英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「財政の崖」懸念

曇り。 米国の共和党のベイナー下院議長が、米国経済には財政の崖を滑り落ちる実際の危険性があると警告した。過去2週間の話し合いに実質的な進展がまったくみられないためだ。 民主党のオバマ大統領やガイトナー財務大臣が、歳出減に懸念を示しているのに…

Fedベージュブック

晴れ。 Fedの地区連銀報告書が公表された。予測通りのペースで経済活動が拡大している。米国経済の地合い自体はそれほど悪くなさそうだ。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/11/feds-beige-book-economic-activity.html

ギリシャ関連損

曇り。寒い寒い。 ユーロ圏各国政府がギリシャに対して抱える債権で損失計上を迫られそうだ。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e5be9df4-38b1-11e2-bd13-00144feabdc0.html#axzz2DNNm8tis

カーニー新総裁

晴れているが、風が強い。北陸などでは大荒れの天気になるそうだ。 公募していたイングランド銀行の次期総裁に、カナダ中央銀行のマーク・カーニー総裁が決まった。イングランド銀行の318年の歴史の中で初めて、外国人が総裁に任命される。 カーニー新操…

ヨーロッパの遠心力

曇り。今日は雨の予報。 スペインのカタルーニャ地方が独立に向け動き出した。独立を志向する政党がカタルーニャ地方議会の選挙で多数を占めた。マドリードの中央政府との衝突は避けられない。 スコットランドでは2014年に独立についての国民投票の提案…

投資家ひしめくアイルランド

風も穏やかで、透き通るような青空。 イスラエルとハマスの仲介役を果たしたエジプトで、モルシ大統領の専制ぶりに反対する勢力とモルシ支持派との間で対立が激しくなっている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/ad9a1aba-3565-11e2-bd77-00144feabdc0.html#…

決裂 EU長期予算

曇り。日に日に冷え込みが厳しくなっていく。 今後7年間にわたるEU長期予算の話し合いが決裂した。欧州域内における南北問題を解消できなかった。具体的には300億ユーロ分の歳出をめぐり、歳出を求めるフランス、スペイン、イタリアと、緊縮を求める英…

運命論者

CR氏がインタビューを受け、経済ブログを2005年1月に始めてからのことを振り返っている。「doomer」、いわゆる運命論者の言説が1990年代からはびこっていたことを指摘している。 欧州や米国のダウンサイドリスクはあるが、今後2、3年間は成長率…

欧州サミット

来年度のEU予算をめぐって話し合う欧州サミットが再び注目の的になっている。対立の構図は、豊かな国とそうでない国、英国とその他、東と西、とさまざまだ。 会議を取り仕切るファンロンパイ大統領は、合意取り付けに向け、2014年から20年までの長期…

アルゼンチンの怒り

三連休の初日は冷たい雨。年末が近づき、あれやこれやと身辺が忙しくなってきた。 FT電子版のトップには、過去24時間のニュースフィード欄ができた。便利である。 アルゼンチン政府がヘッジファンドに対し、13億ドル支払うよう認めた米国の裁判所の決…

ガザ停戦合意

曇り。 エジプトの仲介で、イスラエルとハマスとの間の停戦合意が成立した。8日間の衝突がとりあえず収束した。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/55704c4c-33fd-11e2-8270-00144feabdc0.html#axzz2CuISUm9w

クリントン調停

晴れ。冷え込みの厳しい朝。 鳩山元首相が不出馬を表明した。前言撤回の多い人という印象を受けるが、今回ははたしてどうか。 クレディスイスがグローバル投資銀行部門を分離する。新たな規制の現実に対応しての措置だ。UBSは1万人の従業員削減に踏み切…

フランス格下げ

穏やかな朝。晴れ。 日本、米国とも株高となった。 英エコノミスト誌はフランス特集を組んだ。「The time-bomb at the heart of Europe」と、欧州の中核国における時限爆弾と刺激的なタイトルをつけている。そんな折、ムーディーズがフランス国債の格付けを…

アイルランド債投資

曇り。冷え込みも厳しく、もはや冬の朝だ。 EUの長期予算策定の作業がスタートしている。歳出の凍結を求める英国抜きの検討が進められている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/0927ada8-3196-11e2-b68b-00144feabdc0.html#axzz2CSBLcd4R アイルランドの回…

低迷する米国石油需要

晴れだが、風が強い。 イスラエル情勢の続報。イスラエル軍はガザにあるハマス拠点を空爆した。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/4a54a3fa-30a9-11e2-bd24-00144feab7de.html#axzz2CSBLcd4R 中東の周辺諸国は両者の衝突の沈静化に動いている。 http://online…

