晴れ。連日暑い日々が続く。
水曜日は注目のイエレン議長の議会証言である。利上げとバランスシート縮小策についてのヒアリングが行われる。木曜日には上院で同様に公聴会に臨む。議会証言の注目点について。
一つは利上げ。今年後半に今年３回目となる利上げの絵姿を描いている。しかし、そのことは民主党議員をナーバスにしている。支持者であるマイノリティや低所得者を助けるために、経済によりモメンタムを起こす必要があると考えているからだ。このところ、インフレ率が弱含みになっており、Fed内部でもこうした主張の支持者がいる。
議員らはイエレン議長に対し、インフレ率が上向くまで待つのか否か、今年のさらなる利上げが正当化できるのか、問いただすとみられる。
バランスシート縮小策はタイミングの問題。バランスシート縮小をゆっくり開始するとはいっているが、その時期がいつなのか、規模も明言していない。
３つめはイエレン議長の去就である。もし再任がなければ、今回の議会証言がイエレン議長にとって最後のものになる。
https://www.wsj.com/articles/feds-yellen-likely-to-discuss-rates-balance-sheet-in-congressional-testimony-1499789300
