英字紙ウォッチング

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6大銀行決算

 ゴールドマンの決算。ウォールストリートの6大銀行の決算がまとまった。第1四半期の結果は、強弱合わさったものだった。資本市場にフォーカスした会社よりも、リテール銀行が全般的に好調で、トレーディングよりもディールメイキングが良かった。

 特にゴールドマンサックスに対する投資家の反応がもっとも決定的だった。決算発表当日のGSの株価は4%近く下落した。第1四半期の利益は事前予想に近い数字だったにも関わらずだ。

 アナリストらは、来年初めまで続く戦略的改革のせいだと考えている。

 ゴールドマンの時価総額は、帳簿上の資産価格を下回り続けている。一方、モルスタやJPモルガン、ウェルズファーゴ、バンカメは上回り続けている。

 JPモルガンは対照的な市場の反応を引き起こした。金利が上昇している中、同行は米銀の歴史の中でもっとも大きな純利益を上げた。決算発表の日、同行の株価は5.3%上昇した。JPモルガンに吹いた風はリテール銀行の象徴であるウェルズファーゴにも吹いた。

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