英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ブレグジット派の敗北

英国のブレグジット支持者たちが、いかにブレグジットについての支配権を失ったのか。その分析。 https://www.ft.com/content/d5ceaee0-5bfa-11e7-9bc8-8055f264aa8b ユーロ圏における財政再建の影響が国を越えてどのように広がっていったのか。IMFが分析し…

イージーマネー時代の終焉

雨。 イラクの首相によると、イスラム国はほぼ敗北に近づいているという。木曜日に、イスラム国はイラクにおいて敗北に近づいていると宣言した。シンボル的存在のモスルのモスクを再び奪還したためだ。3年間に及ぶ戦闘で初めてのことだ。 しかし、この過激…

注目の5チャート

投資家がいま重視すべき5つのチャート。原油価格や欧州銀の株価、中国人民元のグローバル化指標などだ。 https://www.ft.com/content/c4de73e2-17a1-11e7-9c35-0dd2cb31823a バーナンキ氏がシントラにおけるECBフォーラムで講演を行った。タイトルは「成長…

ドラギ発言の波紋

曇。 Fedによる銀行のストレステストの結果、すべての銀行が合格した。平均的にいうと、要求されている支払い余力はほぼ100%だった。 https://www.wsj.com/articles/feds-stress-tests-all-banks-cleared-on-payouts-to-shareholders-1498681800 金融緩…

ドラギのヒント

雨。 ECBのドラギ総裁。金融緩和策の縮小を示唆した。その縮小は徐々に進める、としている。 マーケットは、ドルに対してユーロが上昇、ユーロ建て債権の価格は低下した。ECBによる金融緩和策縮小のシグナルは、金融危機後4年にわたって続いた刺激策の縮小…

2200万人の無保険者

曇り。 CBOによる最新の予測が出た。もし、上院で検討されている健康保険改革案が成立すると、2026年に2200万人の無保険者が新たに出てしまうという。一方、連邦政府の赤字は3210億ドル減少する。 この試算は、法案を支持するかどうかで揺れる共和党の数…

ドットチャート考

久しぶりのGavyn Davies氏。 FRBが、いわゆるドットプロットを公表し始めたのは2012年1月のことだ。それ以降、FRBの政策金利見通しと市場の見通しを比較するのが通例のことになった。たびたび、ドットは、市場の見通しよりも高めに出る。それは市場のほうが…

2銀行救済資金

曇。 共和党の上院議員らの何人かが日曜日に、党が推し進めるヘルスケア改革法案への疑念を表明した。法案が上院を通過するのか、不透明になってきた。 ひとりの議員を除き、すべての議員が現在のヘルスケアシステムを修正する法案に不快感を表明した。共和…

モディ首相のインド

エコノミスト最新号はインドのモディ首相による改革を取り上げている。外部から思われているほどの改革者ではない、と断じている。むしろ、ナショナリストとしての扇動者とみられている。 モディ首相が2014年に首相になったとき、彼をどうみるかで2つに分か…

イタリア2銀行閉鎖

雨。梅雨である。 苦境に陥っていたイタリアの2銀行が閉鎖に追い込まれた。2銀行の運命について、ブリュッセルとローマの間で数ヶ月にわたって激しいやり取りが交わされたが、結局閉鎖されることになった。ユーロ圏で3番目に大きい経済であるイタリアは、…

メイ提案

イギリスのメイ首相が英国に居住する300万人のEU市民の権利を保証するという提案を行った。しかし、ブリュッセルの反応は冷淡である。 https://www.ft.com/content/ab584960-57f3-11e7-80b6-9bfa4c1f83d2

個別銘柄選別は死んだ

晴れ。 米国株についての分析。過去20年にわたり、市場で取引されている企業のおよそ半分以上が消えた。1997年11月に米国株式市場に上場されていたのは7355企業だった。しかし、いまは3600に過ぎない。 データを詳細に見てみると、個別銘柄の選別によるパフ…

オバマケア修正案

晴れ。蒸し暑い。 上院の共和党指導者たちは、ヘルスケア法の修正案を公表した。 https://www.wsj.com/articles/senate-gop-health-bill-would-end-aca-penalties-cuts-taxes-on-high-incomes-1498143743

コービン主義

英国のコービン労働党党首についての分析。 http://stumblingandmumbling.typepad.com/stumbling_and_mumbling/2017/06/selecting-for-corbynism.html

サンダース主義の勝利

曇。 注目されていた米ジョージア州の選挙で、共和党が勝利した。民主党にとっては高くついた敗北である。 民主党内のポピュリスト派はワシントンの選挙コンサルタントと候補者を、サンダース氏のようなタイプの経済政策を支持しなかったとして批判している…

