英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2024-01-01から1年間の記事一覧

消えたFed利下げの夢

Fedが利下げに踏み切るシナリオが消え去りつつある。今後数か月間、利下げに踏み切るシナリオは後退している。WSJのTimiraos記者のレポート。 今年の夏にも利下げを開始できるのでは、という期待はもろくも崩れ去りつつある。その代わりに商務省の発表による…

モディ氏率いるインドのゆくえ

曇り。 エコノミストはインド経済の特集。中国に代わるスーパーパワーと持ち上げているが、世界にとってもインド自身の変革が必要だとしている。 インドで行われている総選挙。6週間以内にモディ首相の3期目の勝利が決まりそうだ。モディ氏が政治的なスキル…

「強いドル」はなぜ危険なのか

雨。 「強いドル」はなぜ危険か。トランプと中国の間で新たな衝突を引き起こす危険性があるからだ。 ドルはますます強くなっているように見える。米国の成長率は力強く、投資家はFedが利下げをするとの見通しを撤回した。マネーは米国市場に流れ込み、とくに…

「準合併」の時代がやってきた

曇り。 21世紀という時代において、グローバル企業帝国に育てるには。M&Aが欠かせない。テック企業からAI企業、自動車メーカー、エネルギー企業まで幅広い。企業買収は2023年に急増したが、JVやパートナーシップは40パーセントの増加にとどまった。しかし、…

中東全面戦争化へ回避の道

米国のワシントン政府は中東地域が全面戦争に拡大するのを避けようとしている。19日間の奮闘。バイデン大統領と彼の国家安全保障チームは、4月13日に鳴った警告を注意深くみていた。ホワイトハウスのシチュエーションルームにおいて、イランの弾道ミサイルが…

ウクライナ、時間との闘い

雨。 アメリカ議会がようやく支援を決めたのを受け、ウクライナは時間との闘いを強いられている。長らく待ち望んでいた支援が決まったが、今後数週間、厳しい戦いが待ち受けている。ロシア軍は着実に前進しているからだ。 米議会下院は600億㌦の軍事支援を決…

米議会、ウクライナ支援へ

曇り。 最終的に米国議会はウクライナに寄り添った、正しい行いをした。最悪の事態は避けられた。 https://www.economist.com/2024/04/20/finally-americas-congress-does-right-by-ukraine FTより。米議会はウクライナとイスラエルへの支援を可決した。数か…

不透明な米金利のゆくえ

曇り。 米国の金利は今年、下がりそうにない。 株式投資家から住宅購入者、そしてバイデン大統領に至るまで、今年はほとんどの人がFedが利下げにすぐにも踏み切るとみていた。しかし、過去2週間ほどで、こうした望は砕かれた。 3月の年率換算の消費者物価指…

パウエル議長が講演で話したこと

パウエル議長が講演を行った。インフレ率が目標に到達するには、従来予想していたよりも長くかかると述べた。今年の利上げペースに関し、市場で疑念が高まっている中での発言である。 パウエル議長によると、中央銀行が目標としている2%の物価目標に到達し…

ガザ戦争の最新状況

曇り。 アルジャジーラより。ガザ戦争の最新状況である。イスラエル軍の攻撃により、7人の警察官が殺害された。イスラエルの戦時内閣はイランの攻撃に対し、どう反応するのかを決める会合を開くことにしている。 北部ガザ地域ではイスラエル軍の空爆によりモ…

イスラエルを説得できるか

曇り。 米国と欧州はイスラエルに対し、報復を思いとどまらせようとしている。この努力が成功するか否か。分かれ目である。 https://www.ft.com/content/38a1f8d2-404b-46ed-8285-39bcaca5bcb0

イスラエルへ自制の呼びかけ

晴れ。 バイデン大統領はイスラエルに対し、自制を呼びかけている。ネタニヤフ首相率いる戦時内閣は、テヘラン政府による前例のない攻撃にどう反撃するか、検討を重ねている。 バイデン大統領はイスラエルに対し、自制を呼びかけている。中東の緊張が加速す…

イラン・イスラエル戦争危機

晴れ。 イランとイスラエルとの衝突が迫っている。通常の戦争になる恐れがある。直接のドローン攻撃やミサイル攻撃はルビコン川を渡ることになりうる。 ここ数カ月、ガザ戦争が中東地域全体の戦争に発展する可能性が取りざたされていた。今や、イスラエル人…

ニューヨークタイムズ社内の反乱

晴れ。 ニューヨークタイムズの動向。社内の編集部門で反乱がおきているが、幹部は鎮圧に努めている。イスラエルガザ戦争のようなセンシティブなテーマについての取り上げ方について、内部で対立が生じているが、経営陣は独立性と中立性に関する点を改めてい…

