晴れ。
米国の新しい民主党リーダーに、前労働長官のトム・ペレス氏が就任した。党内主流派の支持を受けて、対抗馬のキース・エリソンを退けた。
草の根の候補が登場している時期であったが、党内主流派が全国委員会の議長に就任した。
ペレス氏の勝利はドラマチックだった。ペレス氏は最初の投票において、勝利するために必要な過半数に1票足りなかったのだ。エリソン氏には13票しか差がつけられていなかった。
党内の分裂を隠すため、ペレス氏の勝利宣言はエリソン氏に任せられた。
トランプ氏は早速、ペレス氏の勝利に関してツイートを行い、ペレス氏は「私と民主党員は米国を統合させ、それはあなたにとって最悪の悪夢になるだろう」とツイートし返した。
ペレス氏の勝利は、サンダース氏を支持し、今後もエリソン氏主導で活動を続けようとしていた民主党の急進派にとっては、苦い敗北だ。
ペレス氏は55歳。ニューヨーク州のバッファローで生まれた。両親はドミニカ共和国からの移民である。ハーバードロースクールで学んだ男で、民主党代表に選ばれた最初のヒスパニック系だ。
一方、対抗馬だったエリソン氏はアフリカ系ムスリムで、過去のイスラム系組織における組織活動について不平不満を受けていた。また、イスラエル系支持者からはエリソン氏は、はっきりとした反ユダヤ主義者だと名指しされていた。
この点、ペレス氏がオバマ前大統領やヒラリー・クリントン氏と協力していた点は、党内のリベラル支持者から安心感を持って受け止められていた。
https://www.wsj.com/articles/democrats-elect-tom-perez-party-chairman-1488054192
トランプ氏は2つの標的、情報機関コミュニティとメディアに対する新たな攻撃を開始した。
https://www.wsj.com/articles/donald-trump-takes-on-familiar-targetsintelligence-agencies-and-the-press-1487986704