英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

パウウェル新議長へ

 曇。強い風はようやく収まった。
 次期FRB議長はパウウェル氏が有力との報道が流れている。WSJより。
 大統領は正式な決定をしておらず、まだ決心を変える可能性があるが、パウウェル氏を今週、選出するという。
 パウウェル氏も参加するFOMCが今週開催される。トランプ氏はアジア歴訪に金曜日に発つので、新議長の発表は木曜日が有力視されている。
 もし上院で承認されれば、パウウェル氏は来年2月初めから議長として就任する。
 パウウェル氏の選出にあたっては、ムニューシン財務長官が強く支持した、と関係者は語っている。パウウェル氏は法律家であり、過去30年間で初めて、経済学のプロフェッサードクターをもっていない議長となる。FRBのボードメンバー入りする前に、カーライルグループで投資銀行家として働いていた。
 パウウェル新議長のもとでの政策は、現行のゆっくりとした利上げ路線を続けるとみられている。違いは、金融規制の緩和を支持していることだ。
 https://www.wsj.com/articles/trump-likely-to-name-jerome-powell-next-fed-chairmansource-1509206817
 新議長選出のニュースよりも大きな扱いが、モラー特別検察官による初めての訴追のニュース。マナフォート氏を訴追した。トランプ陣営の幹部二人が、所得税の脱税とロシア当局との接触について連邦捜査官に嘘をついたと認めた第三者から有罪の答弁を受け取ったことだ。
 今回の動きは、モラー検察官による最新の公的な動きである。同時に、モラー氏による捜査はより高次の段階へ入りつつあることを示している。近く次の動きがあると示唆されている。
 マナフォート氏の容疑は、ウクライナの前大統領、ヤヌコヴィッチ氏向けの仕事で得た報酬を1800万ドル申告しなかった疑いである。
 同時に、マナフォート氏と彼の長い間のビジネスパートナーであるゲイツ氏は、米国に対する陰謀とウクライナ政府のためのロビー活動を登録していなかった容疑である。
 https://www.wsj.com/articles/muellers-probe-kicks-into-next-gear-with-charges-guilty-plea-1509384216