英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

中国の良心

 エコノミスト最新号は、7月13日に亡くなった劉氏の特集。彼の、威厳のあり、静かで、持続する自由を求める声は、道徳上の異議申し立ての一つである。サハロフ氏やマンデラ氏と同様の、異議申し立ての巨人のひとりである。そして、ノーベル平和賞にふさわしい。
 劉氏は、学者であり、文学と哲学者でもあった。彼の罪は、民主主義を求める請願を執筆したことにある。そして、天安門事件の原因の一つになった。病院に入院していても、囚人扱いをされていた。中国政府は、彼と彼の家族が求めていた海外での治療を拒否した。
 西側諸国は、中国の反体制派のひどい扱いについて、おどおどしたり、皮肉な態度を繰り返してきた。1980年代に中国が海外に門戸を開き始めたとき、ソビエトとの戦いを優先し、中国の政治的囚人について、文句をいうことを控えてきた。
 http://www.economist.com/news/leaders/21725003-suffering-and-death-remarkable-political-prisoner-holds-message-china-and