼しくなった。秋は近いようだ。 シリア情勢をめぐり、各国の綱引きが続いている。ロシアで開かれているG20サミット。フランスのオランド大統領はG20諸国に対し、シリアのアサド政権に対する非難声明を支持するよう求めた。しかし、開催国ロシア…