英字紙ウォッチング

英語メディアの経済、政治記事を定点観測

米国政治の混乱が拍車をかける

 曇り。

 マーケットがこれだけ混乱しているというのに、震源であるトランプ氏はFedや政府閉鎖に断固とした姿勢を続けている。大統領は利上げを批判し、国境の壁予算の手詰まりを批判した。

 米国政治の混乱は、世界的な株安に拍車をかけている。

 日本の日経株価指数は5%下落し、弱気相場に突入した。米国株は月曜日に3%下げた。クリスマスイブとしては歴史上でもっとも悪い一日となった。

 年末は通常は休暇シーズンに入り、穏やかなはずが、米国政府閉鎖のアラームが鳴って、市場はびっくりしてしまった。年末の株式相場の回復期待は消え去りつつある。

 トランプ大統領は火曜日もその方針を変える兆候を見せていない。

 議会民主党は、国境の壁は高価であり、効率的でもないと主張している。トランプ氏は年明けに国境付近を訪問する予定だとしている。そして、選挙までに国境の壁が完成することを希望していると述べた。

 米国の主要株価3指数は2008年以降で初めて、マイナスで終えることになりそうだ。

 ただ、多くのエコノミストは来年、リセッション入りするとみていない。2018年のように、減税に裏打ちされた熱烈なペースで経済が成長するのか、悲観的になっている人数は増えている。

 https://www.wsj.com/articles/as-market-rout-continues-trump-stands-firm-on-fed-and-shutdown-11545765737?mod=hp_lead_pos1