英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ウォールストリートは好決算

久しぶりに晴れ間が広がる。気持ちの良い朝である。更新をかけてから、PCの調子がすこぶる良い。 5大金融機関の第3四半期決算が出揃った。この記事はモルスタに焦点を当てている。 モルガン・スタンレーのジェームズ・ゴーマン社長による、ウェルスマネジ…

オーストリアの若き極右

オーストリアで極右の政権が誕生した。選挙結果は、欧州のポピュリズムが依然として脅威であることを示した。 3月にオランダの選挙で極右勢力を退け、フランスでは5月にルペン党首が敗退した後、極右勢力の新たなうねりが生じた。 https://www.ft.com/conten…

トランプ・イエレン会談

FRB議長選びが続いている。今度はイエレン氏再任の可能性を探るため、トランプ氏がイエレン議長と木曜日に会談ことになったという。 イエレン議長の4年の任期は来年2月初めに切れる。ウォルシュ氏やパウウェル氏、テイラー氏らと並び、イエレン議長の再任も…

習近平の変貌

今日も雨。うんざりしてきた。 中国の共産党大会が始まった。1期目の親マーケット的姿勢が変化し、国による市場への介入を強調する姿勢に変化した。原材料価格から株価、為替に至るまで、国の介入を正当化している。大規模な国営企業が存在感をますます増し…

引きずり込まれたドラギ

ドラギ総裁。イタリアの銀行に注ぎ込まれる数千億ユーロもの資金をめぐって、ドイツとイタリアの間で交わされている口論に引きずり込まれてしまった。 https://www.ft.com/content/ab8c0e50-affd-11e7-aab9-abaa44b1e130

米韓軍事演習

雨。肌寒い。 北朝鮮のミサイル危機をめぐる神経戦である。韓国と米国の軍事演習が中国の共産党大会に合わせて開催された。北朝鮮の暴発の観測を呼び起こしている。 現在、米国と韓国の新しい共同軍事訓練が準備されている。過去には北朝鮮のミサイル実験と…

ニューノーマル下の金融政策

ブレイナード理事の講演。テーマは、ニューノーマル下における金融政策を再考する、というものだ。 まず、バーナンキ前議長のペーパーを取り出す。前議長がさまざまな政策オプションを議論していることを材料に、検討を始める。 鍵となるニューノーマル下経…

トルコと欧州

欧州とトルコの関係が迷走している。トルコ政府は欧州連合に加盟するための資金を失うリスクをとりにいった。加盟国は取ることの関係に決着をつける準備に入った。 今週、欧州連合の首脳が集まった会議において、公式にはトルコの連合加盟の議論を凍結するこ…

共産党大会

終日雨。 中国で共産党大会が開かれる。大会を前に、習主席による反腐敗運動を称えるキャンペーンが行われている。個人崇拝の風は変わらないようだ。 今回の党大会で習主席は2期目となる5年間の任期を承認される見通しだ。党大会は4日間の予定で開催される…

マクロ経済政策を再考せよ

ブランシャール氏やサマーズ氏が参加して、マクロ経済政策を再考することに関するカンファレンスが開かれた。 http://economistsview.typepad.com/economistsview/2017/10/rethinking-macroeconomic-policy.html

アラムコの変心

雨。気温も低く、肌寒い日々が続く。 世界最大のIPOと言われるサウジアラムコの上場計画が変更されそうだ。ロンドンやニューヨークなど世界市場へ上場するのでなく、リヤドにあるサウジの株式市場のみに上場するという。 同時に、中国の投資家が相対でアラム…

世界最強の男

JPモルガンのダイモンCEOが、ブレグジットに伴い、ロンドンの拠点の代わりになるのはパリである、とフランスの財務大臣に伝えた。 ダイモン氏は、フランスの経済改革の進展に感銘を受けた、と話した。IMF世銀総会の際に会談が行われた。 JPモルガンは現在、…

次期FRB議長

曇。今日から気温がぐんと下がるらしい。 次期FRB議長選びが最終局面を迎えているようだ。トランプ大統領はスタンフォード大のテイラー教授と面談した。議長就任を打診した、とホワイトハウス幹部が認めている。 ウォルシュ氏やパウウェル氏も有力だが、テイ…

低インフレという暗雲

インフレという暗雲がFRBに垂れこめている。今のところ、年末の利上げ予定は変わっていないようだ。 9月のFOMCの議事要旨が公表された。しかし、低インフレのリスクに対する懸念が垂れこめている。 https://www.ft.com/content/73f82c02-aeaa-11e7-beba-5521…

新頭取の戸惑い

晴れ。 珍しく三菱東京UFJ銀行の三毛新頭取の話。出席しなければならない内部の会議の多さに困惑しているのだという。 三毛頭取はウォートンスクールの卒業生で、行員をより生産的にする必要があると感じている。日本の会社はあまりに多くの会議がある、と60…

