英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

欧州のポピュリズム

 晴れ。昨日今日の天気をみると、梅雨明けしたようだ。
 米大統領選の話題である。ヒラリー・クリントン氏はケイン氏を進歩的な人物だと紹介した。マイアミの党大会でケイン氏とともに初めてデビューした。しかし、ケイン氏の知名度は低く、デビュー戦では彼自身の経歴を紹介し、20歳代のときにホンデュラスでボランティアとして働き、バージニアの市長や知事、上院議員を務めてきたことを語った。また、彼自身選挙に8回出て、一度も負けたことがないのだという。
 民主党内のリベラル派の中からは、ケイン氏の選択を疑問視する声が出ている。党内には反貿易、ポピュリスト的なムードが漂っているが、それとは一線を画している。
 ケイン氏の40分にわたる演説の大半はトランプ氏批判に当てられた。トランプ大学やトランプ氏のカジノオーナーとしての歴史を批判した。
 http://www.wsj.com/articles/hillary-clinton-praises-tim-kaine-as-qualified-to-step-in-as-president-1469294722
 ガーディアンより。暴力の連鎖が止まらず、欧州の政治的基礎を揺り動かしている。選挙の年を迎え、ポピュリスト政党がメッセージを繰り返している。
 彼自身を含めて10人を殺害したドイツの18歳の少年の動機がなんであれ、欧州において過去8日間で3度目の市民殺害事件は、欧州全体を揺るがしている。こうした出来事は急速に成長しているポピュリストで、反移民政党を後押しする結果になっている。彼らは人々の不安に付け込み、選挙で大勝する可能性をみている。
 一例がフランスの極右政党、フロントナショナルのルペン氏だ。早速、オランド大統領が無策であったと批判した。
 https://www.theguardian.com/world/2016/jul/23/munich-violence-rocks-europe-politics