低金利のニューノーマル

サンフランシスコ連銀より。金利はより低い水準の、ニューノーマルが存在するという。 http://www.frbsf.org/economic-research/publications/economic-letter/2017/june/financial-market-evidence-for-lower-natural-interest-rate-r-star/

2%物価目標を守れ

物価目標政策に対する論争がかしましい。マーチン・ウルフは擁護派である。 他の西側の中央銀行に先立って、FRBが金融政策の正常化に動いている。このことが論争を引き起こしている。代表的な質問は、FRBが引き締めを進められるほど賢いのかどうか、という点…

中間選挙の前哨戦

雨。ようやく梅雨らしくなってきた。 米国のジョージア州で、下院の第六地区特別選挙が行われる。2018年の中間選挙のゆくえを占ううえでも、全米の注目の的になっている。 特別選挙が行われるのはアトランタ郊外だ。民主党、共和党双方が候補を立てて争って…

インフレ目標引き上げ論争

晴れ。 北朝鮮に拘束されていた米国人の学生が解放された後、数日で死亡した。22歳だった。この学生は2016年1月に平壌の空港で拘束された。 https://www.wsj.com/articles/otto-warmbier-american-detainee-released-by-north-korea-has-died-1497905282 米…

マクロン派の勝利

晴れ。 米軍がシリア政府軍の戦闘機を攻撃し、墜落させた。日曜日にペンタゴンが発表した。シリア内戦において、米軍機がシリア政府軍を撃ち落としたのは初めてのことだ。シリアのアサド体制に対し、直接トランプ政権が対決しようとするシグナルである。 米…

イエレン後任はイエレン

コチャラコタ氏。イエレン氏の後任としてベストなのは、イエレン氏自身である、と。 https://www.bloomberg.com/view/articles/2017-06-16/janet-yellen-is-her-own-best-successor サンフランシスコ連銀より、経済をどうみているかについて。 米国経済は長…

プーチン4.0

曇。雨が降ってきそうだ。 ロシアのプーチン大統領が4期目に突入するかもしれない。ただ、プーチン氏自身は4期目の可能性について言及していない。 プーチン大統領が選挙活動をしていれば、今週は完全なスタートダッシュとなっただろう。月曜日から木曜日…

メキシコ向け輸出急減

梅雨とは思えない晴れ間が広がる。 米国のメキシコ向け輸出が減少している。NAFTA再交渉をめぐる不透明さが原因だ。 https://www.wsj.com/articles/u-s-exports-to-mexico-fall-as-uncertainty-over-nafta-lingers-1497605414

欧州の救世主マクロン

エコノミストの最新号カバーストーリーはマクロン大統領。欧州の救世主なのか、と問いかけている。 http://www.economist.com/news/leaders/21723410-he-will-still-have-face-down-challenge-street-electoral-victory-will-make

サウジの危険なゲーム

カタール断交問題について。中東危機がエスカレートするリスクがあり、サウジは危険なゲームを始めた、と警告している。 中東湾岸地域で危険な権力ゲームが始まった。サウジアラビアとその同盟国が、小さな国であるが豊かで野心に満ちたカタール首長国を封じ…

経済予測の食い違い

梅雨というのに連日晴れ間が広がる。 Fedの経済見通しはトランプ政権の経済成長目標と食い違いを見せている。長期の成長率について、FOMCでは1・8%にセットしたが、これはトランプの目標としている3%成長の目標と比べて低い。 成長率は過去10年間におい…

動かぬブレグジット

FTより。ブレグジットについて。 トランプ氏は、世界が米国のことを嘲笑しているとの考えにとりつかれている。英国に限っていうと、それはあたっている。EU加盟の是非を国民投票にかけたキャメロン前首相に続き、メイ首相が同じように、自身の政治的ポジショ…

イエレン会見

曇。梅雨入りというのに今年は雨が少ない。 予想通りと言うべきか、FRBが今年2回目の利上げに踏み切った。バランスシートの縮小も今年開始するという。経済が予想通りに推移するのであれば、年内にもう一回利上げに踏み切るという。これまた想定の範囲内の…

FOMCプレビュー

マーケットが注目する5つの指標。 米国の所得税制。減税にならないと、逆にリセッションに向かう可能性があるという。 英国の経済サプライズ指数も注目だ。 https://www.ft.com/content/c4de73e2-17a1-11e7-9c35-0dd2cb31823a FOMCを前にプレビュー。 https…

イエレン後任選び

小雨。 日本もそうだが、米国のFRB議長も来年任期切れを迎える。続投も含め後任選びが始まった。 大統領と議長の関係はその限りにおいては友好的だが、そのことがイエレン議長の再任を意味するとは限らない。トランプ氏の場合は言動が予測不可能である。 昨…