英字紙ウォッチング

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ECB理事会

 曇。台風一過だが、空の色はすっきりしない。
 ユーロ圏の消費者信頼感指数は16年ぶりに高い水準を記録した。月曜日に欧州委員会は10月の消費者信頼感指数が9月のマイナス1・2から改善し、マイナス1になったと公表した。2001年4月以来の高い水準である。
 指数の回復は欧州経済の見通しに対する楽観論が広がっていることに動かされている。欧州経済はここ10年ほど、金融危機後のたいへんな10年間を経験してきた。
 しかし、2013年の半ばごろから経済は回復し、回復のペースは2017年に入って上向いてきた。欧州中央銀行の政策担当者らは、金融刺激策の縮小を示唆している。今週木曜日の理事会で、ECBは債券買取作の縮小を宣言しそうだ。
 2018年は債券買取を終了し、2010年代末には利上げに踏み切ることになると、ECBウォッチャーらは見通している。
 https://www.wsj.com/articles/eurozone-consumer-confidence-at-16-year-high-1508769368