英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシアから退去せよ

晴れ。朝は涼しいが、今日も暑くなりそうだ。 ロシアが755人の米国人外交官とスタッフを9月までに退去させる。議会のロシア制裁に対応した動きである。 プーチン大統領はロシア国営テレビのインタビューに答え、ロシア国内における米国の外交プレゼンス…

トランプのちゃぶ台返し

曇。昨日午後から雨がポツポツと。 トランプ大統領がヘルスケア改革法案に関連し、上院議員やロビイストを交渉のテーブルに引き戻そうと、保険会社への支払いを減らすよう、あからさまな脅迫を行っている。そして、初めてのことだが、議員たちのヘルスケアの…

プリーバス更迭

晴れ。 ホワイトハウスの人事の混乱が続く。 プリーバス氏が更迭され、国土安全省長官のジョン・ケリー氏が後任となった。 https://www.wsj.com/articles/trump-names-homeland-security-secretary-john-kelly-as-new-chief-of-staff-1501275333

ドイツ銀行の不振

ドイツ銀行の第2四半期決算が出た。アナリストの予想を上回るコストカットを実現したが、売上は落ち込んだ。木曜日の株価は6・6%落ち込んだ。 木曜日にはアナリストから、どれほどマーケットシェアが落ち込むのか質問を受けた。コンファレンスコールの行…

国境調整税抜きの税制改革

晴れ。ここ数日、気温が下がって過ごしやすい。 ホワイトハウスと共和党議員らが税制改革案をまとめた。いわゆる国境調整税は廃棄された。下院の共和党議員にとって、国境調整税は税制改革の中心的な戦略の一部だった。しかし、小売業者や共和党の上院議員ら…

9月にもBS縮小

曇。 FOMCが開催され、9月にもバランスシート縮小を開始する準備が整ったという。 https://www.wsj.com/articles/fed-leaves-rates-unchanged-likely-to-act-soon-on-portfolio-cuts-1501092139

メルケルの挑戦

ドイツのメルケル首相は否応なく、中央舞台に立たされようとしている。記事の写真に映る安倍晋三首相が、実際の存在感と同じく小さくみえる。トランプ大統領の登場によって、彼女のスタンスも変わった。 leading from the middleというのが、ドイツの政治家…

FOMCの焦点

久しぶりの雨。気温も下がって過ごしやすい。 オバマケア法改正案をめぐり、米議会上院での議論と投票が行われた。今週、最終的な投票が行われる見通しである。脳のがんを患い、議会に復帰したマケイン上院議員は、スタンディングオベーションでもって出迎え…

疑惑を否定するクシュナー

曇。 大統領の女婿、クシュナー氏はロシアとの会談の詳細を明らかにしたが、談合は否定した。議会上院のロシアに関する調査委員会での証言である。昨年11月の大統領選挙に介入するよう、ロシア側と共謀したことはないという。ホワイトハウスの外で記者団に対…

新報道官

曇。 ホワイトハウスはロシア制裁法案を支持するとのメッセージを送っている。新しい報道官のサンダース氏は、トランプ大統領の権力が抑制されるだろうが、必要な変化がなされたと述べた。 金曜日の遅く、議会の交渉担当者らは法案の審議を進めることで合意…

フィリピン戒厳令の延長

久しぶりの曇り空。 フィリピンのドトゥルテ大統領はミンダナオ島における戒厳令を延長した。議会も大統領の要求を支持し、今年末まで戒厳令が続く。イスラム国に関連した軍事組織と2ヶ月にわたる対決を継続していく。 フィリピン議会は土曜日に、戒厳令に…

報道官の辞任

晴れ。もう梅雨はあけているのではなかろうか。 トランプ政権内部の混乱が続いている。スパイサー報道官が辞任した。後任はニューヨークのヘッジファンド投資家が就任する。35人からなるチームを率いることになる。トランプ大統領は広報チームに不満を持って…

中国「一帯一路」の夢

トランプ政権内の対立も深まってきた。セッションズ司法長官は、トランプ氏と対立し、辞任しないと発言している。 最近、トランプ氏はNYTとのインタビューの中で、セッションズ氏を任命したことを後悔していると述べていた。セッションズ氏は司法省における…

遠のくインフレの夢

晴れ。梅雨が明けたかのような天気が続く。 昨日の日本銀行の記者会見。WSJは「日本のインフレの夢はますます将来に遠のく」と見出しをつけている。経済に関する見方は上方修正したが、政策は変更しなかった。 2%の目標達成時期も1年間先送りした。黒田時…

成果なき米中会談

米国と中国の首脳会談。ムニューチン財務長官らと中国のカウンターパートが会談したが、さしたる成果なく終わったという。トランプ氏にとって、賭けの金額が大きくなっている。 ハイレベルな経済協議が米中間で行われ、水曜日に終了した。中国との貿易問題は…

