英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

イエレンの後継者

 晴れ。連日の猛暑。
 イエレン議長の後継者が誰になるのか。そろそろ騒がしくなってきた。大統領の首席経済アドバイザーとして、イエレン議長の後継者をホワイトハウスで探しているコーン氏自身が引き継ぐ可能性があるという。
 子ブッシュ時代に、副大統領候補を探していた委員会の委員長であるディック・チェイニー氏自身が副大統領に就いた先例があるからだ。
 ただ、大統領はイエレン議長の再任を否定してはいない。
 https://www.ft.com/content/1fafa5e2-67d5-11e7-8526-7b38dcaef614
 イエレン議長の議会証言。労働市場がタイトであることと、輸入物価の価格が上昇していることにより、インフレ率の弱含みが一時的なものであるとの期待を持っていると話した。
 https://www.wsj.com/articles/yellen-premature-to-conclude-inflation-trend-is-falling-well-short-of-target-1499957768
 カナダのマニュライフ・フィナンシャル。米国のジョンハンコック部門をIPOさせるかスピンオフすることを検討している。株主が思うほどの利益を挙げられていないことから、売却するなどの圧力が高まっている。長引く低金利が生保業界を直撃しており、米国の運用を閉鎖するメットライフやアクサに続く動きである。
 2004年4月にジョンハンコックを買収して以降、マニュライフの株価は7%上昇した。
 しかし、マニュライフは最近はアジア拡大に注力している。弱点は長期の介護保険と終身の所得保障保険だ。
 https://www.wsj.com/articles/manulife-exploring-ipo-or-spinoff-for-john-hancock-unit-1499963316