アトランタ連銀ブログより。
もっとも低い賃金で働く労働者の賃金上昇率が加速している。
11月25日、パウウェル議長は「長期の景気拡大から得るものを積み上げる」というタイトルのスピーチを行った。
このスピーチの中で議長は、ここ数年のデータが示すのは、プライムイヤーと呼ばれる労働者の賃金が、特に低中所得労働者の間で上昇していることを示した。
この点についていうと、パウウェル議長はアトランタ連銀の指標を使っている。平均賃金成長率の中央値は、低位25パーセントの労働者のクラスで高い伸びを示している。このパターンは、大不況以降のパターンとは異なる。
このチャートが示すのは、より低賃金の職において、2000年代の中央値の賃金は停滞しており、その反転が起きているのはわずか過去数年のことに過ぎないことだ。(2番目の図表を参照)
この反転は低賃金労働力市場における需給のひっ迫を反映しているのかもしれない。あまりスキルを必要としない仕事を求める企業が存在することについては、最近我々が企業へのヒアリングを通じて感じていることでもある。
しかし、いくつかの地方政府においてはここ数年、最低賃金を引き上げるところが出ている。
https://macroblog.typepad.com/macroblog/2019/12/faster-wage-growth-for-the-lowest-paid-workers.html