マーケット5つの注目点

晴れ。暑い。 IMFは世界経済の見通しを引き上げた。今年と2018年と2年間だ。今年の成長率は3・6%、来年は3・7%成長を見込んでいる。 現在の成長は際立ったもので、過去10年間でもっとも幅広いものだ、とIMFのオブスフェルド・チーフエコノミストは…

ノーベル経済学賞

晴れ。 今年のノーベル経済学賞はシカゴ大学のリチャード・セイラー教授に授与された。行動経済学の権威である。退職後の貯蓄計画において、自動的に加入する理論を発展させた。喫煙や臓器提供についての公共政策についても影響を与えた。 セイラー教授はシ…

ドイツの難民政策

今日も快晴。 ドイツの難民政策について。ドイツに流入する難民の数を制限することで与党が合意した。年間20万人の上限を設ける。 日曜日の合意は選挙から2週間後にやってきた。与党のうち、CSUはメルケル首相の移民政策にもっとも声高に反対している党内勢…

トランプ化するFed

快晴。秋晴れである。 クルーグマン教授。相変わらず比喩が秀逸である。ティラーソン長官は国務省を無能者の地位にまで陥れた。プライス長官やプルート長官もそれぞれ健康省や環境保護庁を同様の地位に陥れた。同様の話は幹部クラスに行き渡っている。 トラ…

冴えない雇用統計

午後になって晴れ間が広がる。 恒例の雇用統計が公表された。9月の雇用者数は3・3万人の減少となった。 https://www.wsj.com/articles/messy-jobs-report-obscures-potential-turning-point-for-wages-1507304390

超金融緩和時代の終焉

エコノミスト最新号は、資産価格はバブルか、という問いかけ。超緩和的な金融政策が終わりを迎えようとしており、資産価格市場に目を向ける必要がある、と警告している。 https://www.economist.com/news/leaders/21730019-ultra-loose-monetary-policy-comi…

サウジ国王のロシア訪問

曇。気温も随分と低くなった。 サウジアラビアの国王とロシアのプーチン大統領がより深い関係を築こうとしている。世界の二大石油生産大国であり、ロシアの中東に対する影響力を示している。 サウジ国王がロシアを訪問するのは初めてのことだ。国王訪問にこ…

アマゾンに課税せよ

アマゾンとアップルがEUによる税制の取締を受けている。加盟国は課税国を選択されることによる利益を得ることができていない、と競争委員会は述べている。 欧州委員会はアップルやアマゾンが欧州で税金を支払うよう求める努力を一層高めようとしている。 htt…

ティラーソン辞任説

曇。 ティラーソン国務長官に辞任説が出ているのだろうか。本人は辞任を否定している。大統領のことを「薄のろ」と呼び、辞任することを副大統領に話した、という報道が出たせいだ。 https://www.wsj.com/articles/tillerson-says-he-never-considered-leavi…

法人税改革はラストチャンス

どの国も多かれ少なかれそうなのだろうが、英国の保守党も若者の支持や入党に苦労しているようだ。英国保守党メンバーの平均年齢はなんと72歳なのだという。 支持者の年齢は18歳から34歳までが27%。これは労働党の大会における年齢と対照的である。かつて保…

ノーベル経済学賞を予想する

曇。空気は肌寒いくらい。 ラスベガスの銃撃事件の続報。容疑者は広範囲に行動することを計画していた。9分間の銃撃のために、速く撃てるように銃器を改造していた。一方、動機は今も解明が進められている。 32階の部屋には2万ドル相当、23もの銃器が持ち込…

イノベーションとM&A

合併は必ずしもイノベーションを促進するものではない、という主張。記事に添付されたブリューゲルの挿絵も示唆的である。 https://promarket.org/mergers-bad-innovation/

トラウマなき独立を

曇空。今日一日は雨模様である。 ラスベガスで驚愕するような事件が起きた。ミステリー小説でも、こんな事態はなかなか想定できないだろう。 少なくとも59人が死亡し、500人以上がけがをした。容疑者は64歳の地元住民。32階のホテルのフロアから銃を乱射した…

警棒と独立投票

スペイン・カタルーニャ地方の独立投票が実施された。警棒とゴム弾によって歓迎される投票となった。 スペインの警察当局は日曜日にカタルーニャ地方の投票所に乗り込んだ。ゴム弾を発射し、人々を警棒で叩いてまわった。憲法裁判所が不法だとした独立投票を…

対話は無駄である

今日は曇。 トランプ氏のまた脱線発言(?)が飛び出した。北朝鮮との対話は時間の無駄である、という。ツイートで同時に、米国は北朝鮮に対してなすべきことを行う、と述べた。言葉の上では相変わらずの強硬姿勢である。 トランプ大統領はこのようにツイッ…