英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

あと数十年〜ブランシャール氏

 晴れ。
 FTはガイトナー長官とブラックロックのラリー・フィンクCEOとの親密な関係を取り上げている。WSJは米大統領選の話題、NYTはトルコ・シリア問題について取り上げている。
 ガイトナー長官が政策が市場に与える反応を知りたいとき、もっとも頻繁に相談するのがブラックロックのラリー・フィンク氏。二番目が、かつての上司であるロバート・ルービン元財務長官だという。
 行政、政治の公平性が問うているのだろうが、頻繁な接触が具体的にどのような形で政策が捻じ曲げられたのかは明らかでない。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/60d70120-12e2-11e2-aa9c-00144feabdc0.html#axzz292HHHsNQ
 一昨日のスペイン格下げについて。S&Pはスペイン国債の格付けを投機級寸前まで引き下げたが、スペイン政府当局は金融市場からの資金調達計画に影響はないと述べた。
 格下げはサプライズだったようだ。来週のブリュッセルでのEUサミットでスペイン救済問題が議論の俎上に載せられそうだ。http://online.wsj.com/article/SB10000872396390444799904578050220499222966.html?mod=WSJ_latestheadlines
 ユーロ危機への対処方法をめぐり、ショイブレ氏とラガルド専務理事が、東京で開かれているIMF総会で衝突した。最近
IMFは緊縮財政を強調する姿勢を緩めている点を、ドイツの財務相は批判した。
 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/09a54140-13ba-11e2-8260-00144feabdc0.html#axzz292HHHsNQ
 IMF総会に出席しているIMFのチーフエコノミスト、ブランシャール氏へのインタビュー。公的債務レベルが合理的水準に戻るのには数十年かかる、と述べた。
 http://blogs.wsj.com/economics/2012/10/11/imfs-blanchard-healing-from-crisis-could-take-decades/