英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

政策リスクによる株安

ロシアのメドヴェージェフ首相が「われわれは新たな冷戦時代に突入しつつある」と述べた。もし、シリアにおいてロシアと西側諸国が協調することができないなら、重大な結果を招くだろうと警告した。 ドイツにおけるカンファレンスにおいてスピーチした。軍事…

ある最高裁判事の死

生暖かく、風の強い、変な天気。 WSJ電子版のトップ記事は、米国最高裁で30年にわたって判事を務めたスカリア氏が79歳で死亡したとの記事である。保守派の判事として判決を書いてきたことで知られ、レーガン政権時代から務めていた。 ハンティングの最…

大不況からの復活

金融危機は米国経済に永続的なダメージを与えたのだろうか。それとも、長い時間をかければ抜け出すことのできる深い穴に過ぎなかったのだろうか。実証研究によると、後者が当てはまるようだ。 http://www.bloombergview.com/articles/2016-02-11/job-market-…

理由なき全面安

今週の激しい株式の売りには、明確なカタリストは存在しなかった。市場の信任を回復させるには、明るいニュースが必要だ。 なぜここまで売りが加速したのか。説明の一覧をあげると、長いリストになる。それは中国の停滞であり、世界経済の成長が芳しくないこ…

波乱の一週間

朝方は晴れ。今日は気温が4月並みになるそうだ。 波乱の一週間がようやく終わった。主要国の株式指数は今週、マイナスで引けた。金曜日は商品価格や銀行株が戻したが、それに水を差した格好だ。 ダウ工業株指数は1週間で1・4パーセント下落した。年初来…

スウェーデン利下げ

スウェーデンのリクスバンクが追加緩和に踏み切った。マイナス金利幅がより深くなっている。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/e437b97c-d09b-11e5-831d-09f7778e7377.html#axzz3zp1B12d1 欧州銀行のCoCos債について。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/f…

世界株安

晴れ。 世界的な安全資産への逃避の動きが止まらない。11日のダウ株価指数は254ポイント、1・6パーセント下げた。投資家は国債や金など、安全資産へ逃避した。 銀行株や原油価格が下落したことが、より一層投資家の不安心理を高めている。イエレン議長…

欧州銀

欧州銀行の株価はリバウンドした。ドイツ銀行やウニクレディトの株価は大きく反発した。 ドイツ銀行が債券の買戻しを検討しているとのニュースが好感されたようだ。 水曜日のドイツ銀行の株価は16パーセントも上昇した。ウニクレディトは12パーセントの…

次はサウスカロライナ

今年はしばらく米国大統領選のニュースフローが大量に流れてきそうだ。なんだかお祭りのようだ。 ニューハンプシャー予備選挙が終わり、共和党候補たちはサウスカロライナに次の焦点を当てている。 サウスカロライナの結果を左右しそうなのは、エバンジェリ…

イエレン議会証言

晴れ。今日は休日である。 イエレン議長が議会で証言を行った。成長の見通しを引き下げ、利上げのペースに注意していくことを示唆した。具体的には中国経済の減速と市場の混乱を挙げた。 Hilsenrath記者のレポートである。 この日の証言は2日間にわたる証言…

ドイツ銀行の強化案

今日はイエレン議長の議会証言が予定されている。議会証言における5つの注目点がまとめられている。公の場に出るのは、昨年12月の利上げ記者会見以来のことだ。 そのとき以来、あまりに多くのことが変化した。Fedは経済見通しについての不確実性に直面し…

ニューハンプシャー

晴れ。朝日がきれいだ。 米国の大統領選挙。ニューハンプシャー予備選挙の投票が火曜日に行われる。トランプ氏が先頭を走っているが、ここで勝利する必要がある。2番手以降の候補に追い上げられているからだ。 結果はローラーコースターのように大きく変動…

クレジットクランチの恐怖

今日の日本株市場は大波乱の日となった。グローバルな株式市場は堅調に推移したが、日本市場のみ5・4パーセントも下げた。 ただ、株価急落の理由はいまひとつはっきりしない。世界経済の成長について、先行き不安が広がっているという漠然としたものだ。為…

