晴れ。
ECBは債券買取を終了した。投資家の関心はいつ利上げを始めるかに移っている。
買取停止の決定は全会一致だった。4年間に及ぶ国債と社債の買取が終了した。ドラギ総裁は今回の経済回復の唯一のドライバーとなった、と述べた。
ECbは以前から、今月で新たな債券買取を終了すると述べていたが、今回の動きはユーロ圏にとって、重要なマイルストーンとなる。今後はより伝統的な手段である金利の上げ下げによって、経済を運営していく。
ただ、ドラギ総裁は、リスクはダウンサイドに動いていると指摘し、貿易戦争や地政学的な混乱、金融市場の変動などを警戒している。
2017年の欧州は金融危機で例外的な高水準の成長だったが、今年第3四半期の成長率は0・2%にとどまっている。
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