英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

中国トップの不協和音

 小雨。
 中国のトップ2人に不協和音が漂っているのだという。習主席と李首相との間の対立が表面化している。対立点は経済に対する見方である。
 今月はじめ、2人のトップが中国の国家保有セクターに対する改革案について、力強い指示を出した。しかし、その指示はお互い異なっていた。
 習主席は国営企業について共産党のより強い関与が必要だと述べたが、李首相は国営企業をスリム化し、市場のルールに従わせるよう指示したのだ。これは習主席サイドから李首相サイドへの批判であると理解されている。
 この不協和音は、ここ数ヶ月停滞しているように見える中国経済のリストラ案についても伺える。国営企業を担当する政府幹部がここ数日集まって会議を開き、7月4日の指示について検討している。何人かの幹部は「トップからの指示には明確な方向性がない」と困惑している。その結果、何も動かないことになっている。
 http://www.wsj.com/articles/discord-between-chinas-top-two-leaders-spills-into-the-open-1469134110
 米国の共和党大会。トランプ氏は相変わらず、エスタブリッシュメントを攻撃するスピーチを行っている。
 http://www.wsj.com/articles/donald-trumps-convention-speech-to-attack-establishment-promise-to-fix-america-1469144391
 コチャラコタ氏。イエレン議長はもっと講演を行う必要があると言っている。
 http://www.bloomberg.com/view/articles/2016-07-21/janet-yellen-needs-to-make-more-speeches