インド躍進

中国減速の影で、インドの躍進が光っている。2015年の第4四半期は7・3パーセントの成長となった。世界でもっとも高成長を遂げる大国である。 http://www.ft.com/intl/cms/s/0/cef618be-ce71-11e5-831d-09f7778e7377.html#axzz3zcwlm8kh

メルケルの衝撃

晴れ。 シリア情勢についていくつかの記事。 まず、ロシア軍の空爆がアサド政権の温存に力を貸している。米国主導の連合軍の狙いは現在は主にイスラム国となっている。 アレッポでは空爆が続いており、多くの民間人が犠牲になっている。 http://www.wsj.com/…

フリーランチはない

FTに寄稿したサマーズ氏の記事。 トレードオフ、というのが経済学の中心的な問題で長らくあり続けてきた。経済学の中心的な考えの一つを一種の警告の形で示したのが次のような教訓だ。 「フリーランチのようなものは存在しない」 家計や社会が多くのトレード…

サウジ=ベネズエラ会談

曇り空。さあ今週もがんばろう。 新興国中央銀行の目下の課題は、資本逃避だ。金利引き下げは資本逃避を招くとして回避されている。香港発のWSJの記事である。 数ヶ月前まではどの新興国中銀も金利を引き下げていた。しかし、通貨安が2〜3割も進行したこと…

マルコ・ルビオの代償

共和党で生き残った候補たちによる討論会。ルビオ攻撃が激化している。 フロリダ州の上院議員、マルコ・ルビオ候補は、世論調査の人気上昇の代償を払わなければならなくなった。土曜日に行われたライバル候補たちとの討論会で、彼は激しくやり込められた。ニ…

難民危機をどうマネージするか

快晴である。台湾の地震が心配だ。 今日は北朝鮮のミサイル発射の話題で持ち切りとなろう。 北朝鮮が長距離ミサイルを発射した。禁止されている弾道ミサイル技術のテストが狙いだったと韓国政府は分析している。 ミサイルは現地時間の午前9時に発射された。…

新興国から逃げていくマネー

アルゼンチン政府は米国の債券保有者に対し、65億ドルをキャッシュで支払うことを提案した。債権者らは1000億ドルにのぼる2001年の債務デフォルト以降、債券リストラを拒否していた。10年以上にわたる法定闘争に決着をつけようという狙いだ。 これ…

Watchful Waiting

薄曇。手首を傷めているので、テニスは軽めに。 原点に戻って、やるべきこと、捨てるべきことを再点検する。 恒例の月初公表の雇用統計。結果からは、金融政策の先行きを見込みにくい。宙ぶらりん状態、と称している。 1月の雇用統計は15・1万人の新規雇…

ウォールストリートの懐疑心

晴れ。朝方久しぶりの地震があった。 ニューハンプシャーの予備選挙前の討論会。ヒラリー・クリントンとサンダース候補が木曜夜に討論を行う。 http://www.wsj.com/livecoverage/new-hampshire-debate Fedの利上げのスピードはそれほど速くないのではないか…

ドル変調

今日も晴れ。 グローバルな為替市場が乱高下する中、ドルも昨日は安値で推移した。円やユーロに対し、下落。ユーロは1・7パーセント、対ドルで上昇した。昨年10月以来の水準だ。円に対しても1・8パーセント減価した。 これは過去数ヶ月にみられなかった…

タイトレース

晴れ。 ブログ投稿の具合がおかしい。 http://www.wsj.com/articles/presidential-candidates-focus-on-new-hampshire-1454422794

イノベーションの終焉

イノベーションをめぐる興味深い論争である。 http://marginalrevolution.com/marginalrevolution/2016/01/my-review-of-robert-gordons-american-economic-growth.html 発端はこの論考。 https://www.foreignaffairs.com/reviews/review-essay/2016-01-28/i…

ロンドンの拒否権

曇り。冬の日が続く。 アイオワにて。トランプ候補のキャンペーンは成功したようだ。トランプ氏による初めての、異例のアプローチは、最初に投票する人たちの心をとらえた。 「トランプが触るものはすべて金に変わる」という興奮ぶりだ。 http://www.wsj.com…