英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ライアン氏の苦悩

 晴れ。九州地方などは梅雨明けしたようだ。今年は水不足が心配される。
 共和党の重鎮、ポール・ライアン氏。トランプ氏は私の考える保守派ではないと述べたが、共和党は彼を支持せざるを得ない、という。共和党本流の苦悩を浮き彫りにしている。WSJのランチ会合で話した。
 ライアン氏とトランプ氏はある一定の政策分野において意見が異なっているが、たとえば、メキシコとの国境に壁を設けるだの、イスラム教徒の入国を禁じるなど、彼らは共和党の核となる原則において、同じページに載っていると述べた。
 ライアン氏いわく、共和党は「大きなテントのような政党なのだ」。
 当初拒否していたライアン氏だが、先月になってトランプ氏支持を表明した。しかし、ライアン氏はトランプ氏の論争的なコメントを批判することで、一定の距離を保っている。
 http://blogs.wsj.com/washwire/2016/07/18/paul-ryan-trump-not-my-kind-of-conservative-but-gop-must-get-behind-him/
 新興国の通貨は、トルコのクーデタによる混乱にも関わらず、安定している。
 月曜日のトルコの株価と債券は低迷したが、それ以外の新興国市場はトルコの影響がないような平穏な日だった。南アフリカのランドは、2・3%対ドルで上昇した。メキシコペソやブラジルのレアルも高く取引された。
 市場はトルコの事件は孤立した出来事だと結論づけている。
 http://www.wsj.com/articles/led-by-lira-emerging-market-currencies-shake-off-coup-jitters-1468818788
 トルコのクーデタは非常によく計画されたもので、ほとんど成功に近かったのだという。
 https://www.theguardian.com/world/2016/jul/18/military-coup-was-well-planned-and-very-nearly-succeeded-say-turkish-officials