退屈なビジネスと思われていた米銀が再び熱くなっている。リテール部門が好調で、低金利環境にも関わらず、アナリストを驚かせている。
第1四半期の決算が出そろったが、大手銀行は投資銀行部門や債券のトレードではなく、銀行店舗のテラーやモバイルアプリ、クレジットカードで稼いでいる。
決算をみると、投資銀行部門やキャピタルマーケット部門の業績は停滞していた。しかし、リテール部門の利益が押し上げた。JPモルガンとバンカメにおいては、銀行預金とローンがともに成長し、融資のマージンも増えた。
ウェルズファーゴとシティグループの利益はそれほど強くなかった。ウェルズファーゴは依然として不正会計問題の対応に追われている。シティは米国のビジネスで苦戦している。しかし、リテール部門が依然として安定源であり続けている。
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