急変イスラエル情勢

雨。 首都エルサレム付近にロケット弾が着弾するなど、イスラエルとハマスの対立が激化している。暴力の連鎖が止まらない(escalating the cycle of violence)。イスラエル側の反撃にも関わらず、イスラエルの首都に攻撃を仕掛ける能力をハマスが保持してい…

France is not the sick man of Europe

今日も晴れ。衆議院の解散が予定されている。解散後の記者会見で野田首相がどんなことを口にするのだろうか。注目したい。 中東情勢がきな臭くなってきた。ハマスがガザ地区から打ち込んだロケット弾で3人のイスラエル市民を死亡した。イスラエル当局とハマ…

中国の新指導部

中国の新指導部の顔ぶれがようやく決まった。習近平氏が党と軍のリーダーに選出された。政治局員は9人から7人に減少。 7人が立っているだけの写真だが、非常に凄みのある写真だ。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/8de22556-2eca-11e2-8bb3-00144feabdc0.h…

Gloomyな見通し

晴れ。昨日の野田首相の発言で、一気に永田町が動き出した。 ブリュッセル発の記事。EUのレーン委員がスペインは来年末までこれ以上の財政削減策をとる必要はない、と述べた。緊縮財政一本やりの危機対応策を転換する姿勢を示唆したものだ。 http://www.ft.c…

緊迫するギリシャ

晴れ。気持ちの良い日が続く。 ギリシャ情勢は、時間稼ぎの連続である。ギリシャ救済資金の供与をめぐって、国際債権者団は違いを調整するための猶予の時間が与えられた。 昨日はギリシャが1カ月と3カ月ものの国債入札を行い、約40億ユーロを調達した。…

アメリカが世界最大の石油大国になる日

晴れ。昨日は日中、妙に蒸し暑かったが、今日はどうだろう。 国内政局は完全に解散・総選挙モードである。 IEAが最新のエネルギーアウトルックを公表した。今世紀後半には、米国がサウジアラビアやロシアを抜いて、世界一の石油生産国になるとの予測が示され…

ギリシャ国債入札

雨模様。新聞休刊日で朝は少し手持無沙汰になる。習慣とは恐ろしいものだ。 ギリシャ問題が引き続き取り上げられている。今週償還期限が到来する50億ユーロの債務について、デフォルトを回避すべく救済資金の取り扱いをめぐって協議が続いている。明日火曜…

ギリシャ、成長の構図

夕方から雨。 EUの長期予算をめぐって、加盟国の間の話し合いがまとまらないでいる。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/797002de-2a95-11e2-a137-00144feabdc0.html#axzz2Bto6e6LK ギリシャ離脱の話題が再び飛び出している。 http://blogs.wsj.com/economics/…

米リセッションの可能性

夏以降、ニュースのヘッドラインから消えたと思われていた欧州情勢に、まさにこの表題の通り、再びスポットライトが当たり始めている。欧州情勢に出口が見えないのも相変わらずだ。 当面焦点となっているギリシャについては、救済ファンドの資金供与は11月…

オバマ開戦

快晴。吸い込まれそうな青空が見ていて気持ち良い。 米国の大統領選はオバマ大統領の勝利に終わり、早速2期目に向けた政策が動き始めた。大統領は、共和党との「財政の崖」交渉合意の前提条件として富裕層向けの増税を要求した。来週にも議会首脳をホワイト…

財政の崖再考

米国の連邦議会予算局(CBO)による新しいレポートが出た。財政引き締めによる経済への影響を試算したものだ。 http://www.calculatedriskblog.com/2012/11/new-cbo-report-on-fiscal-cliff.html

ギリシャ再び

曇り。国内政治は解散風が急に吹き始めた。 ユーロ債務危機も、ギリシャの瀬戸際政策が新局面を迎えている。来週迎える50億ユーロの債務の償還がデフォルトになるかもしれない。 今週月曜日の財務相会合で2016年までギリシャ救済を延長する新プログラ…

オバマ当選

晴れ。穏やかな朝。 米大統領選のニュースが大量に流れている。事前に伝えられていたより大きな差がついた、というのが率直な印象だ。オバマ当選でまず年頭に浮かぶのが、議会とのねじれ状態になったことで成立が危ぶまれる財政の崖問題だ。 接戦が伝えられ…

続・大統領選

曇り。雨はあがる。 大統領選はまだ結果が判明していない。オハイオやバージニア州の動向がやはりカギを握る。 http://online.wsj.com/article/SB10001424052970204755404578100930339011090.html?mod=WSJAsia_hpp_LEFTTopStories ギリシャの救済交渉が大詰…

FOMC、反対票の分析

FOMCにおける反対票の分析。ボルカー議長からバーナンキ議長まで、引締め方向と緩和方向それぞれの主張をしているFOMCメンバーや地区連銀総裁が、どれほど反対票を投じたかを分析している。 ボルカー議長の場合は、引締めが十分でなかったとして反対票が投じ…