晴れ。今年もあっという間に最後である。
ミューチュアルファンドの運用マネージャーは、よりアクティビスト的な役割を果たす存在へと変化している。投資先の企業経営者に対し、変化の要望を伝えている。
ミューチュアルファンドの全盛期には、プロキシーファイトやアクティビストのような戦略はふさわしくないふるまいだと考えられていた。運用担当者が、投資先の経営者の行動が容認できないのであれば、彼もしくは彼女は単にその株式を売ればよいだけだった。
しかし今日、マネージャーたちはより頻繁に経営者と関わろうとしている。ニューバーガーのような投資家は今年、彼らの要求を60回、公にした。2017年は79回を数える。
こうしたポートフォリオマネージャーらは、より静かに変化を求めている。企業に対し、取締役会の構成を変えるよう求めている。また、環境により優しいビジネスにするよう求めたり、株主還元を高めるよう求めている。
より対決的な姿勢を見せるのは、アクティブマネージャーにとって、自身が高い報酬を受け取るのに値することを証明する、数多くある戦略の一つである。何十憶ドルもの資金が低コストのインデックスファンドから離れている。こうした潮流から離れるため、アクティブマネジャーたちは、戦略を奇抜なフィーをとるファンドから、プライベートデットなど、いわゆるオルタナティブに移りつつある。
ブラックロックのラリー・フィンク会長は同僚に宛てた書簡の中で、ブラックロックはよりアクティブ化していくと述べた。株主の企業への関与について、新しいモデルの時代がやってきたと書く。
アクティブマネージャーと、インデックス投資家の戦略は微妙に異なる。