共和党の強い州と民主党の強い州、どちらの経済がうまく行っているのかを比較した論評。
米国が豊かになる道筋は何か。ほとんどの共和党員、トランプ候補も含めてだが、主な回答は削減と搾取だ。減税を実施し、ビジネスに関する規制を緩和する。そうすれば、景気は良くなると説く。
トランプ氏もライアン氏も、減税こそ成長を促すとの信念で一致している。しかし、各州の現状を見ると、こうした主張は過ちであることがわかる。共和党に支配されている、いわゆる「赤い州」は、こうした削減と搾取を深く支持している。一方、民主党に支配されている「青い州」は、教育やインフラ、都市生活の質などに対する投資を維持している。もちろんこれらは典型的により累進的な地方税によってファイナンスされている。そして、青い州のほうが一般的に事態は良い。
ただ、これはどちらの方向で因果関係があるのか、わからない。民主党だから経済が好調なのか、経済が好調だから、民主党支持が多いのか、ということだ。
http://www.nytimes.com/2016/07/31/opinion/campaign-stops/the-path-to-prosperity-is-blue.html?partner=rss&emc=rss&_r=1
