英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

ギリシャ離脱は遅れる?

 まだ外は薄暗いが、今日は快晴の見込み。それにしても、毎日毎日いろんな事件が起きる。
 FTはスペインのサンタンデール銀行の316支店をRBSに売却する取引が中止になったことを報じている。WSJは東電が原発事故は避けられたと初めて認めたことを取り上げている。NYTは大統領選の話題。
 ノーベル平和賞はEUが受賞した。今回の受賞をめぐっては、ノーベル委員会内部でも議論があったようだ。今起きている危機によってこれからEUが分裂するかもしれないことに目を向けるのではなく、過去平和を築いてきた実績を評価したという。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/6134fa3c-144a-11e2-8ef2-00144feabdc0.html#axzz292HHHsNQ
 ギリシャが仮に離脱するとしても、そのXデイは少し後ずれしているのではないか。FTの予測によると、2014年の前半の可能性が濃厚だという。今回の危機が少しずつ深まるという漸進的な要素を見せているのに加え、ドイツの事情も加味されているようだ。
 http://www.calculatedriskblog.com/2012/10/alphaville-grexit-delayed.html
 ユーロ圏の物価は落ち着いているとの見通し。政策金利の追加引き下げは不必要だという。オーストリアの中銀トップがインタビューに答えた。
 現在の政策金利は0・75%、ユーロ圏のインフレ率は2・7%。
 http://blogs.wsj.com/economics/2012/10/12/ecbs-nowotny-says-euro-zone-price-outlook-balanced-no-more-rate-cuts-needed/