英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

スペイン総選挙続報

雨。 スペイン総選挙の結果社会党が単独政権を模索している。右派勢力は分裂し、敗北しているが、連立政権の可能性も残されている。 勝利した社会党のカルボ副首相は、単独政権を模索すると述べた。社会党は350議席のうち、123議席を獲得する見通しだ。2016…

スペイン総選挙

曇り。 スペインでは社会主義政党が選挙で勝利した。一方、極右勢力も議席を伸ばした。 社会主義政党は29パーセントの得票を得て、37議席伸ばした。右派勢力は3つに分かれ、極右政党は24議席を得たが、左派の勝利に終わった。 https://www.ft.com/content/9…

財政政策のコストベネフィット

財政政策のコストとベネフィットについて。MMT論争に絡んだ、サマーズ氏らの論考である。 http://larrysummers.com/2019/04/23/further-thinking-on-the-costs-and-benefits-of-deficits/

進歩的資本主義は幻想か

晴れ。 スティグリッツ教授。「進歩的な資本主義」なる言い回しは、決して語義矛盾ではない、と。 1960年代以降でもっとも低い失業率になったにも関わらず、アメリカの経済は市民に恩恵をもたらすことに失敗した。およそ90%の人々は過去30年間で所得が停滞…

ドイツ銀、収益目標引き下げ

ドイツ銀行は収入目標を引き下げた。 https://www.wsj.com/articles/deutsche-bank-cuts-its-full-year-revenue-target-11556264048 野村の赤字について。 https://www.ft.com/content/24c9c99c-6736-11e9-9adc-98bf1d35a056

力強い米国経済の成長

曇り。 経済はモメンタムを維持しているという。第1四半期の米国は3.2%の成長となった。 国内需要の軟化など、複数ある逆風にも関わらず、米国経済は急速に成長するスタートを切った。現在続いている景気拡大は10年目に突入する余地が出てきた。 今年1月か…

好調アマゾン

雨。 アマゾンの利益は高水準だった。 https://www.wsj.com/articles/amazons-profit-more-than-doubles-on-17-rise-in-sales-11556224159?mod=hp_lead_pos1 ドイツ銀行とコメルツ銀行の合併交渉は破談に終わった。先行きには不確実性が残る。 ドイツ銀行は…

サウジに金融業が帰ってきた

晴れ。 サウジアラビアに金融業が帰ってきた。 https://www.ft.com/content/615e2ff6-6678-11e9-9adc-98bf1d35a056

曇り。 米国株は最高値をつけた。企業収益が良いことと、Fedの金融緩和姿勢を好感した。S&P指数、ナスダック指数ともに上昇した。 https://www.wsj.com/articles/global-stocks-weaken-as-oil-prices-climb-11556006653

ケイン指名を断念

曇り。 Fedの次期理事に指名される予定だったハーマン・ケイン氏が、指名プロセスから撤退することになった。上院の反対ではなく、給与水準が折り合わなかったため、と公式には説明されている。 トランプ氏によるFed内の政治的盟友をつくる動きはとん…

スリランカのテロ

薄曇り。 スリランカで爆発テロが起きた。 https://www.wsj.com/articles/sri-lanka-church-hotel-blasts-kill-dozens-11555827165?mod=hp_lead_pos1

上昇するドルヘッジコスト

ドルのヘッジコストが上昇し、米国債の海外投資家は、債券をヘッジせずに投資し始めている。もしドル安となれば、債券投資家には大きな痛手となる。 貿易で加重平均した実効レートベースで、ドルは20年ぶりの高値を記録し、米国と欧州、日本の金利差も拡大し…

6大銀行決算

ゴールドマンの決算。ウォールストリートの6大銀行の決算がまとまった。第1四半期の結果は、強弱合わさったものだった。資本市場にフォーカスした会社よりも、リテール銀行が全般的に好調で、トレーディングよりもディールメイキングが良かった。 特にゴール…

利上げの閾値

晴れ。 Fedは利下げの閾値を設けることを検討している。経済成長に変化がないのにインフレ率が低下するようなシナリオで、利下げしなければいけなくなった時のことだ。 そのようなシナリオは蓋然性が特に高いとはみなされていない。そして、利下げは4月末…

モラー報告の詳細

晴れ。 モラー報告書が示すのは、ビジネスマン出身の大統領が事実に対して無関心であり、難しい仕事をやりたがらないという実態であった。トランプ側近の連中も、直接要求を拒絶せずに、論争の多い命令を避ける傾向にあった。 トランプ大統領は2017年6月に、…

