英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

欧州の分断

冷たい雨。 分断されつつあるヨーロッパ。政府に対する脅威が高まっている。経済や文化、地理的な分断が英国やフランス、イタリアなどを覆って数々のドラマを生み出している。 ロンドン政府によるブレグジット手続きの失敗は、依然としてロンドンが大陸と統…

2019年の利上げは1回

先物市場は、2019年の利上げ回数を1回とみている。 10月初め、パウウェル議長は依然としてタカ派的発言を繰り返していた当時、市場は2019年の利上げ回数を3回とみていた。しかし、この予想は消え去り、先物市場の足元の予想は1回のみの利上げとなっている。…

ブレグジット、決断の延期

快晴。 英国のメイ首相はブレグジット投票を延期することを決めた。幅広い反対があるためだ。合意なし離脱の可能性があったが、経済へ幅広い影響をもたらす可能性があった。 メイ首相はEUを離脱する彼女の提案について、議会の投票にかける重大な決断を先送…

ファーウェイ問題

ファーウェイ問題の余波が広がっている。中国政府は米国大使を呼び出し、逮捕をやめるよう抗議を行った。同時にカナダ政府に対し、逮捕は深刻な結果をもたらす、と警告した。 逮捕されたCFOは創業者の娘で、12月1日にバンクーバーでトランジットの最中に…

追い込まれるマクロン

曇り。今日は気温がぐっと下がる。 フランス・パリのデモ。マクロン大統領は選挙時に約束した経済改革を実現できるかどうかの瀬戸際に立たされている。 デモは4週間連続で続いている。黄色いベストを着た抗議集団だ。今週土曜日にマクロン政権はフル装備の治…

CDU新党首

ドイツの与党CDUの新党首にメルケル氏に近いクランプカレンバウワー氏が選ばれた。 https://www.ft.com/content/4cc5e4a0-fa29-11e8-af46-2022a0b02a6c

OPECとロシアの妥協

OPECとロシアが減産で合意した。日量120万バレルの減産である。 https://www.wsj.com/articles/saudis-still-skeptical-of-opec-coalition-cuts-1544178705?mod=hp_lead_pos3

モメンタム失う雇用統計

曇り。 米国株がまた安値に転じた。 投資家が米国株を再び見直し始めた。金曜日には主要指数が4%以上下がった。11月の雇用統計は米中貿易摩擦への不安を解消するに至らなかった。 ダウ指数は663ポイント低下した。 株式相場は最初、わずかに上昇してスター…

Fedの様子見戦略

曇り。 Fedが様子見戦略を取り始めている。 四半期に一度、利上げをしていく路線から、経済指標にあわせて金融政策を決めていく路線に切り替えた。 https://www.wsj.com/articles/restrained-inflation-reduces-urgency-for-quarterly-rate-increase-pattern…

ジャンクボンド市場

エコノミストより。ジャンクボンド市場について。 https://www.economist.com/finance-and-economics/2018/12/01/corporate-bonds-in-an-ageing-business-cycle

逆イールドカーブが意味するもの

雨。 逆イールドカーブについて。必ずしも悪いニュースではない、と。国債市場は経済見通しについてシグナルを発し始めた。 イールドカーブは、Fedがどのように利上げをしていくのか、市場の期待を反映する。経済成長やインフレ率について、市場の期待を反映…

OPECとトランプ

曲がり角のOPEC。トランプはサウジとどのような、つばぜり合いを繰り広げているのか。 https://www.ft.com/content/95c51436-f49e-11e8-9623-d7f9881e729f フランスも大変なことになっている。 https://www.ft.com/content/f4a08cea-f7c0-11e8-8b7c-6fa24bd5…

フラット化するイールドカーブ

曇りときどき雨。 ダウ指数は800ポイント近く下落した。理由は米中貿易戦争に伴う世界経済の成長減速なのだという。後付けの理由に感じられなくもない。 投資家らは株式を、ボーイングやキャタピラーのような製造業株からアップルのようなテクノロジー株まで…

原油相場のゆくえ

OPEC総会を前に、原油市場について、5つの注目点。 一つは減産合意がどこまで進むか。原油価格を引き上げるに十分な減産の量は140万バレルを超えるとの予想が出ている。しかし、サウジ主導のOPECがそこまで到達できるか、不確実だ。 2014年にシェールオイル…

ライトハイザー氏の起用

曇り。 貿易戦争の懸念が当面、後退したのを受けて、株価や原油価格が上昇に転じている。しかし、債券市場をみると、不安のメッセージが発せられている。 グローバルな株価と原油価格は月曜日、高値に転じた。 10年米国債の金利は、3%を下回る水準で取引を…

米株高の終わり

米国株が例外的に上昇していく時期は終わった。 ここ数週間の米国株のさえない展開は、長年議論されてきた論点を復活させた。米国の強気市場は終わったのか、という論点だ。投資家は海外のより安い投資対象を探すべきなのだろうか。 https://www.wsj.com/art…

米中に待ち受ける障害

曇り。 米中貿易戦争の続報。今後も厄介な障害が待ち受けている。3か月間の猶予期間が与えられたが、解決すべき問題が山積している。 米中の貿易をめぐる休戦は、経済戦争を鎮静化させ、話し合いのわずかの余地を開いた。 トランプ大統領と習国家主席による…

米中、一時休戦

肝心の米中関係である。両者は関税戦争の被害を回避するため、一時休戦を模索している。 トランプ大統領と習国家主席はブエノスアイレスで重要な首脳会談を行った。一時休戦で折り合ったもようだ。 トランプ大統領の貿易に関する考えは揺れている。ここ2か…

難産のG20共同声明

曇り空が広がる。 注目のG20サミット。共同声明で合意した。米中が物別れで終わるという最悪の事態は回避できたようだ。 困難な交渉の末、夜遅くになって、G20諸国は多国籍の貿易システムの重要性を確認する共同声明を出すことができた。米国と中国は保護主…

トランプのFed攻撃

FTのジリアン・テット。トランプ大統領がFedを攻撃するのは邪魔に過ぎない。経済が減速し、赤字が急拡大している事実から目をそらそうとしている。本当の問題は何か、ということだ。 https://www.ft.com/content/90376e0c-f3d0-11e8-9623-d7f9881e729f

波乱のマーケット

晴れ。 11月はマーケットにとって、荒れ模様の一か月間だった。株式市場は今年初めの高値を依然として大きく下回っている。そして、原油相場は世界の経済成長減速を受けて、安値を続けている。 2018年も最後の1か月となった。株式から債券、原油、はては仮想…