目を覆うイスラエル軍の「退廃」

曇り。 イスラエル軍は軍事上および倫理道徳上、失敗を犯した軍隊である。 https://www.economist.com/middle-east-and-africa/2024/04/11/the-idf-is-accused-of-military-and-moral-failures-in-gaza

財政赤字に直面する先進国

快晴。 財政赤字問題に直面する先進国。 https://www.economist.com/finance-and-economics/2024/04/09/the-rich-world-faces-nightmare-budget-deficits

金利急騰、ダイモン氏の警告

雨。 JPモルガンのダイモンCEOが金利急騰のリスクを警告した。米国の金利は8%かそれ以上の水準に、今後数年のうちに急上昇するリスクがあるという。空前の赤字財政と地政学的なストレスが、インフレとの闘いを複雑にする可能性があるという。 ダイモン氏が…

激化する対ウクライナ攻撃

曇り。 ロシアのウクライナ攻撃が強まっている。クレムリンはウクライナ第2の都市を居住不能な状態にしようとしている。 ハリコフに対する攻撃が激しくなっている。ロシアの空爆から、一刻も早くハリコフを防衛する必要がある。 https://www.economist.com/e…

分岐点のアメリカ&イスラエル関係

曇り。 アメリカとイスラエルの関係は分岐点に差し掛かっている。7人の国際支援者の殺害を受け、バイデン大統領はイスラエルに対し、もっとも厳しい通告を突きつけた。 https://www.economist.com/middle-east-and-africa/2024/04/05/israels-relations-with…

GE・ラリーカルプの教訓

GEからボーイングやディズニーが学んだこと。 2018年10月にラリー・カルプ氏がCEOの職についたとき、彼のミッションは130年続いたコングロマリットを、その帝国を築き上げるよりも早い速度で解体することだった。2021年11月にカルプ氏が過激な最終ステップを…

高まる米「シュリンクフレーション」批判

雨。 アメリカの物価高。食品のインフレが5年間も続き、食料品店の買い物金額は100ドルを軽く超えるようになっている。2019年当時と比べて3割ほど上昇し、同じ100ドル分を購入しようとすると、136ドルを支払う必要がある。 2月の食品価格は前年同月と比べて1…

試されるイラン

曇り。 イスラエルはイランの動きを試しているのだという。 https://www.economist.com/middle-east-and-africa/2024/04/02/with-its-latest-assassination-israel-is-testing-iran

イスラエルによるダマスカス大使館攻撃

晴れ。 イランはイスラエルによるシリアのダマスカス大使館攻撃を非難している。3人の革命防衛隊員が死亡した。地域の緊張が高まっている。 月曜日の空爆だった。ダマスカスにあるイラン大使館が攻撃を受けた。イラン政府はイスラエル軍を非難している。10月…

大統領選前の債券発行ラッシュ

雨。 大統領選前の混乱を予想し、企業は債券発行を急いでいる。 https://www.ft.com/content/2b16f721-007d-4148-b4b7-bca15d054bed

ロシア大攻勢

晴れ。 ロシア軍が攻勢をかけている。 https://www.economist.com/leaders/2024/03/27/russia-is-gearing-up-for-a-big-new-push-along-a-long-front-line

欧州経済を悩ます「3つのS」

雨。 欧州経済が直面する3つのショック。エネルギー危機の後、中国からの輸入品が急増し、トランプ大統領による関税引き上げの脅しもある。英語のスペルをとって「3S」と言える。 欧州はダイナミズムではなく、いかなる基準からみても停滞している地域だとみ…

飢餓のガザ

曇り。 ガザ地区は人工的な飢餓状態にある。 https://www.economist.com/middle-east-and-africa/2024/03/27/gaza-is-on-the-brink-of-a-man-made-famine

イスラエル、ワシントン訪問を中止

雨。 イスラエルはワシントン訪問をキャンセルした。国連がガザ停戦に関する解決策を要求した後の出来事である。 国連安全保障委員会は月曜日、ガザにおける停戦を要求する解決策を可決した。イスラエルはそれを受け、ワシントンへの高官派遣をキャンセルし…

マイナス金利政策という時代の終焉

曇り。 マイナス金利政策という実験が終わった。中央銀行の革新と考えられた政策は経済的には何ら得るものはなく終わった。しかし、10年以上も続いた。何を得たのか。 日銀が今週、マイナス金利政策を終了させた。これで金融の世界における実験が、何も達成…

ロシア・コンサート会場へのテロ攻撃

曇り。 ロシアでテロ攻撃が発生し、死者が多数出たようだ。少なくとも40人が死亡し、100人以上がけがを負った。モスクワのコンサートホールが襲撃場所となった。金曜夜の出来事である。 少なくとも4人の男が仮装し、銃撃を行った。今回の攻撃は過去10年間で…