曇り。
金融機関の決算が続いている。バンカメは消費者向けビジネスが好調のようだ。第1四半期の利益は予想を上回り、収入は横ばいだった。
ノースカロライナに拠点を置くバンカメの四半期利益は、73億ドルだった。前年同期は69億ドル。一株あたり利益は70セントだった。
高い金利と預金とローンがそれぞれ増加したことが追い風となり、消費者向けビジネスの利益が25%も増えた。ウェルスマネジメント部門も14%増益となった。しかし、投資銀行部門は7%、収入が減少した。
しかし、金利の見通しには不確実性があり、それが大手銀行の収益見通しに暗雲を投げかけている。3年に及ぶ利上げ局面の過程で、銀行は大きく預金金利を引き上げることなしに済んでいた。しかし、この良い局面は終わろうとしている。投資家は逆にFedが利下げに踏み切る可能性をみている。
https://www.wsj.com/articles/bank-of-america-reports-rise-in-profit-11555412748
ブラックロックの動向について。ラリー・フィンクCEOの発言が伝わっている。これまで凍結状態にあった株価だが、米国と中国の動きが経済成長をより力強い成長方向に向けさせ、2019年は株価の回復が期待されるというのだ。
フィンク氏はゴルディロックスシナリオについて楽観視している。2019年の株式市場について、資金の動きなき回復だ、とストラテジストは命名している。株式ファンドはインデックスが上昇しているのにも関わらず、資金流出に苦しんでいる。
インタビューに答えたフィンク氏は、世界経済について過度に悲観的になっていると述べた。債券ファンドには今年になって1120億ドルの資金流入があったが、株式ファンドは900億ドルの資金流出となっている。
https://www.ft.com/content/0878dbb8-6031-11e9-a27a-fdd51850994c