サウジの新プリンス

晴れ。 サウジアラビアの皇太子に就いた、MBSことムハマド・ビン・サルマン氏についての特集記事である。自身、改革者と称する31歳の新皇太子がいかに権力を握ったかのドラマを垣間見ることができる。 前の皇太子であるムハマド・ビン・ナイフ氏は、長いあい…

ゴールドマン決算

ゴールドマンサックスが四半期決算を発表した。商品部門では過去最悪の数字となり、フィクスト・インカム部門全体では収入は4割減少し、ウォールストリートのライバルの後塵を拝した。 4〜6月期の業績はアナリストの予想を上回った。一株あたりの利益は4…

日銀とアマゾン

晴れ。 日本の金融政策にとって新たな問題が浮上している。それはアマゾンである。経済は拡大しているが、インフレ率は依然として弱い。それはイーコマース企業によって価格競争が起きているから、という分析である。 アマゾンのようなオンラインショップの…

中国の良心

エコノミスト最新号は、7月13日に亡くなった劉氏の特集。彼の、威厳のあり、静かで、持続する自由を求める声は、道徳上の異議申し立ての一つである。サハロフ氏やマンデラ氏と同様の、異議申し立ての巨人のひとりである。そして、ノーベル平和賞にふさわしい…

冬がやってくる

マーク・トーマ教授。 次にやってくるリセッションへの備えがなぜできていないのか、分析している。 次のリセッションが経済を直撃するのはいつなのだろうか。誰も確かなことはわからないが、確かなのは、遅かれ早かれ経済は次の減速を経験するだろうという…

バイアメリカ

曇。やや涼しい。 ホワイトハウスは月曜日、NAFTAの再編案を公表した。青写真が示すのは、「バイアメリカ」条項を維持し、為替操作を抑制することを求めている。 今後1ヶ月以内にスタートする、23年間も続いた協定の交渉目標である。 ブループリントで展…

トランプ支持率の低下

今日も暑い。 米国のヘルスケア法案のゆくえである。長く約束された投票は遅れており、後退を迫られている。 共和党はヘルスケア改革法案を進めようとしているが、上院の首脳陣が言うには、今週の投票を遅らせることになるだろうとのことで、新たな後退戦を…

低下する利上げ予想

晴れ。雨がほとんど降らないが水源は大丈夫なのだろうか。 投資家の利上げ予想が再び低下している。米国のインフレ率が向こう4ヶ月の見通しを下回っているからだ。その結果、国債金利の低下をドル安を招いている。 先物金利が示すさらなる利上げの予想は金…

不足するモメンタム

晴れ。今日も猛暑である。 米国の金融市場には楽観論が広がっている。しかし、実態経済と温度差があるようだ。 経済指標は改善を示す統計が出ている。しかし、それ以上上向くモメンタムがあるわけではない。 https://www.wsj.com/articles/optimism-in-finan…

イエレンの後継者

晴れ。連日の猛暑。 イエレン議長の後継者が誰になるのか。そろそろ騒がしくなってきた。大統領の首席経済アドバイザーとして、イエレン議長の後継者をホワイトハウスで探しているコーン氏自身が引き継ぐ可能性があるという。 子ブッシュ時代に、副大統領候…

太陽王マクロン

フランスの新大統領、マクロン氏は大統領としてのイメージに磨きをかけている。かつての「太陽王」にイメージを重ね合わせる向きもある。 就任式典では軍事用のジープに乗り込み、群衆の間をパレードした。彼の大統領としてのイメージを掘り起こし、大統領の…

ダウ高値更新

晴れ。 ダウ株価は高値を更新した。過去のサイクルのような水準にまで金利を引き上げる必要はない、とイエレン議長が証言したからだ。 債券と株が変われ、ドルは下落した。インフレ率の減速に言及したことを受けた動きだ。 https://www.wsj.com/articles/cur…

イエレン議会証言

晴れ。連日暑い日々が続く。 水曜日は注目のイエレン議長の議会証言である。利上げとバランスシート縮小策についてのヒアリングが行われる。木曜日には上院で同様に公聴会に臨む。議会証言の注目点について。 一つは利上げ。今年後半に今年3回目となる利上…

ECBとFRB

晴れ。連日暑い。 投資家はFRBが利上げに動いた後のECBの動きに注目している。中央銀行の世界における重力の中心は、米国から欧州にシフトしつつある。数年間にわたる特別な経済刺激策の手仕舞いを検討しているからだ。 最新のECB会合における議事要旨に隠さ…

混迷するヘルスケア法案

晴れ。今日も暑くなりそうだ。 米国の議会共和党が推進しているヘルスケア改革法案。そのゆくえはますます混迷しそうだ。7月4日の休会から戻り、共和党上院はヘルスケア法案をめぐって対立が深まり、法案を通せないのであれば、どうすべきなのか話し合いを始…