英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

次はサウスカロライナ

 今年はしばらく米国大統領選のニュースフローが大量に流れてきそうだ。なんだかお祭りのようだ。
 ニューハンプシャー予備選挙が終わり、共和党候補たちはサウスカロライナに次の焦点を当てている。
 サウスカロライナの結果を左右しそうなのは、エバンジェリカル、退役軍人、退職者、そして労働者階級の投票者である。
 アイオワニューハンプシャーの結果を振り返ると、共和党の大統領選レースはサウスカロライナに次の焦点が移っていることがわかる。しかし、この州の勝敗は、アイオワニューハンプシャーと違い、より分裂したものになりそうだ。
 サウスカロライナは、共和党にとってとても重要な州のひとつだ。エバンジェリカル、退役軍人、退職者、そして労働者階級の投票者が多くいるからだ。さらに、この州は活動的で影響力のあるビジネス社会があることでも知られている。
 共和党候補者たちが続々とサウスカロライナ入りを果たしている。2月20日の投票日に向け、主要候補がさまざまな遊説計画を練っている。
 一方の民主党は2月20日ネバダで党員集会を予定している。
 サウスカロライナ州は政治コンサルタントによると、大きく3つの地域に分かれ、沿岸部にいくほど政治的主張は穏健になるという。 
 今のところ、トランプ候補が2桁の差でリードしている。しかし、世論調査は1月中旬以降行われておらず、その後有権者の態度がニューハンプシャーなどの結果を踏まえ、大きく変化した可能性がある。ある退職者は、「中間層は苦しんでおり、トランプ支持者は多い」とみる。
 http://www.wsj.com/articles/after-new-hampshire-republican-candidates-to-shift-focus-to-south-carolina-1455064401