株式会社化するブラックストーン

ブラックストーンがパートナーシップ制を切り替え、株式会社化する。株価の上昇を見込んだ動きである。 https://www.wsj.com/articles/blackstone-to-become-corporation-swapping-from-partnership-structure-11555588261 ドイツ銀行とコメルツ銀行の合併交…

干渉はあったが謀略なし

晴れ。 モラー特別検察官による22カ月にわたる捜査の報告書が公表された。選挙への干渉はあったが、謀略は否定した。妨害について解決されない疑問が残された。 トランプ大統領は特別検察官の捜査を妨害しようと努力してきた。その報告書はロシアによる大統…

米銀が熱い

退屈なビジネスと思われていた米銀が再び熱くなっている。リテール部門が好調で、低金利環境にも関わらず、アナリストを驚かせている。 第1四半期の決算が出そろったが、大手銀行は投資銀行部門や債券のトレードではなく、銀行店舗のテラーやモバイルアプリ…

縮小する米国の貿易赤字

晴れ。 米国の貿易赤字が縮小している。中国の成長が加速している証拠で、世界経済にとって良い兆候である。赤字縮小のニュースは、想定していたよりも第1四半期の米国の経済成長率は悪くないという証である。 米国の財とサービスの貿易赤字は2月に3.4%縮小…

株高が帰ってきた

曇り。 金融機関の決算が続いている。バンカメは消費者向けビジネスが好調のようだ。第1四半期の利益は予想を上回り、収入は横ばいだった。 ノースカロライナに拠点を置くバンカメの四半期利益は、73億ドルだった。前年同期は69億ドル。一株あたり利益は70セ…

ゴールドマン決算

晴れ。暖かい。 ゴールドマンなど、米銀の決算が出始めた。トレーディング収入が18パーセントも落ち込んだが、ゴールドマンの証券オペ部門は引き続き強靭さを保っている。 第1四半期の決算は、トレーディング部門と引き受け部門が減速し、減益となった。 htt…

ECBの戦い

ECBは低インフレと戦う方法を検討している。ECBのドラギ総裁の後継者は、金融政策を変えるために、新たな武器を必要としている。 ドラギ総裁は今年10月に、ECB総裁としての任期を終えようとしている。彼の関心は金融政策の手段に向けられている。 EC…

Fedオーラルヒストリー

晴れ。 Fed幹部に対する過去50年間のインタビュー集。ボルカー氏やグリーンスパン氏、イエレン氏などへのインタビューが含まれている。 たとえば、ボルカー氏へのインタビューだけで300ページ以上。8日間にわたり、みっちりとインタビューをしている。歴史的…

変わるFedの戦略

Fedの金融政策戦略が変わろうとしている。 Fedの金融政策をめぐる政治的な議論が、長らく経済以外の要因をあまり考慮せずに政策を決めてきた長い伝統を変えようとしている。2人の新しい投票メンバーが加わっても、大きなFedの政策決定過程は変わり…

新興国のディスインフレ

曇り。 世銀のエコノミストらの分析によると、1970年代と比べ、新興国経済と市場のインフレ率は大きく低下した。それは、金融政策のしっかりとした枠組みができたこと、世界貿易が強化されたこと、金融市場の統合が進み、世界経済危機による混乱のせいだ。 …

シェブロンM&A

シェブロンが500億ドルの巨額買収に打って出た。 https://www.ft.com/content/b674c5e4-5d0a-11e9-9dde-7aedca0a081a

移民を「聖都」に送り込め

晴れ。 またトランプ氏がすごいことを言い出した。米国にやってきた移民を「聖都」に送り込むという考えだ。以前からこうしたアイデアを述べていたが、再び復活させた。 中米から家族で米国移住を求める難民が増え続けていることに、トランプ氏は不満を抱い…

フィリップスカーブの見直し

フィリップスカーブを再考しなければならない、と問題提起している。そのことが金融政策にもたらすインプリケーションもだ。 https://piie.com/blogs/realtime-economic-issues-watch/rethinking-phillips-curve-inflation-may-rise-modestly-next-year

ゴールドマン、FICCリストラ

ゴールドマン・サックスがフィクスト・インカム・トレーディング部門をリストラする。新しいCEOのソロモン氏のもとで、不振部門の修繕を加速する。 かつて、GSのFICC部門はウォールストリートでも知られるもっとも収益を稼ぐ部門だった。 https://w…

中央銀行の独立性

曇り。 エコノミスト最新号は中央銀行の政治からの独立性について。 https://www.economist.com/leaders/2019/04/13/the-independence-of-central-banks-is-under-threat-from-politics